見出し画像

紙or電子?使い分けのコツ


予定していたDIYブログシリーズですが、今週お休みします;∀;

編むのに力を込め過ぎて、しかも一気に編もうと頑張り過ぎて、右手人差し指の腹が乾燥→更に力を込めたせいでパックリ割れてしまい、痛みにより編めなくなってしまい、間に合いませんorz pain pain pain pain

潔く治癒に徹します=_=

何事も、張り切りすぎは良くありませんね…。そして馬鹿力もほどほどにしないとですね。

サンプル(片腕)が出来上がってるので、同じ物を編むだけだし~と調子に乗ってしまったのも良くありませんでした。反省。 

『私が何故本を読むようにしたいのか?』

という話を書く前に触れておきたい話を書きます。

本、辞書、雑誌…世の中には
・紙の書籍
・電子書籍

がそれぞれ存在していますよね?

紙派、電子派、様々いらっしゃるとは思いますがそれらをシーンや目的別で使い分けることによって効率良い使い分けができるはずなので、まとめておきます。


初めに元も子もないようなことを言ってしまいますが、

[人それぞれ、タイプによって一概には言えない面がある]

という部分は前提としてあります

なので、ご自身がどういうタイプか、見極めた上で本日の話を読んでみて貰うと良いかと思います◎


では本題に入りますが、結論として、

・紙の書籍の読書は体験に近い
・電子書籍の読書は情報の会得に近い

ここがキーポイントになります。


〖紙〗

紙の書籍というのは、自分でページをめくる、場合によっては手で本を支える…という風に自身の身体を使う要素が電子のそれよりも多いです。

また、紙の書籍は[その内容を読む]以外の活用法がほぼ無いため、内容への集中力が桁違いになります。

これらのことから、紙の書籍を読む、あるいは調べるという活動は【体験】に近いのです。


〖電子〗

一方電子書籍は指1本でスッと動かせてしまったり、本ほど、ページが捲れてしまわないように気を遣った支え方を必要としません。なので、身体をほとんど遣わずに読める特性があります。

そして、ほとんどの場合、タブレットでの読書になるかと思いますが、タブレットは当然ネットに繋がっていたり、音楽や動画視聴、ゲーム…などなど読書以外の活動が可能なアイテムです。そうなると、タブレットを手にしているだけで、[読もうとしている内容]への集中力が激減します。

これらのことから、電子書籍を読んだり調べる行為は、【体験】というより【情報をただ会得するだけ】という感覚に近付く訳です。


とは言っても、初めにお伝えした通り、尋常ではない集中力を持ち合わせているような人であれば、例えタブレットであろうと、[今読もうとしている内容]だけに焦点を当てられる人もいるでしょう。逆に、紙の書籍だからと言って集中力が持たない人は持たないはずなので、人によりけりな面はあるはずです。

ただ、多くの人は、紙の方が集中しやすく、電子だと集中力が途切れやすいのではないでしょうか。

私個人は身体が女性なので、マルチタスクというか、今行っている行動とは別の行動をバックグラウンド再生しやすい機能を持ち合わせているため、タブレット等では集中して本を読めない自信があります。


【体験】
【情報の会得】

これらを比較した際、【体験】の方が圧倒的に自分の実になりやすいのです。これは、身体の動かす箇所が多くなるほど、脳から身体への神経回路が活性化し、それら多くの神経回路が脳に記憶されていくという流れを辿るためです。

