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【まとめ】転職活動の進め方(看護師) 手術室 オペ室

すでに離職し、無職の状態で転職活動を行った場合の転職活動のすすめ方について振り返りつつ私の気づきをまとめています。在職しながらとの大きな違いは時間があること。
オペ室経験者でオペ室への転職なので、スキルを武器に活動する場合です。
また、だらだらしないために3ヶ月と活動終了目標を立てていましたが、転職時期を焦ってはいませんでした。
※詳細については各記事のリンクを貼っておくので、興味があれば各記事を読んでみて下さいね。


【基本情報】

転職活動を始める前に読みたい本

『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くこと」の本質』森岡 毅
この本は、働くの本質がばちっと分かる本です。就職活動前の学生向けなんだろうけど、いつ読んでも気づきがあると思います。

『転職の思考法』北野 唯我
物語になっていて、小説を読むように転職についての考え方が学べるのでおすすめです!

『はたらく看護師のための自分の育て方』川﨑 つま子 高田 朝子
バランス良くキャリアや自分自身を知ることについて教えてくれます。転職活動しなくてもすべての看護師の必読書。広くキャリアだけでなくはたらくことに必要なエッセンスが詰まっている本です。

活動のあらましとポイント

💡職務経歴書の作成は面倒に感じるが、作成すると自分のスキルが可視化される

自己分析については、自己理解プログラムの受講で完了していて、転職に求める条件についてもそれに基づいてクリアにした段階で活動開始。

(病院選びのカラー、理念の違いについてはこちら
(手術室を見るポイントについてはこちら

スキルの棚卸しをするために、職務経歴書を作成
私は、口頭で説明するのが苦手なので履歴書と一緒に提出するために職務経歴書を作成しました。作成すると同時にスキルの棚卸しができて、自分のできることや努力してきたこと、好きなことが見えてくるので作成をおすすめします。また、自分の客観的な市場価値を見る上でも役に立ちます。

転職で優先する条件、許容(妥協)する条件など優先順をつけておく。

転職軸をはっきりさせてから、求人を見た方が良いと思います。たくさんの求人の中から、自分に合った求人を探すのは大変だし、漠然と見ても惑わされるし疲れると思います。絞って探しても疲れました!

💡転職サイトに何を求めるかはっきりさせておく

「うまく使えばとても便利だよ」と聞きましたが、そのうまく使うってどういうこと?と思います。私は、ちょっと自分のペースで進めることが難しくてペースを持って行かれてしんどい思いをしました。どんな人に転職サイトを使った転職活動が向いているかはネットで検索するとすぐ出てきます。

私が、転職サイトに求めていたのは、地元ではないので①求職情報を探してもらうと②これからのキャリアやどんな病院が合っているかという相談機能。相談機能は、微妙でした。
履歴書の書き方や面接対策は不要と考えていました。面接対策が不要だと考えていたのは、自己理解がしっかり出来ていたからです。1回面接を受けると、何聞かれても答えられるなと感じました。

基本的な活動方法

ハローワークとサーチ型転職サイトは週に1回覗いて求人情報をチェックして、気になる求人があれば電話などで問い合わせる。
転職サイトは、オペ室の求人が多い所を2つ登録。
週に1回または2回のペースで担当エージェントさんと電話しつつ、LINEで求人情報を送ってもらう。自分でも転職サイトの求人を週に1回検索してチェック。

気になる求人があれば、見学や面接。ここで1つ目のトラップにかかる。見学希望を出すと、見学と面接をセットで組まれる。病院へ行くと、病院から「まずは見学をすすめていた」と言われたことで、発覚。お互いまずは見学だけをしたかったのに、面接…。見学を希望したのは、病院の規模が全然異なったためです。
面接、私は3つ受けましたが1つ受けるだけで良いと思います。面接自体に苦手意識がある場合は、練習として受けてみるのは良いと思いますが、私は3つも受けなくて良かったんじゃないかと感じます。面接自体にそれなりに学びもあったし面白い経験だったなと思いますが、単純に転職活動として見ると、勤めたいと思う1つで良いと思います。精神的にも多少は消耗するし時間もかかるので、1つ受けてダメなら次を受ける感じで良いです。

