便所の壁にSSを書く

コミュ障鬱病その他色々と限界なおっさんが、しんどい時に書き散らかして心の安定をはかる場…

便所の壁にSSを書く

コミュ障鬱病その他色々と限界なおっさんが、しんどい時に書き散らかして心の安定をはかる場所。チラ裏。便所の落書き。そのまま書いてもつまらないのでSS仕立てにしてみることにした。

最近の記事

話す速度

 機嫌の良い時にゆっくり話すと、貴女はゆっくり話してくれて嬉しいという  機嫌の悪い時にゆっくり話すと、貴女は子供に言い聞かせてるみたいと怒る  機嫌の良い時に少し早口になると、好きな話題なら盛り上がり、そうでもないならうんうんと聞き流す  機嫌の悪い時に少し早口になると、煩いという  難しいね

    • 話の聞き方

       男はどうでもいい話をよくした。女は興味あること以外は、大体聞き流していた。男は、まあ自分の話なんてそんなもんだと思っていたし、必要な場合は聞いているか確認していたので、なんの問題もなかった。  女もくだらない話をよくした。男はなるべくそれを聞き、返事をするようにしていた。ただの独り言が虚しいことをよく知っていたからだ。何かに集中していて返事をしない時は、なんで無視するの? と、聞かれることもよくあった。  だが、男は話をするのがあまり得意ではなかった。特に女性との会話は

      • 自分をよく見せたがる人

        「もっとあなたのこと理解してくれる人と付き合えば良かったのにね」 女は言った。男は、興味なさそうに笑った。 「お酒を飲みすぎても怒らない人。タバコを吸っても嫌な顔しない人。全部笑って受け入れてくれる人」 今度は、男はせせら笑った。 「綺麗事言うなよ。自分がそうなろうとは思わないんだろ?」 女は不本意だという顔をした。 「真剣にあなたのことを考えて言っているのよ?」 男は黙っていた。それ以上、言葉を交わす意味が見出せなかった。

        • いらいらしがちな世の中

          当日には流れなかった防災無線が、翌日からは午前10時くらいに流れる。 「緊急事態宣言が出されました。扶養普及の外出は控えてください」 と、2度繰り返される。 これだ! これが想像していた緊急事態だ! 不謹慎だがすこしだけ、非日常を感じる。 今日になって都知事から、各種お店の閉店要請が出された。当初予告していたお店から、理美容とホームセンターが外された。梯子を外された形になったお店が心配である。馴染みの美容室は早々に閉じてたし。 街に出ると、閉店要請のせいか、昨日の風

          緊急事態宣言

          なんの捻りもないタイトルだが。 昨日ついに「緊急事態宣言」が出された。しんどさがさらにプラスされた。 街から人が消え、お店は閉店し、外に出るなという。さらにテレワークしろと。 テレワークいいたいだけ違うんか? と思ってしまう。だいたい家出できる仕事ってそんなに多いか?通勤客を7割も減らせるほどみんな机に座ってパソコンだけでできる仕事してるの? テレビ会議にチャットツール、持ち出し禁止の書類をなぜか手元において編集。ウザいだけじゃない? 少しずつテレワークに移行してきた

          懐かしの薫り

          例えば、連れ合いが、故郷のコーヒー豆を買ってきたとする。彼女にとっては懐かしの味。 朝食用にと買ってきたらしい。 だが、当然プロがいれるわけではない。可能な限り丁寧に入れても、所詮は素人だ。それでも男は、丁寧に豆を入れ、蒸らし、お湯を注ぎ、キッチンタイマーがなるのを待つ。素人でも比較的難易度の低いフレンチプレスだ。 ピピピピピ。 タイマーを止めると、ゆっくりとフィルターを押し下げる。煎れる前はあれだけ薫っていた珈琲の香りが薄く感じる。 失敗したかな? わずかに不安

          歴史的な日になるかな?

          いよいよ緊急事態宣言が、今日出るらしい。少し前から出すかも、と匂わせて、前日に出すぞーと予告して…。 緊急? とちょっとだけ思ってしまう。緊急事態というのは、もっとある日突然に来るのだと思っていた。まだわからないけれども、テレビが一斉に緊急事態が一発でわかるような映像を流し、防災無線が繰り返し緊急事態を伝える。漫画や映画の見過ぎと思われるかもしれないが、そんなイメージだった。だから随分とのんびりした緊急事態だなあと思ってしまう。 もうマスクが手に入らなくなって随分経つし、

          歴史的な日になるかな?

