QCDの観点で成果を出す

ないちです。

今回のテーマは、「成果を出す」ための3要素について紹介します。

皆さん、仕事をするときに、いろいろな作業(タスク)を抱えていると思います。その作業(タスク)が、"しっかり成果として結び付く"ためには、いったい何に気をつけるべきでしょうか?

作業(タスク)を成果に結びつけるためには、以下の3つの要件を満たすことだと、私は考えています。

1.相手が求めている「質」に到達する
2.できるだけ「手間」をなくす
3.相手と認識を合わせた「締切」を守る

この3つの要件は、一般的に言う「QCD」に当てはまります。
「QCD」とは、一般的に製造業における生産管理を行う上で考えるべき概念です。「Quality:品質」「Cost:コスト」「Delivery:納期」の頭文字をとった単語です。

つまり、
「品質」は高いほど良い。
「コスト」は低く抑えられるほど良い。
「納期」は守る。
この3つの概念を生産管理で意識する、という事です。

この概念は、製造業というくくりだけではなく、一般的に仕事上の作業(タスク)にも同様のことが言えます。

まず、普段の作業で意識すべきQ(品質)は、「相手が満足できるような心配り」です。
例えば、以下の通りです。
 サービスの品質:気配り対応、先を読む、クレームのリカバリー
 成果物の品質:抜け漏れミスなし、わかりやすさ、矛盾がない
 コミュニケーションの品質:お互いに認識一致、信頼関係

次に、普段の作業で意識すべきC(コスト)は、「整理整頓をして時間をいかに大切にするか」です。
例えば、以下の通りです。
 時間の効率化:移動短縮、建設的な会議、電話からチャット
 仕事の集約化:重複業務の単一化、無駄な作業の排除
 情報の一元化:共有サーバ(クラウド)、一覧化

最後に、普段の作業で意識すべきD(納期)は、「やることとリミットを把握し、完璧ではなく完了を目指すこと」です。
例えば、以下の通りです。
 段取りの見える化:ToDoリスト、関係者との調整
 スケジュール明確化:1時間、1日、1週間、1か月・・・
 100点満点を狙わない:関係者同士で到達レベルの認識合わせ、交渉

この3つの要素を意識することで、仕事の成果が1%でも向上できると思います。
簡単なことから、「QCD」です。

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