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愛想は小さな投資である

カフェや居酒屋で、
愛想の悪い店員さんと会うことがある。

自分自身が愛想がいい方なので、
そんな店員さんに会うととても不思議な気分になる。

愛想はいい方が得だ。

仕事も楽しくなるし、
お客様にも大事にされる。

そして、愛想よく仕事をすることで、
そのお店で認められることとか、
さらに条件のいい仕事に巡り合うこともある。

感じのいい店員さんがそのうち社員になっていたり、
他の仕事にスカウトされたりしているのを見たことがある。

それに対し愛想に悪い店員さんは、
ムスっとしていることで、様々なチャンスを逃している気がするのだ。

でも、ここでふと思う。

愛想を投資と考えたら。

オーナーや店長は投資に対するリターンが大きい。
お客様が気に入ってくれれば、また来てくれるから。
また来てくれれば、単純に売上が増える。
売上が増えれば、新しいメニューを開発したり、内装を変えたりもできる。

でも、愛想の悪い店員さんは、投資に対するリターンがあることを知らないんだ。
もしくは、知っていても投資をする意義を感じていないのか。
来るか来ないかわからないチャンスのために投資なんてできないよって、
そんな心の声を感じてしまう。
それはちょっと気の毒なことだ。

自分がオーナーや店長だったら、
ニコニコ楽しそうに働いている姿を見せて、
愛想にはちゃんとリターンがあることを教えるかもしれない。

でも客としてはどうするべきだろう。

ああ、やっぱり、
「ごちそうさま。美味しかったです」
って満面の笑顔で言うことしかないかもな。

「ありがとうございます」
って照れ笑いしてくれたら、
もしかしたら愛想の投資価値に、
ちょっとだけ気づいてくれるのかもね。

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