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シ〇〇ロード 【旅日記】

縦走するときに一番大事なのは、エスケープルートを考える事だと思う。


縦走: 連続して山頂を目指す事。数日に亘る登山。

エスケープルート:天候・体調不良の際、すみやかに下山するための道。


■ 考えてますよ

なぐツー(なぐなぐツーリスト)も考えてますよ!
雨が降った際、どこにいくか考えておらず、途方に暮れたこと幾ばくか・・・ 

ところがですね。エスケープルートのつもりで調べていた場所が、いやいやこれは行きたい! 本ルートに昇格!って、なることも多いんです。はい、そうなんです。今回はそんな場所へご案内、諏訪の旅の続き、はじまりはじまり~

本日は、雨が降っても大丈夫。屋内施設です。

■ 諏訪の特産品といえば?

何を思い浮かべますか?
いや、今では「だった」と言うべきかな。

「絹糸(シルク)」

なんです。


製糸工場に 併設された 博物館


日本各地をふらふらしていると、養蚕の痕跡に出会う。旅は、しだいに、痕跡の点と点をつなぎ線になる。旅で紡ぐたての糸は、文化歴史。よこの糸は、地理気候。今回、まさに旅を紡いでいったら、絹織物が浮かび上がってきた。

何年か前、岐阜県白川郷の合掌造りを見学したとき、2階3階はお蚕さんの住処だった。ここ長野県岡谷市には、お蚕さんの繭から生糸を造る製糸場。東京は八王子市役所の名産品コーナーには、ネクタイなどの八王子織物が展示してあった。横浜港の主要な輸出品は、絹だった。そう、あの赤レンガ倉庫ですね。

中央線、横浜線、そして横浜港から海外へ
これが、日本のシルクロードなのだ。


■ こうやって・・

今まで行った場所が、知識として結びつく

ほぅ・・

そう来たか  そうなんだ・・

これが楽しい ♪

やめられない とまらない ♪

「かっぱえびせん」と「たび」


話を戻そう、ここ「シルクファクト岡谷」は、養蚕の歴史と 製糸機械の歴史、そしてそして、製糸している現場を見ることができるのだ。


ところが!

我々が訪れた年末は、工場がお正月休みであった・・・(機械が停止した工場内と 展示室は、見学出来ました。)

残念!(ざんねん!)

波田陽区


シーンと静まった中、稼働中の機械を ビデオで閲覧。そして展示室内には、来場者が試すことができる 手動の簡易製糸装置が おいてあった。この手動手巻き装置が、面白いのだ。

手で、取っ手をくるくる回すと、水に浮かんだまゆから、生糸が つーーっと ほぐれてくる。くるくる~ つーーー くるくるつーー くるくる~つーー
じゃんじゃん繭から生糸が出てくる。それをくるくる巻き取る。糸になる。

ずっと、無心に回したくなる。
繭から糸が出てくること、これがめちゃくちゃ不思議なのだ。これは、みなさん一見の価値ありですぞ。百聞は一見に如かず。重ね重ね、工場がお休みで 残念だったのだ。もう一度 じっくり見学に来たい。

■ ふっかーっつ

衰退した養蚕業を復活させようと、プロジェクトが動き出している。お蚕さんの餌である桑を、地元岡谷の農家さんが育て、その桑でお蚕さんを育て、そこから純国産の絹を「岡谷シルク」として売り出そうとしているのだ。

化学繊維より、綿、羊毛、そして絹を着よう。
それが、環境にもやさしいはずだ。(ちょっと高いけど・・)

そして、シルクには最近すばらしい効果があることが分かってきた。身体・肌にやさしいので、医薬品やスキンケア商品への展開が始まったのだ。ここでも石鹸など売っていた。私は、冬は乾燥肌になる。そこで、試しにシルク入りジェルローションを購入。2か月経過、今のところ、痒みとおさらばしております。


ところで、お蚕さんと言えば、この方!
さらに、シルクの未来を知りたい方、こちらをどうぞ、



■ ステッチ部のみなさーん!

工場は停まっていても、お土産コーナーは開いていた。
シルクステッチなんてどうですか!
編み物もどうですか!

糸の知識が無くて・・・これを見てもさっぱり・・


noteステッチ部のみなさん


■ 最後は

それでは、工場近くで見つけた、素敵なお店を紹介しながらお別れしましょう。(なぐツーは、再度行きたい! と、思ったお店しか紹介しません!)

それは・・

隠れ家のような、佇まい。メイン通りから離れた小道にひっそり、わかりにくーい場所にあります。

蕎麦も当然美味しいですが、エビ満載の塩味が効いたかき揚げ、鶏のつみれ餡かけ、意表を突くそばがき・・・ みーんな すばらしく美味しかったです。大人になった気分(十分おっさんなんですが・・)
そして、店の外観に似合わず意外にリーズナブル。

営業時間は、事前に調べてから訪れてください。

ぁぁ、お酒を飲みたかった・・・
蕎麦屋で日本酒。憧れですよね。


鶏のつみれ(左端は、そば豆腐のたれ)



トップページは、諏訪の巨大水時計です。(3階建てくらい)
諏訪が誇る時計も、製糸機械で培った技術の応用なんですね。


(おしまい)

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