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【初心者必見】映画ファイブナイツアットフレディーズをファン目線で解説する疑問要素!(ネタバレ注意!)


映画見終えてパンフレットと特典をチェキと一緒に撮った時の名波

お久しぶりです!名波です。
言語オタクとして、方言系の記事、コンカフェオタクとして、コンカフェレポ記事、前回は旅行記事も書きましたね。
今回は映画のファイブナイツアットフレディーズ(以下”FNAF/フナフ”)を見てきたのでそのことを記事にしようと思います。
しかしながら、当初は普通に感想を書こうと思っておりましたが今回はファン目線で映画を見て「?」な感想をもった方に解説をしていきたいなと思っています。 
理由としては、映画のレビューでFNAFを知らない方や、原作ゲームを少し見て知っている方の『思ってたんと違う』、『これじゃない感』といった感想を見たからです。
正直自分としてはこれぞFNAFって感じの印象を持っていたのでそういったファンもいることをまず知ってもらいたいなと思い記事にしました。
それでは行ってみましょう

概要 原作”Five Nights at Freddy's”を知る

ゲーム Five Night's at Freddy`s


FNAFは、ゲームクリエイターのスコット・カーソンが開発したインディーズゲームです。
簡単なゲームの内容としては主人公がフレディ・ファズベアーピッツァというピザのレストランで夜間警備のバイトををし、毎夜襲ってくるアニマトロニクスと呼ばれる機械人形から身を守り生き残るというゲームです。
ゲームは海外ではかなりの人気を持ち、日本でも名前は知らずともそのビジュアルやゲーム自体は知っている人も少なくはありません。
舞台になったピザ屋は米国において80年代に流行したアニマトロニクスが公演する『チャッキーチーズ』や『ショービズピザ』などがモデルになっています。

チャッキーチーズのマスコット
ショービズピザのマスコット

そもそも『アニマトロニクス』とは?

そもそもアニマトロニクスとは本来撮影法の一種で、CG技術が無い時代に恐竜などの現代に居ない動物や、架空の生物、飼いならせない動物などを演出するためにできた技術で本来は映画用の技術なのです!!
FNAFやそのモデルとなったチャッキーチーズなどのアミューズメント系飲食店はその技術を流用してエンターテインメントに落とし込んでおります。つまりアニマトロニクスコンテンツとしてはこの映画化は原点回帰と言えましょう!
また、語源は“animation(動作)”electronics(電子工学)”の造語であります!『animatronics

FNAFシリーズ

FNAFは、1作品目からそのジャンプスケア(びっくり系)要素、かわいらしいキャラクター、また、高難易度なことやホラーゲームという観点から実況動画も多くアップされ、人気を博し、現在10作品シリーズが続いています。
各シリーズはそのゲームの内容やシステムを徐々に変化や進化を遂げていき、5作品目の『Sister Locationシスターロケーション』では声優が付き、8作目からはあのピクサーなどから経験豊富なスタッフ、エンジニアがいる”Steel Wool Studiosスチールウールスタジオ”が主に制作しており、VRゲームやハイクォリティなアニメーションが施されるようになりました。

初めて本格的にキャラに声が付いたしSister Location
Steel Wool制作のFNAF:VR
アニメーションやグラフィックがすごいSteel Wool制作のSecurityセキュリティ Breachブリーチ
↓動画も参照

実はファン向けに作られた映画

製作者スコット・カーソンの拘り


原作者 スコット・カーソン

さて、ここからは本題に移っていきたいと思います。
映画を見てきた人ならパンフレットなどの情報から、また、SNSなどから情報記事などを見てきた方はご存知かと思われますが、実はこの映画は、製作者のスコットの意見を100%受け入れ、ブラムハウスが映画にそのすべての意見を反映させて作られたんです。本来はゲームやアニメ、漫画などの実写化などは原作(者)のリスペクトをしつつも、原作者にメディア化権を買い、自分たちの好きなように作るそうですが、ブラムハウスはそれをしなかったんです。つまり原作リスペクトがすごい作品ということがこの時点で分かります。
それもそのはず、実は映画化自体は2015年の時点で発表されていたんです。(当時のネット記事)当時はワーナーブラザーズピクチャーズが携わっていましたが、原作者スコット氏の意見を取り入れることで制作が進まず、結局映画製作権を放棄、そして2017年にブラムハウスが務めたのですが、それでもかなりの政策時間があったことを伺えます。それほど拘り抜いた作品と言えるのです。
昨今、実写化等で原作リスペクトが足りないコンテンツがよく目に入るようになりましたがFNAFに関してはその心配性が無いのです。
スコット氏がここまで拘るのには次の話題にて説明されます。