とても簡単に例えると、
紙の書籍を読むことはインストールに近く、
電子書籍を読むことはダウンロードに近いのです。

つまり、本の内容をより[活用する]という目的の場合、紙の書籍の方が向いていることになります。


もう少し違う例え方をします。

[紙の書籍を読んで知識にする]という行為は冷蔵庫に食材をストックしてからそれらを必要なタイミングで食べるようなイメージです。

私たちは、冷蔵庫の中の食材を身体に取り入れ、地肉として、社会活動のエネルギー源としますよね。

食材という名の情報は、私たちの一部となって共に活動してくれます。

[電子書籍を読んで知識にする]という行為はタンスに洋服をしまっておき、必要なタイミングで着替えるようなイメージです。

洋服は、毎日着替えたり[お洒落]として自己プロデュースに活用したりもできますよね。

洋服という名の情報は私たちを覆って共に活動してくれます。


紙の書籍から得た知識は皮膚と似ていて、
電子書籍から得た知識は洋服に似ているんです。

皮膚と洋服って、違うじゃないですか。

皮膚細胞は出来上がってから剥がれ落ちるまで時間が掛かるように、紙の書籍から得た知識の方が頭に留めておきやすいです。

洋服はすぐに脱ぎ着できるように、電子書籍から得た知識は頭に入りにくい、忘れやすいです。

皮膚の色って変わらないですよね。(多くの日本人の肌色が黒人や白人の肌にはなりません。)紙の書籍から得た知識は、一度覚えてしまうことで、その記憶はそのまま活用できます。

洋服は洗濯に失敗したり、染め粉を使えば簡単に元とは違う色に染まったりします。電子書籍から得た知識は、記憶情報が不安定になりやすく、『正しい知識』だと思い込みながら誤った知識を活用してしまう場合も起こりやすいとも言えるのです。

反対に、肌にシミが出来てしまった場合は無くならなかったり、無くなるまでに時間を要しますよね。紙の書籍から得た情報を勘違いしたままインプットしてしまうと、訂正してもしても、初めに覚えてしまった事柄を繰り返しやすい側面もあります。

洋服は汚れたら、洗剤や石鹸ですぐに落とせます。電子書籍から得た情報を勘違いした内容で覚えてしまっても、訂正はしやすいです。


勿論、全てが、絶対に、上記の通りとは言いません。それでも多くの人にとっては、大体上記のような反応が起こるでしょう。

では、どういった場面でこれらを使い分けると良いか、もう少し具体的に書き出してみます。


{辞書}

これは、比較するのにとても分かりやすいジャンルかと思います。


学校のテスト、資格試験、大会…何かと覚え込んだ知識を自力で引き出さなければいけないシチュエーションを控えているような場面であれば、紙の辞書を使って覚え込んでしまった方が圧倒的に有益ですよね。

このことから、
◆学生
◆先生や講師
◆資格を必要とする業種

などの人々は紙の辞書を使った方が記憶する時間を短縮しやすいはずです。

また、業務や日々の生活においても
・頻繁に板書する
・手書きで何かしら指示を書く場面が多い
・手書きでなくても、レポートを頻繁に書く

などなど、いちいち調べるよりも知識として完全に覚えてしまった方が良い立場なんかの人には紙の辞書を活用するのがおすすめです。


【自分の知識】よりも【正しい知識】が絶対に必要な場面や立場の人も沢山いるはずです。

◇広告業
◇印刷業
◇公的機関

などの人々は誤りを防ぐことが必要なので、頻繁に調べる、或いは確認する作業が多いでしょう。こういう場合は、電子辞書や辞書アプリを活用した方が圧倒的に効率が良いですよね。

・報告よりも発信がメイン
・世に出回る文書を頻繁に作成する
・スピードよりも確実性を要する

こういった仕事の場面などでは、自分の記憶に頼るよりも、自信が無ければ都度正しい知識をスピーディーに得る必要があるので、電子辞書がおすすめです。


{本}

「本」と一口に言っても、ジャンルは様々ありますよね。それらを分ける目安も書き出してみましょう。


[紙媒体で得た知識は身に付きやすい]
この特性から、深い知識を要したり、人付き合いの範囲も狭く深いような立場の人は紙の書籍の方が向いています。

◆専門職
◆高額商品の販売、営業職
◆教える系の職

こういった職業の人々は、紙の書籍、専門書などに頻繁に書き込みを入れたりして知識を深めるように書籍を活用することで仕事に活きやすいですよね。

人間性として【華やかさ】よりも【信頼感】の方が有益に働く業種、立場の人はには紙の書籍を読み込む方がおすすめです。

・トレンド性よりも深い知識が必要
・自身の技術を深めるほど良い結果に繋がる
・新しい活動にどんどん取り組むよりも、同じ活動を繰り返して精度を上げることが好きだったり必要である

