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AIとマイクロノベルで描いてみた 023「最強家族」「ヒャッハー」「名刺」

「わたし、たくましい人がタイプなの」
「AIが考える『たくましい』と、人類が考える『たくましい』は、まったく似てないと思うよ」
(人類とAIは言葉ではわかりあえない。殴り合いで決めよう、という表現)

No.003
『やんのかオラァ!』

パワーで解決する怪盗・諸葛孔明。

【プロンプト】
ついにヒゲが生えた。お父さんとお母さんは大喜び。これでお前は一人前の大人だ。諸葛孔明タイプだね、将来は策士になるぞ、って。でもぼくは、怪盗・ルパン三世タイプがよかったなあ。文房具屋の息子じゃ、やっぱ無理かなあ。

 AIって時々、脈絡なくマッチョを描くんですよね。多様性のある体型を描かないと発作が起きるんですかね。それともなんか大人の事情ですかね。
 まあ、「小学生が筋肉ムキムキの男にドラえもんの頭をつける」みたいなノリなのかな? 「人類ってのはね、こういうのを生成しておけば喜ぶんだよ」と考えてんじゃないかな。AIは失敬なヤツだな!
 ちなみにぼくは眼力が強い絵が大好物なので、黒目が小さいだけで高ポイントをつけます。三割増しぐらいで。三白眼だけに。好き。

 さて。
 今日もぼくはマイクロノベルをほぼそのままAIに入力して、イラストを生成して遊んでいます。

 今回は、強そうで格好いい画像をそろえました。


No.102
『かかってくるがいい。後悔させてやる』

お父さんです!
お兄ちゃんです!

【プロンプト】
伝説の勇者の血を引くお父さん。世界を救った巫女の魂を持つお母さん。幼い頃にドラゴンの血の浴びた屈強な戦士お兄ちゃん。そして生まれてすぐにおぎゃあと泣いた可愛い妹! 「あのパーティー、一人だけ毛色が…」他人の家庭にケチをつける奴は敵だ!!

【一言】
 4人だけ描いてくれればいいのに、なかなか人数が合わなかった。AIは小説に登場する主要人物を数えられないのかも。あと、妹はそれなりの年齢なんだということも理解してくれなかった。残念。
 でも、何回画像生成してもお父さんとお兄ちゃんをカッコ良く描いてくれた。サンキュ。



No.104
『とっとと来いよ、野郎ども! 待ってるぜ!!』

ヒャッハー!

【プロンプト】
VRで廃墟を作った。コンセプトは文明が崩壊した世界だ。アバターは荒くれ者のモヒカン男。一緒にバイクにまたがってヒャッハーしたい人募集中! 「初めまして!」「突然失礼します!」「素晴らしい世界ですね!」仲間はみんな礼儀正しいよ。

【一言】
 AIは絶対に『北斗の拳』を履修しています。バイクにまたがったお兄さん、いい感じです。
 ところで山の中にある丸い物体は……地球っぽい?



No.116
『私/わたし/あたし/ぼく』

わたし。
わたし。

【プロンプト】
それは1枚の嘘から始まった。親が作った名刺に書かれた私の職業。「自分で新しい名刺を作るのよ」って。私は親からもらった物を失った。顔も、体も、声も。すべてAIに差し出した。でも、名刺だけは握って離さなかった。私は歌姫。世界中に私の声が響くの。

【一言】
 上記のプロンプトに『重音テト』の名前を追加して生成しました。髪の色はほぼ正解だけど、特徴的なツインドリルは誕生しなかった。残念。
 歌うソフトウェア『Synthesizer V AI 重音テト』はMade in Chinaなので、一枚目の中国っぽい雰囲気がお気に入り。
(重音テトはエイプリルフールのジョークから生まれたトンデモナイ歴史があってユニークなので、ぜひオフィシャルサイトをチェックして下さい)。


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