ストーリー考察要素


FNAF1の考察要素の新聞記事

多くの方はおそらく映画を見て、驚かれたでしょう。特にいい意味でも悪い意味でも印象とは違ったストーリー性にショックな方も居られると思います。そもそも初代FNAFしか知らない方からするとストーリーの存在自体あることが信じられなかったのではないでしょうか。
実は原作者スコット・カーソンが一番拘っていたのはそこだと言われています。
FNAFはもともと、初作での設定やストーリーや物語の背景が謎でした。しかしながら、度々現れる”It`s me”の文字や、ゲーム画面の細かな変化などが疑問を呼び海外を筆頭にファンの間で謎を解き明かそうとする動きがありました。
そしてそれを考察しようとするきっかけを生み出した人が、何を隠そうファンなら誰もが見聞きしたことがある、映画にも序盤にウェイター役として出てきた、マット・パット氏です。
↓FNAF初の考察動画(日本語字幕推奨)

そうなんです!現在でもそうですが、大まかなストーリーはファンが考察をして追って来てるのです!
ゲーム本編では、シリーズが進むにつれて謎が解き明かされるヒントを得ていき、現在ではある程度の共通認識がファンの間で浸透してきつつあるので、映画での解釈などもスコット氏のこだわった意見を採り入れてくれたおかげで一致しているのです!
なのでそこが、ファン目線に偏りすぎた結果、初心者を置いてけぼりにさせたのではないかと考えられます…。

映画にも出てきた要素、FNAF小説


FNAF小説

上記の通り、考察するコンテンツということも分かったFNAF。ゲーム本編では肝心な知りたい情報や、まだ見ぬ世界観設定など、まるで穴埋め問題のようになっているのがFNAFというゲームなのですが、実はゲームだけではわからない、所を補う形で存在するのが小説版なんですよね。
ここで疑問を持つ方も居られると思うのですが、”ではFNAFを知るうえで、ファンとして読むことが必要か?”と。

答えはNOです

映画同様、FNAFは必ずしも考察をしたり小説を読むことは必要ではありません。楽しみ方は人それぞれです。

とは言え実は映画本編にも小説要素があったことを知ると少し興味がわきませんか?

映画での小説要素


少しだけ映画に出てきた小説要素を紹介したいと思います。
映画本編の画面は乗せれませんが、文字上だけ淡々と述べていこうと思います。考察も特にしないので『だから何だ?』となるかもしれませんがファン的には興奮ポイントになります。
まず、トレイラー画像から。↑の通り映画のトレイラーでは4体のアニマトロニクス達がボールプールに浸かって頭だけ出しているところですが、これが小説Fazbear Frightsファズベアーフライトシリーズ、第一巻Intoイントゥー The Pitピットの表紙と酷似しているところ。
次に、スプリングロック機構が備わっている人形が小説由来のキャラクターElla(エラ)であることがファンの間で指摘されていること。
また、映画で一際目立った被害者の少年の魂、あれも小説初出キャラとも言われています。
ここまで小説のキャラが出てきたりするのもスコット氏の意見が出された結果と思われます。
また、小説はまだ日本語版は出ておりませんが今後、映画が日本でもヒットされれば日本語版も出版されるかもしれません!

小説の紹介

ここからは簡単に小説の紹介をしていこうと思います興味のある方だけ読んでくれれば幸いなので読み飛ばし推奨です。

小説は3つのシリーズに構成されておりそれぞれ物語や話の構成が異なります。
まずは『3大小説』が3巻、『Fazbear Frights』シリーズが12巻、『Talesテイルズ Fromフロム The Pizzaピザ Plexプレックス』が8巻となっています。

まずは3大小説から!

3大小説とは、FNAF小説シリーズの第1シリーズで、1作品目から『The Silverシルバー Eyesアイズ』、『The Twistedツイズデッド Onesワンズ』、『The Fourthフォース Closetクローゼット』の三つの作品からなるシリーズで、どの作品も時系列順で主人公のCharlieチャーリーが映画と同じ悪役のウィリアムを前に奮闘する話です(めちゃくちゃ端折った説明)。
大体はゲーム本編でも通ずる設定や世界観を補完できるような内容になっており、興味がある方はお勧めです!
ちなみに恋愛要素もあって胸キュンします。

次はFazbear Frightsシリーズ!