こういった立場の人は紙の書籍を買って、読み込む、書き込む、使い込む方が向いています。

専門書、教本、文学書や辞典といった、長期的に情報の変化の無い部類の本は、紙がおすすめです。


[電子媒体で得た知識は変動が得意]
この特性から、新しい知識をどんどん取り入れるほうが有益だったり、より沢山の人数の人間と広く浅い付き合い方をするような職種であれば、電子書籍を活用する方が向いています。

◇営業職
◇価格帯が高額ではない販売職
◇圧倒的に話すことが多い職

などの人は、トレンドを頻繁にキャッチして、Information(情報)をJockey(騎手(乗りこなす))ことができた方が仕事に活きやすいですよね。

【信頼感】も必要でありつつ【華やかさ】の方が圧倒的に役に立つ業種、立場の人は電子媒体を活用して次々新しい情報を仕入れる方がおすすめです。

・浅くても幅広い知識があった方が有利
・トレンドを把握しておく必要がある
・社交的、或いは社交性がかなり必要

こういった立場の人は、タブレットを中心に電子媒体を大いに活用して、あれもこれも『とりあえず』で知っておくのが向いていたりします。

雑誌、ビジネス書、何らかの受賞作品という風に、短期的に変化するトレンドに影響を受けやすい部類の書面は、電子媒体で取り入れる方が適しています


こんな風に業種によって、仕事に活かす使い方が向いている媒体は、ある程度選択できる訳ですね。

とはいえ、完全にプライベート趣味での活用となると、

「好みの問題。」

の一言に尽きてしまう側面もあるのです。

ここからは、私個人の思想を強く語っていきますね。

私個人は

『知識を自分のものとして取り入れたい、トレンド性や変化をあまり伴わない情報を生活の中で活用したい。』

と考えています。

例えば映画など様々な作品を楽しむ上では、舞台となる時代背景や世界情勢についての知識がしっかり身に付いていればその作品の楽しみ方の奥行きも増えますよね。

以前、YouTubeのVOGUE(だったかな?)のチャンネルで映画タイタニックで使われた衣装が[ファッション史的に見て忠実かどうか]というものを検証しているのを見て、とても面白かったのですが、そういった史実情報の知識の幅が広いと、1つの作品でも楽しみ方が格段に増えるはずです。

映画や作品の視聴に留まらず、観光や社寺巡り、美術館、博物館巡りといった、自分の活動の上でも、知識が身に付いていれば、楽しさやありがたみが格段に増えるので、同じ入館料でも得られる感動の量が遥かに変わります。

同じ時間を過ごす中で、得られるものの量を増やす手助けをしてくれるのが自分の深い部分に取り込まれた知識なのかと考えています。

だから、私は極力紙媒体で知識を得たいと考えているのです。


近年では本の売れ行きが良くないと言われていますよね。原因は様々あると思います。

と、いう中で、私個人は

[紙媒体はより【体験する】という感覚を大事にした書籍の発行]

という部分に目を向けて製作するのが良いのではないかと思います。

例えばページのどこかにスクラッチ機能が付いていたりして、一部自分の選択によってその本の結末が変わる…みたいに本に自分だけのオリジナル軌跡が刻み込める書籍なんかも面白そうです。

一部に水滴を垂らすと浮かび上がるおみくじ要素なんかが付いていても面白いかもしれませんね。

[電子媒体はより【トレンド】を把握しやすいことに特化している]

ことに重きを置くと良さそうです。

例えば…これはアプリ要素が強いですが、【流行語辞典】を作って、色々な人が自分の周りで使われている流行語を登録したり、閲覧件数や投票件数などから、巷でリアルに流行っている言葉が見えるようなライブ感のある辞典が増えても面白いのではないかと思います。

【草花辞典】も、Web上で、画像だけでなく10秒程度の動画を登録できることで、風に揺れている様や、おじぎ草などの動く植物が登録されていたらなかなか見るのが楽しそうじゃないですか?