💡見学できるなら、まずは見学→選考にすすむか検討を

見学に行くことで、看護部長さんと面識ができて選考に進む場合は面接の緊張が和らぎます(注 見学の時の態度を自分も見られていることを忘れずに)。また病院の雰囲気や実際の働く現場を見られる、直属の上司になるであろう師長から話を聞けるなど、やはり自分の目で実際に見ること、聞けることに勝る情報はありません。知りたいことについては直接質問できるのも良い所。細かい所はホームページにはのっていないし、転職サイトも情報を持っていません。
また、転職活動くらいしか他の職場を見学する機会はないので、どんな働き方をしているのか垣間見れるのは勉強になったし面白かったです。

💡自分のスキルの棚卸しと市場価値について事前に把握しよう

2つ面接を受けた後で、自分の市場価値に気づく。自己評価よりも病院からの評価が明らかに高そう。スキルを活かせる病院を探すのか迷い始めました。以前働いていた病院よりも小規模の病院を受けていたからです。
自分の市場価値について客観的に知るのはすごく難しいと思います。1つの手段として、転職サイトのエージェントさんに聞いてみるという方法があります。転職サイトのエージェントさんに経歴を褒められたことがありましたが、お世辞で言ってるのかなと流していました。経験診療科の幅広さ、リーダーやってましたなど。
私が当たり前だと思っていたスキルは、高く評価されるものでした。

💡自分のキャリアの方向性、転職軸について活動開始前に考えておく

転職軸についてはしっかり固めた状態でスタートしたと思っていたのに、ぶれそうになりました。キャリアの方向性については考えないままにスタートしていて、今やりたいことを実現できる所の視点でしか考えていなかったので、活動しながら長期のキャリアプランについて考えました。

1,2ヶ月目の活動内容

見学と面接をセットで受けた病院2つは両方とも内定を獲得しましたが、スキルを活かすのか?小規模病院で働くイメージが持てないなどの理由で辞退。この時でまだ転職活動を始めて1ヶ月経っていませんでした。私にとってはスピードが早すぎて、ついていけていない状態。3ヶ月目標だったので、選考に進むのが早過ぎました。

2ヶ月目に行ったのは、見学3施設。うち1つは自分で直接アポをとって見学。2つは同日に見学したかったので、転職サイトを通して予定を組む。
精神的に、エージェント型転職サイトさんの電話がしんどくなり1つ退会。少し転職活動自体が停滞。

自分で見学に行った病院の面接に進む(この時点で3ヶ月目に突入)。2施設見学(今までよりも規模の大きい病院)。
内定獲得し、転職活動終了。エージェント型転職サイト退会。
内定後交渉を行う。

内定後交渉

転職サイト経由であれば、特に心配しなくてもやってくれると思います。
実際に転職サイト経由の内定後は、すぐに雇用条件の提示がありました。

私は、自主応募なので自分でやりました。知りたいことを質問して(メールで)、配属先のスタッフさんとの面談を組んでもらえるように依頼しました。上司的な人ではなく一緒に働く人です。目的はミスマッチじゃないかを確認するためです。
雇用条件の提示が1週間後って言われてから全然なくて、時間かかるならかかるで一言伝えてもらえたらと思いました。

まとめ

実際に活動開始する前の段階で、情報を整理して転職活動をした先にどんな自分になりたいのか、何を実現したいのか(キャリアプラン)をしっかりと考えておくことが大切だと感じました。実際に転職活動をしてみて、始める前にやっておくことが多いと思いました。準備の段階にしておくことが多いという印象です。
キャリアプランを考えるために、自己分析、スキルの棚卸しと自分の市場価値の確認、さらに転職先に求める条件の設定をします。
ここまで出来てから実際に求人を探した方が良いと思います。

転職活動を始める前にすること 準備

  1. (おすすめした本を読む)転職やキャリア形成について全体像を掴む

  2. 自己分析(退職しているなら退職理由の分析も)

  3. 職務経歴書の作成(スキルの棚卸し)

  4. キャリアプランを考える

  5. 自分の市場価値の確認

  6. 転職先に求める条件の整理

ができたら、求人を見る!

自分が次の職場に求めることがはっきりしていないと、たくさん求人を見ても絞れず疲れます。そして分かりやすい給料や休日などの条件に惑わされます。活動期間としてはそんなに長くないのに、ストレスもあったし疲れました。
仕事とプライベートのバランスを見ながら、最高ではなく最善の職場に出会ってほしいです!
転職することがゴールにならないように。

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