ないち

経営と人生の幸福研究家。 インプットした知識や普段の生活の気づきを、自分なりの解釈…

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経営と人生の幸福研究家。 インプットした知識や普段の生活の気づきを、自分なりの解釈でアウトプットしています。 中小企業診断士、ITストラテジスト。 感想や要望、その他問い合わせがあれば、以下のメールアドレスにお気軽にご連絡ください。 naichi.note@gmail.com

最近の記事

【DX白書2023を読む01】デジタルオプティマイゼーション

先日、「DX白書2023」が公開されました。 https://www.ipa.go.jp/publish/wp-dx/dx-2023.html DXは、企業経営においては実践必須の内容となります。 わたしも、IT屋のはしくれとして、この白書の内容は把握しておく必要があります。今回からしばらくはシリーズとして、「DX白書2023」を読みながら、個人的に気が付いた点、重要と感じた点、面白い事例などを織り交ぜてアウトプットしていこうと思います。 今回は、「デジタルオプティマイゼ

    • 戦略と構築と推進

      ストラテジ・アーキテクト・マネジメント。 上記3要素は、企業の経営支援をするにあたり、必要なスキルであると、最近感じます。 1.ストラテジ・スキル いわゆる戦略立案能力にあたります。 企業が描く理念やビジョンを念頭に、SWOTや3Cなどのフレームワークで内部・外部を分析し、市場を調査・未来予測をします。それを整理して、持続的競争優位になるための戦略を立てる力です。 普段から、市場がどうなっていくのか、好奇心を持ってシミュレーションすることが必要になります。あとは企業

      • まだまだ続く値上げラッシュ

        マクドナルドの値上げ。 ハンバーガー170円は衝撃を受けました。つい最近まで100円だったのに… また、スシローは子供連れてよく行ってたんですが、あの大きさで150円や180円とかになると、なんだかアホらしくもなってきます。 原材料高騰や円安もあり、さまざまな商品・サービスの値上げ。水道光熱費や電気ガスなどインフラも値上げ。 それでいて賃金があがらない(社会保険とか各種控除が大きいのもある)ので、生活が苦しくなっている状況なのが、今の日本国民。 ただ。 賃金上げろと声

        • 悪い執着心を捨てて行動力アップ

          ないちです。 今回は、「行動力」について語ります。 現在の成功者皆さん共通して言えるのは、「行動力」があることだと考えています。変化に動揺せずに、信念をもって動いている印象です。 この「行動力」とは何か? 簡単に言えば、積極的に行動を起こすことのできる力であり、何かの目的を達成するために「◯◯をやる」といった行動を起こすことができる力です。 とは言え、「どうすれば行動力があがるのか?」は皆さん疑問に思うところです。私も、もともとは行動力がない一人のビジネスマンでした。

        【DX白書2023を読む01】デジタルオプティマイゼーション

          誰しもがニッチャーになれる

          ないちです。 今回は、「ニッチャー」について語ります。 「ニッチャー」とは一体何か? その前に、まずは「競争地位の4類型」について説明します。 「競争地位の4類型」とは、フィリップ・コトラー教授によって提案されたターゲット市場での企業分類フレームワークであり、以下の4つの分類に分かれます。 リーダー:ターゲット市場でトップシェアを誇る唯一の企業 チャレンジャー:リーダーに戦いを挑んでいる二位以下のトップ集団 フォロワー:リーダーを真似しながら追いかけている企業群 ニッ

          誰しもがニッチャーになれる

          業務フローはボトルネック発見ツール

          ないちです。 今回は、「業務フロー」について語ります。 まずは、「業務フロー」とは一体何か? それは、つまり「仕事の流れ」です。 業務間のつながり、業務ごとの作業手順などが定義されるものです。 日本の各企業は、「生産性向上」が必須ミッションでありますが、 「業務フロー」は、業務上のボトルネックを見える化するツールで あると捉えることができます。 「業務フロー」を作成することによるメリットは、以下が挙げられます。 ・仕事の順番が明確化され、抜けモレが防げる。 ・見える

          業務フローはボトルネック発見ツール

          モチベーションのサイクルモデル

          ないちです。 今回も、「モチベーション」について語ります。 さて、タイトルにある「モチベーションのサイクルモデル」とは? これは、私の造語です。 「モチベーションは、各発達段階を経て変わっていく」という理論です。 詳しく解説していきます。 皆さんは、「組織のライフサイクル理論」はご存知でしょうか? 組織の成長や業務の拡大にともなって、組織構造や組織文化が変化していく発達段階モデルのことを指しています。 これは、以下4つの段階で構成されています。 ※Web検索すると

          モチベーションのサイクルモデル

          目標勾配仮説でモチベーションアップ

          ないちです。 今回のテーマは、「目標勾配仮説」について解説します。 (前回に引きつづき、心理学的な内容です) 皆さんは、ある物事を達成するときに、目標を立てると思います。 そしてその目標に向けて努力をすると思います。 最初は紆余曲折を経て、心が折れる時もあるのでしょうが、「目標までもう少し!」という段階まで来ると、自然とやる気にみなぎることはないでしょうか? 目標に近づけば近づくほど、その目標に対する価値が高まり、モチベーションアップする心理現象を、「目標勾配仮説」と