などなど、紙と電子、それぞれの得意分野、強みを生かした面白い商品を作る余地は結構あるんじゃないかなぁ?なんて思うんですよね。


一方で、昨日の記事でも触れている通り、私個人が家に物を増やしたくないと考えるように、所持品をミニマル化しておきたい人も少なくない昨今だとも思うんですよ。

そういう中で、紙媒体の書籍や出版においては、【限定施設のみでの販売(中古取引不可)】みたいに、限定的な市場での収益に注力して売上を稼ぐような方法を取るのも1つの方法かとも思います。あ、この部分はテキトーに言ってるだけで、法的な詳細とかは完全に抜きで語ってる夢物語ですよ。

私が思うのは、
[【紙の書籍】を情報源として販売価値を見出だすこと]
を重要視するのではなく、
[【紙の書籍】を思い出品や記念品としての販売価値を高める]
という風に視点を切り替えることで、印刷物で金銭が動く市場を生み出す余地ってあるんじゃないかな?って話です。


私が思っていることというのが、

[紙媒体から知識を得る]という活動に取り組む人の比率が高まることが望ましい

反面

[紙媒体から知識を得る]ことに金銭的負担があまりかからない市場が望ましい

その上で

[紙媒体で収益を沢山得られる市場を設ける]こともとても大事

という3点なんですよ。

凄く凄く単純な表現をすれば、

知識を得られる本をより色んな人が購入しやすい環境が整っている。
↑この環境を整えるために、出版業界が収益をしっかり確保できる環境がある

という形が理想なのです。


『私が何故本を読むようにしたいのか?』
という考え方の根幹にも通ずるのですが、私は
『【身に付いている知識】が自分の周りのものの価値を底上げしてくれる。』
と考えています。

と、いうことは、
[【知識が身に付いている人】は豊かさを得やすい]
ことになりますので、
[【知識を身に付けられる人】が増えること=【豊かな人】が増えること]
じゃないですか。

だから、豊かさへと繋がりやすい"【知識】を得ること"に対して投資費用が少ない社会であることが、豊かな社会を築く基盤の一部になると思うんですよ。

ただし、ここでいう知識っていうのが、先に例えた"地肉としての知識"ですので、それらを得る目的での紙媒体の入手が手軽な社会になると良いなって思う訳です。

ですが、印刷、出版業を営むには、収益は必要なので社会福祉(貢献)活動目的での書籍販売市場と、利益獲得目的での書籍販売市場とを分けて考えることで、豊かな会社、社会、国、世界を築いていくきっかけになるのかな、と。


ここで、少し話が逸れるのですが、私が印刷物(紙媒体)に良さを感じている理由の1つに、大手出版社などからの出版物は[しっかりと校正が行われていること]も挙げられるんですよね。

ネット上などで、手軽に出版されているものは、誤字脱字をしっかり確認されている確実な保証がありません。(と、いうか人による、という話になってきます。)

私個人は様々な事柄に対し
『あるがままに捉えることが大切。』
だと考えることから、正確性の高い作品を読む人が多いことが大事かと考えるので、しっかりとした印刷、出版業は無くなってはいけないと考えているんですよ。

だから、【紙媒体で確実に利益を獲得できる市場】も必要だと思っているタイプなんですよね。


凄~く色々な観点での話を書きましたが、

『私が紙媒体を楽しんで活用することが、巡り巡って巡って巡って、自分のため&社会貢献になる。』

と考えているということです。

ただ、風が吹けば桶屋が儲かる的な話なので、
「今日私が本を一冊読んだから、明日から世界は超リッチ☆」
は、あり得ないじゃないですか笑でも、私の行動でバタフライエフェクトを起こすためには、私が本を読むって大事だと考えているんですよ。

もう少し違う方向性でも
『本読まないとなぁ…。』
って考えてる部分はあるのですが、今日のところはここまで。

私の思想は別に共感されようがされまいがどうでも良いのですが、紙や電子を要領良く使い分けられる人が増えると良いなって思ってます☆

必要な人に届きますように。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?