母の誕生日は、ひ孫の誕生日より一日遅く、ひな祭りより一日早い。そして3歳で亡くしたという実母の命日でもある。「おぼえておいて欲しいから、私の誕生日に逝ったんだろうよ」、と呟く傘寿の母のために、誕生日和菓子を用意する。
 淡雪の 衣着て並ぶ 雛和菓子
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