話題の爬虫類で宣伝を考える

昨日あたりからの爬虫類騒ぎ。自分はまず全く興味なかったし、リツイートされてくる漫画を読んでも何が面白いのかわからなかったし、リツイートされてきた最終回に至っては、何を言ってるのかすらわからなかった。なので大変失礼ながら、こんなヘタクソがバズっているのだからどこかの仕掛けなんだろうなくらいに思っていた。

なので、最終回を迎えてからの怒涛の展開、それに対する様々な人の意見はとても興味深く見ていた。

純粋に楽しんでいたのに、突然大手代理店の手のひらの上で踊らされていたことに気付かされて、なんともいえない感情を抱いている人。そしてそのモヤモヤをTwitterに吐き出す人。

深く掘って、大手代理店がどのように仕掛けていったのかを掘り下げて検証する人。

なぜか、お金を稼いではいけないのかと怒り出す人。

電車男での体験を語り出す人。

楽しんだんだから何が不満なの?と攻め始める人。

タイミングについて議論を始める人。

それぞれの立場が裏に透けて見えて面白い。すごく大雑把に言うと二分されているように見える。

余韻に浸りたかった。掌で踊らされていたのがむかつく。大手代理店憎し。タイミングとか、やり方というものがあるだろ派

金儲けすることの何が悪い。作者に楽しませてもらったんだろ?なんでも無料だと思ってるの?だからエンタメ業界の給料が上がらないんだなど、金稼ぎの何が悪いのか派。

一つ面白いのは、自分の見えた範囲では、お金を稼ぐことがムカつく、作者に金なんか払えるか。といった、お金を落とすことが嫌だといっている人は見かけないんだよな。なので、唐突にお金儲けの何が悪いと突然反論し始める人たちが不思議でしかたなかった。で、よく見ると、例の穴雪ステマ関係者とか、そういう商売に関わってる人が多いイメージ。

きっとこれ、広告代理店とかと純粋に楽しんでいた人の感覚の乖離なんだよなーって思う。楽しんでおいてお金払いたくないのか?貧乏だから嫉妬してるんだろ的な論理のすり替え。ぶっちゃけ、掌で踊ってくれて、爬虫類可愛い!グッズ欲しい!っていう人が広告代理店のターゲットなのであって、なんかモヤモヤするって人はターゲットじゃないんだよね。で、そのモヤモヤを共感されると自分たちのターゲットが減るから、敵でしかない。となると攻撃的になる。そういうことだと思うのよね。

良くも悪くもSNSで拡散させたんだから、その影響力もよく知ってるわけだから。

まあそういう人を最小限にするのがうまい展開なんだろうけど、今回は下手を打った気はするよ。気持ちよくお金を払う仕組みを作れればみんなが幸せになるけど、そんな簡単なことじゃないからね。

なら言葉は悪いけど、簡単に騙されてお金を払ってくれる人を最大にするのが一番効率良いってなる。その結果が、このタイミングじゃないかな。SNSの話題なんてそれこそあっという間に忘れ去られるし。

なので、気に入らなかった人は、もう話題にしないで忘れるのがいいし、売りたい人は頑張って良くも悪くも話題を作っていくのがいいんだろうな。

今後が楽しみな案件である。観察は続けたいな。

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