Fazbear Frightsシリーズは全12巻あるボリューミーなシリーズです。
このシリーズは先ほどの3大小説とは打って変わってオムニバス形式になっており各話でそれぞれに主人公がいます。また、内容が世直し的なものでもあり、基本的に主人公達がなにかしらの過ちを犯した結果、悪役に利用され良くない運命をたどる結末になる話が多いです。この作品ではFNAFには悪役が複数存在しそれぞれがそれぞれの思惑に従い、動きを見せるのがわかる作品です。
さらに各巻にはぞれぞれエピローグ、『Stitchraithスティッチレイス Stingersスティンガーズ』が収録されており、この話に至ってはしっかり話がつながっており、しかも各オムニバスの話とも関連する描写もあります。
かなり重要な話が多く、ボリューミーなので深く知りたい人は必見です。

最後に、Talesテイルズ Fromフロム The Pizzaピザ Plexプレックスシリーズ!

こちらは8巻とFazbear Frightsシリーズに劣るものの、数は多いです。
こちらも話はオムニバス形式ですが全ての話に共通するのは、ゲーム本編の第9作目、”Securityセキュリティ Breachブリーチ”の前日譚になります。Security Breachの舞台でもある巨大アミューズメントモール、メガピザプレックスがこのシリーズのメインの舞台になっており名前だけでも登場することは多いです。Security Breach自体も表面的なストーリーはわかりやすく、物語の補完的な要素でもおすすめです!

【余談】FNAF10周年記念作品が小説のゲーム化!


余談ですが今年2024年はFNAFの一作目リリースから10周年が経ちました!
これにより記念ゲームが発表されたのですがこちら、なんと、Fazbear Frightsシリーズ第一話”Into The pit”のゲーム化作品なんです!
それほどFNAFにおいて小説作品がコンテンツの火付け役になっているという裏付けになってますね。
↓Into the Pitのティザー動画


筆者おすすめ!日本人向け、FNAF解説者

ここからは、私、名波がお勧めするFNAFの第一人者を紹介したいと思います。
正直、ほかの方はようつべで割と知られてたり、調べれば出てきたりするので、自分はこの人をお勧めします。
カレーニキさんです

この方は、FNAFに関して殆ど全てにおいて、網羅しており、特に各シリーズの高難易度なゲームモードを制覇していることや、考察にも長けていて、日本のFNAF考察界隈では早期において小説の重要性にいち早く気づき、現在でも配信や動画において、考察を行い、発信しています!
また、英語を読むことに苦労している日本人FNAFファン向けに小説の読み聞かせおよび考察配信のアーカイブも残してるため、お勧めです!
もちろん普通の実況動画もありますのでそれも見ることもお勧めします。

カレーニキの小説配信

さらに、彼は映画のレビュー考察動画も出してますが、こちらもかなり好評です!
こちらも是非見てください!

最後に

結論

今回の映画は今までのゲームファンとの楽しみ方を意識しており、映画で分からないことをゲームと小説で照らし合わせたり、逆に、映画からゲームや小説のヒントを得ようとする考察やストーリーを理解するファンが少なくないため、原作者のスコット・カーソンの意向により原作リスペクトな作り込みになっており結果的にそれを重きに置かないファンや、映画しか知らない人が楽しめない作りになっていると思いました。

ここからは余談


FNAFチェキと映画報告

ちなみにこの記事のサムネや最初の方に載せた画像にFNAF風チェキを見て、気になった方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。。。?
実は、名波がよく行くコンカフェ、エンゼルダイナーに居る、nさんという方に描いてもらいました!ちなみにもっと話せば、nさんに直接FNAFの布教も施してるため、完全に同意のもと行っております!
↓当時のツイート

名古屋にあるこの、エンゼルダイナーは、アメリカンダイナーがコンセプトでFNAFオタクにお勧めしたいコンカフェナンバー1です!

エンゼルダイナーの制服


ピザではないですがここではたまにハンバーガーがメインの人気メニューです!

エンゼルダイナーのハンバーガー

FNAFオタクはぜひ来てほしいんですが、逆にある意味子供向けコンカフェのゲーム、FNAFコンテンツをコンカフェオタクにも楽しんでもらいたいですね!言語オタクは両方やれ!


終わりに


いかがでしたか?
今回はまた今までと全く違う記事を書いたと思います。個人的にまた別の記事を書いてみようとしていたのですが全く筆に乗らず、今回の映画の流行に乗って、各モチベを優先して新しい試みに挑戦してみました。
今回はこんな感じになりましたが、また次はもっと違う記事を書きそうです。いつになるかはまだわかりませんがまたどこかでお会いしましょう。

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