          目標勾配仮説でモチベーションアップ

          認知による外部環境の捉え方

          ないちです。 今回のテーマは、「認知」について解説します。 「初対面の方との会話に緊張する」 「人前で話すと手に汗をかく」 「時間が無くて焦るときは話すスピードが速くなる」 私たちは、とあるシチュエーションに置かれているとき、感情や身体反応・行動が、普段と違う動きになることがあります。 なぜ、そのようなことが起きるのでしょうか? それを、「認知行動療法の基本モデル」に沿って解説していきます。 まず、「認知行動療法」とは、メンテルヘルスケアの分野で扱われている療法です

          認知による外部環境の捉え方

          段取りができる人=イメージ力がある人

          ないちです。 今回のテーマは、「段取り」について解説します。 皆さんは、「段取り」とはどのように捉えていますか? 私が思う「段取り」とは以下のようにとらえています。 意味:ゴールに向かって、物事を進める順序や方法を定める    前もって準備を整えつつ、前進しながら最良の道を考える ここでいうゴールとは、「必要な時に、必要なことを、完了させる」こと だと考えています。このゴールに到達すれば、周囲との仕事の連携が 円滑に回り、結果、周りから信用されます。 ここで、「段

          段取りができる人=イメージ力がある人

          QCDの観点で成果を出す

          ないちです。 今回のテーマは、「成果を出す」ための3要素について紹介します。 皆さん、仕事をするときに、いろいろな作業(タスク)を抱えていると思います。その作業(タスク)が、"しっかり成果として結び付く"ためには、いったい何に気をつけるべきでしょうか? 作業(タスク)を成果に結びつけるためには、以下の3つの要件を満たすことだと、私は考えています。 1.相手が求めている「質」に到達する 2.できるだけ「手間」をなくす 3.相手と認識を合わせた「締切」を守る この3つの

          QCDの観点で成果を出す

          チームを回すための3要素

          ないちです。 今回のテーマは、「チーム運営における3つの要素」を紹介します。 皆様は、職場やサークル・コミュニティなどで業務や活動をする場合、「チーム」という一つの組織で動きます。この「チーム」というものは、ある目的やゴール・ミッションを達成するために機能する集合体と定義できます。 例えば、 企業であれば、売上・利益を目標に組織が機能すること スポーツであれば、勝利・優勝を目標にチームが機能すること となります。 ここで覚えておいてほしいのは、この「チーム(言い換えれ

          チームを回すための3要素

          キャリアの方角を決めるフレームワーク(SWOT式自己分析)

          ないちです。 今回のテーマは、キャリアの方向性を決める一つのメソッドとして、 「SWOTを用いた自己分析」を紹介します。 SWOT分析は、経営戦略などを描く際のおなじみのフレームワークですので、詳細はここでは割愛します。 (興味がありましたら、Webで検索してみてください。) 簡単に説明すると、以下4つの要素に事象を分けて、経営分析をしていくものです。 内部環境におけるプラス面 → 強み(Strength)  例)人気商品がある、地元の評判が良い 内部環境におけるマイナ

          キャリアの方角を決めるフレームワーク(SWOT式自己分析)

          気持ちから目標へ、そして習慣へ

          ないちです。 今回のテーマは「自分の思いと日々の行動」の繋がりについて書いてみます。 ほとんどの企業は、自社の「理念」「ビジョン」「行動指針」がはっきりしていると思います。その企業の考え方は、「自分の個人的活動にも当てはまるのでは?」ということを解析してみます。 まず、各定義について説明します。 「理念」とは、企業の基本となる価値観や信条です。 目指すべき理想や企業の存在意義、最近でいうとクレド・フィロソフィーといったもので定義しています。 「ビジョン」とは、企業が

          気持ちから目標へ、そして習慣へ

          自分の本当の強みの発見(VRIO式自己分析)

          ないちです。 今回のテーマは「自分の本当の強みの洗い出し方」についてです。 強みというとは、「他の人に比べて優位なポイント」を意味しています。 例えば、以下のようなものです。 ・他の人よりは計算が得意 ・クラスの誰よりも足が速い ・このチームの中では話をまとめるのがうまい 強みというのは、数値や実績について、相手との比較があって初めて見つかるものとなります。主観的ではなくて、客観的なものですね。 そして、強みというのは、相手の頑張り次第・工夫次第で強みではなくなることが

          自分の本当の強みの発見(VRIO式自己分析)

          過去・現在・将来を踏まえたキャリア構築

          ないちです。 今回より本格的に記事を書いていきます。 今回のテーマは「キャリア構築」についてです。 皆さんは、どのようにこの先のキャリア設計をしていくでしょうか? ・生活が安定しているので、今の会社で活躍して地位を確立させたい ・今まで積み上げてきた業務スキルにさらに磨きをかけていきたい ・やりたいことがあるので、その実現に対してキャリアを積み上げていきたい 様々な思いを持っている方がいると思います。 ただ、目の前の仕事に没頭するあまり、「今後の自分の在り方を見失う

          過去・現在・将来を踏まえたキャリア構築