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思いを現実にする空間、kabo.

旅先で出会った友人が、コミュニティレンタルスペースをオープンした。

愛知県の豊田市で、地域とわかものをゆるく繋げること、小さな挑戦を応援しあえる場所を作ることを目的としている。そして、コミュニティスペースとレンタルスペース、コワーキングスペースの役割をはたす「kabo.」

友人は学生時代から、地域のボランティア活動をして、つい最近まではNPOを支援する仕事をしていた。仕事なのか、プライベートなのか、はたから見たら何が本業なのか分からないくらい活動的なひと。

そんな友人が、場づくりをすると聞いて、「お、すごいじゃん。応援してる」と言ったのは去年の11月。物件を契約してDIYをスタートすると聞いたのは、今年の6月で、つい3ヶ月前のことなんて嘘のように時間は過ぎて行った。

私は、DIYがスタートしてすぐの頃にお手伝いに行った。

その時は正直に言って「このボロい物件、大丈夫?どうなるの?」と心配でしかなかった。

ただ、そんな心配は杞憂に終わった。

まだオープンをしていない場所に、連日多くの人が足を運んでいた。物件が決まって、DIYをスタートしてから訪れた人は1ヶ月で100人をこえていた。

ああ。彼女の場づくりはすでにはじまっている。

これは、すごい場所になるぞ。

SNSで彼女が毎日発信する情報を見て、わたしはそわそわしていた。


9月1日。

コミュニティーレンタルスペースkabo.がオープンした。

「オープンまであと数日なのに、まだいろいろできでなくてさ。」

そんなことをゆるゆる言っている彼女に、本当にオープンできるのかしら?なんて疑っていたのだけど。

オープンしたkabo.を見て驚いたよね。


できてるじゃん!笑


目標150万円のクラウドファンディングは、200万円を超える支援が集まったし、オープン前から「利用したい。」という人が何人もいたのだそう。みんな、こういうい場所を求めていたんだって、彼女の場づくりが証明している。


何か新しいことをしようとすると、「何だそれ?」「受容あるの?」と理解できない人が出てくる。

それでいいんだと、私は思う。

だって、誰もしなかったことに挑戦しようとしているんだもん。彼女は自分の思いを現実にする行動力があって、それに賛同する人を巻き込む魅力がある。

私もそんな彼女の影響をうけているひとりだ。

彼女とは出会ったときに、すでにFacebookの共通の友達が100人いて、行動範囲が似ているのにどうして今まで出会うことがなかったのか不思議なくらい。お互いに楽しいコト、面白いヒト、美味しいモノはシェアする性格なようで、一緒にヒトを集めてイベントをしたり、ヒトとヒトを繋げていた。

誰かが、「こんなことしたいな。」とつぶやくと

それいいじゃん!やろうよ!と全力で応援できる彼女の周りには「今、こんなことをしていてね」「今度から、これをはじめるよ」と前向きな人たちが集まっている。

わいわい、がやがや。

仕事おわりにふらりと立ち寄る人たちでにぎわうkabo.


「ひとりで見る夢は夢でしかない。しかし、誰かと見る夢は現実になる。オノヨーコ」

旅先で出会った人が好きなことばだと紹介してくれた。

ここは思いを現実にする空間、kabo.

ここからはじまる若者たちの未来が、ただただ楽しみでしょうがないのだ。


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