1人でいるのが好きな性分だ。

勿論友達が少ないというのもあるし、自分から誘う、という行為が昔からとにかく苦手だ。身体がそれに慣れたのか、元々そうだったのかは分からないが、1人でいるのが好きなのだ。

ただこう言うと、「けっ！1匹狼気取っちゃって。ナルシスト爆発してんじゃねぇよ！馬鹿野郎！」と言ってくる阿呆がいる。

俺は、1人でいる時間があるから誰かといる時間が大切になるし、誰かといる時間があるから1人の時間が大切だと思っている。

そもそも論、ある程度ナルシストで無ければバンドをやって人前に立ってなどいない。ナルシストにもなれないやつは人前に立つ資格は無い。
ただ、種類で言うならば「かっこいい」よりも「好き」に近い。ダサい部分も含めて自分の事が好きなのだ。
皆臆せず自分を愛しまくって欲しいと思う。
甘やかすだけではダメだが、まあそれもたまには必要である。

酩酊記、と銘打ったが別にべろんべろんになった記録では無い。1人で飲んだり、気を許した誰かと飲んだりした楽しい思い出を思い出せる限り書こうかな、と思っている。

見出しの写真は、3月頭くらい、人を待ってる時に1人飲みした時のものである。
イカの塩辛、と焼酎。絶品であった。

基本的には麦焼酎が好きだ。圧倒的いいちこ派。
炭酸が苦手、という理由で飲み始めたが、すっかり好きになってしまった。日本酒も大好きだが、飲む頻度は少ない。
カクテルもタイミングや店によっては最高だ。唯一、ビールだけは専ら苦手。

飲む時はガッツリ食べない方が、すぐ酔えるのでコスパがいい。ちょこんとしたツマミを常につまみながら飲むのが好きだ。

この写真の店は「昭和居酒屋」というコンセプトの店で、飛び入りで行ったらラストオーダー間近で申し訳なかったが、親切に対応してくれた。
カウンターにはいかにも昭和のお母さんお父さんといったカッコの2人と、従業員が数名居た。

どこから来たのか、何かしてるのか、と尋問され、多少酔っていた俺は音楽をしているという話をした。
少し話すと、お母さんはニコヤカに「人の息子だと素直に応援できるわね〜！」と言った。
自虐は好きではないが、「ホントにそうだと思います」と言った。本心であった。
売れないバンドマンの倒し方マニュアル1ページ目は「親の話」である。

しかし、このご時世就職したからと言って安定ってわけでもない、とお母さんはご自身の息子の話をしてくれた。
話は中々にハードな内容で、皆大変だよなあとは常日頃思ってはいるものの実際の話を聞くと重みも違い、ホントにそうなんだな…と心を動かされた。
今思えばその話を持ち出したのは俺への慰めであったような気もするが、子に対する母の思いとは本当に偉大だ、と当たり前の事を身に染みて感じた。

1人飲み、いや飲みに関わらず1人で行動する時は、「心細さ」が心地いい。
割と泣き上戸なので、話を聞いたり、1人で街を歩いたりするだけでジーンときてしまったりするのだ。しょーもない男である。

結局この日はもう1件激しめのロックバーに行き、メタルを聴きながら数杯飲んだ後に1人飲みを終えた。気づいた時には日をまたいでいた。
ガキんちょの頃の俺は、お酒なんて絶対飲まねー！と意気込んでいたはずだが、いや時間が経つのは本当に恐ろしいものである。

Sleeping Girlsの曲に「渡り鳥」という曲がある。高校生の時に作ったものだ。

※3曲目 

俺たちはまだ若いんだ、という詩があるが、これは紛れもなく若い今しか書けない詩を書こう、という気持ちと、オッサンになっても自信満々に歌えよ？という未来への挑戦であったりもする。

20代そこらで「もうオッサンになったな〜笑」などという奴らが居るがナンセンスだ。
人生経験積んだ気になっちゃって、まだまだフレッシュな癖にカッコつけている。
例えるならば、小学生中学生そこらの時、皆「スポーツ選手！」や「パティシエ！」
など各々夢を語る中、逆張りの意見がカッコイイと勘違いし「公務員になって安定でしょ笑」等とほざいてる子供のようだ。その類の寒さを感じる。

俺が本当にその年齢になった時、同じ事を言えるかはその時にならないと分からないが、今はいつまでも若いんだ！と言ってのけるつもりでいる。
イケおじにコロッと騙される女も大嫌いだ。確かに金と車はあるが、そいつらは同世代から相手にされなかった売れ残りだ。目を覚ませ。

…話が脱線しすぎてしまった。
これを書いている今も、アルコールが入っている。
全てを忘れてはしゃぐと楽しい。そんな日も必要だ。ただ遊んでばかりでは不安になる、なので愛をこめて、酩酊の夜に歌詞を書いたりnoteを書いたりするのである。

次、Sleeping Girlsは4/27 大分ビッツホールでライブ。「TRIANGLE'22」とても大きなイベントだ。地元バンドとして1発カマすため、県内外から皆様に力を貸してほしい。
よろしくお願いします！
今の俺たちはやばいライブするよ。

気が大きくなるのも、一興である。

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(※「貼る」という新曲が出たので鬼聴いてください！！)⬇

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