          不要不急ではないこと

          推しの応援。なんらかの形でお金を落とさないと推しは生活ができない。推しの事務所やら会社も潰れる。 行きつけのお店に行く。こんな時こそ行かなければ行きつけの店は潰れる。 趣味。こんな暗いニュースばかりでは心が参ってしまう。とにかく好きなことをやれ。思いっきりやれ。 寝る。ネット回線を切って、思いっきり布団にもぐれ。そして体力と気力を回復しろ。 贅沢な飯。うまい飯は心を回復する。無理のない範囲で飯を食え。心ゆくまでポテチ食え。 他にももっとあると思うが、とにかく楽しいこ

          不要不急ではないこと

          新型コロナに見る格差社会

          日中はとても暖かくて。桜はもう直ぐ満開になりそうで。そんな中懐は厳冬のように寒い。そんな方が多いんじゃないでしょうか。 いい加減何でもかんでも自粛に耐えられなくなってきている方も多いと思う。余裕がないと文化は育たないというが、まさにそれで、文化的イベントが軒並み中止になり、保証もなく、体力のないところから倒れていく。当然その関係者も仕事がなくなり、その日のお金にも困っていく。 世界共通なのか、この国だけなのかは知らないが、この国ではトップランクの一部を除き、芸能(テレビに

          新型コロナに見る格差社会

          話題の爬虫類で宣伝を考える

          昨日あたりからの爬虫類騒ぎ。自分はまず全く興味なかったし、リツイートされてくる漫画を読んでも何が面白いのかわからなかったし、リツイートされてきた最終回に至っては、何を言ってるのかすらわからなかった。なので大変失礼ながら、こんなヘタクソがバズっているのだからどこかの仕掛けなんだろうなくらいに思っていた。 なので、最終回を迎えてからの怒涛の展開、それに対する様々な人の意見はとても興味深く見ていた。 純粋に楽しんでいたのに、突然大手代理店の手のひらの上で踊らされていたことに気付

          話題の爬虫類で宣伝を考える

          「じゃあそれでいいよ、もう」の便利さ

          ふてくされると口癖のように、「じゃあそれでいいよ、もう」という人がいる。諦めと苛立ちを伝え、自分が引いてあげたという自尊心を満たす、とても便利な言葉だ。ついでに話の打ち切りをも伝えられる。 だが、この便利さは、結局自分が我慢してあげているという上から目線で自分を誤魔化しているだけで、なに一つ納得していない上に成り立っている。そうなると、いつか積もり積もった不満が爆発することになる。 逆に言われた相手は、ああ話のできない人なんだなと思うか、この人とは分かり合えない人なんだな

          「じゃあそれでいいよ、もう」の便利さ

          コロナ騒ぎに思う

          まず最初に。不謹慎厨は回れ右! 気に入らないものわざわざ目に入れることないでしょ? ここは楽しいいんたーねっとの世界なんだから。 さて。 ここ最近の、なんでも中止なコロナ騒ぎにはいい加減うんざりするものがある。とくに、映画やライブ、その他イベントの中心。 そりゃ拡散したらまずいのはわかるけどさ。だからと言って娯楽を禁止してたら、ストレス溜まる一方だよ。 それでなくても、会社とかもコロナでピリピリしてるのに。会社はね。悲しことだけど、身内からコロナ出したら信用問題になる

          コロナ騒ぎに思う

          ホワイトデーの憂鬱

          モテない人間にとって、バレンタインデー、ホワイトデーというのは長らく何の関係もない日だった。周りが浮き足立っているのを疎外感を持って眺めている日ともいうのであろうか。小学生の頃は少しくらいはドキドキするような気持ちや、羨ましい眩しい気持ちもあったけれども、それも次第に薄くなり本当に何の関係もないただの普通の日になっていった。 それが、社会人になると、急に付き合いや人間関係の維持のための義理チョコ という習慣に巻き込まれてしまうことになった。もちろん戸惑いしかない。若い頃は、

          ホワイトデーの憂鬱

          便利そうでいまひとつ?な家電

          少し前だったかな? Twitterで、ドラム式乾燥機の話題が盛り上がっていたような気がする。すごい生活が変わるという話だったり時間の余裕ができるという話だった気がするが…。 正直、そんなもん生活スタイルによるだろと思いながら眺めていた。 乾燥機、たしかに便利だが、あれにかけられるのはタオルとどうでもいい服くらいだと思っている。傷んだり縮んだりするし。それで全てすんでる人は、服なんかどうでもいい人か、服は使い捨てまたは全部クリーニングの金持ちなんだろうか。何故かこの疑問に答

          便利そうでいまひとつ?な家電

          人にモノを教えること

          人にモノを教えなくてはならないことは往々にしてあることだと思う。別にすごく得意なわけでもなく、すごくうまいわけでもない。ただ、人より少し長くやっていた知識や経験があるだけだが、それをうまく伝えるのはとても難しい。 そして、その伝える相手がたまたますごい才能をもっていて、またたく間に自分を超えてすごい人になることもよくある。 別に師匠面するつもりはないが、なんとなく俺が育ててやったと内心思ってたりすることも少なくないと思う。もちろん、それを外に出すほど愚かでもないし、実際に

          人にモノを教えること

          少しテーマを決めようか

          ただのんべんだらりと、思ったことを記していくのも悪くない。そう思って始めたが、当然ネタが尽きるし、なにより飽きてくる。 飽きたらやめればいいだけなのだが、せっかくの便所の落書き用の壁を大事にしたいという思いもある。 そこで、少しテーマ的なことを決めて自分自身と向き合ってみるのもいいかなと思いついた。 最近すごく疲れている自分を見返す意味でも…。もちろん飽きたら放置するし、自分用のメモだからだらだらと取り留めもなく書く。 それでもきっと、あとで見返した時に何か気づきが得

          少しテーマを決めようか