イノシシと共に生きて

20180214薄い桃色のかたまり(2017；作：岩松了)

　「わからない」と言いながら喜んでいる自分がいる。この人の戯曲を読むといつもそうだ。「わからない」ということはこの場合ネガティブなものではなく、私にはわからないけれどそこにとても豊かな表現の沃野が広がっているという感覚に陥るのだ。今の自分には掴めないが、いつか掴める日が来るはずだと信じている。

　本作を戯曲として読んだ。舞台で見たかっ