2014処暑その1_1

塗るだけにサヨナラ!東洋医学的UVケア

夏の土用が明けると、いよいよ残暑。じわじわ熱中症関連のニュースが増えてきました。この時期うっかり日傘やストールを忘れて外出すると、強い日差しで首の後ろがひりひりしてきたりします。

気がついたときにはもう結構深いところまで入りこんでいて、ケアに悩む日焼け。今回も東洋医学的「その後どーする!?」という切り口で、書いていこうと思います。

【日焼けはやけど】
今は紫外線の弊害なども言われるようになり、昔よりも日焼けに気をつけるかたが増えてきました。そもそもなぜ、強い日差しはお肌によくないのでしょうか?

長時間、強い日差しにさらされると、お肌は体温調整ができなくなって抵抗力を失い、さらには、温度センサーの働きまで失います。

●体温調整
日焼けした肌はきめが粗くなり、毛穴の開け閉めが上手にできなくなってきます。そうなると身体はどんどん、汗が止まらなかったり、汗をかけなくなります。
・暑いときには、汗をかくことで体温を下げる
・涼しいところでは、汗を止めることで体温が逃げないようにする
このように調整していた体温を、さばけなくなります。

●抵抗力
日焼けしてお肌に熱がこもると、きめが調わなくなります。強い陽射しやエアコンの冷気、風邪が体内に侵入するのを防ぐバリヤーが効かなくなるので、抵抗力が落ちます。

●温度センサー
日焼けしてお肌の下に熱がこもると、皮膚の温度感覚が狂ってきます。ふれて肌がほてっていると暑く感じますが、じつは内臓や下半身が冷えていることがあります。

このように、日焼けは身体を消耗させて、体内の様々な働きに負担をかけて狂わせます。残暑の強い陽射しには、ひきつづき油断することなく、つねにUVカットを心がけましょう。

【残暑のUVカット】
●Before
そもそも強い陽射しにあたらないようにすることが肝要です。
・帽子
・日傘
・ゆるっとした薄地の長袖やストール
・サングラス
・日焼け止め
は必需品ですね。

年々強くなる残暑の陽射しは8月から9月にかけての長期間で、肌を傷つけていきます。毎日のUVカットはとても大切です。
◎残暑の間に肌の抵抗力が落ちると、秋口に呼吸器系の風邪がはやります。

お肌の抵抗力をたかめる、3段階のUVケアを意識しましょう。
何かを塗ることでおしまいなケアとは、少し勘所が違います。


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