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押し付けの多様性と、肌色のクレヨン

渋谷や新宿タワーのジェンダーレストイレ問題、adidasの女性用水着に男性モデルを起用した件など、多様性というものについて深く考えざるを得ない昨今。

押し付けのような善意が溢れ、空回りした思いやりがこんがらがってしまったこの世の中で、資生堂の「My Crayon Project 」がとても面白いと思った。


あいり色、ゆうと色、じょーだん色

当たり前なことだけれど、この箱の中に同じ肌色は一つもない。

動画内の「私の色だ!」と声をあげる女の子が可愛らしいし、その子色で書く似顔絵はとても生き生きしているように見える。




幼少期に「私が私を認める」という教育さえできていれば、他者を認めるなんて息をするようにできる。

子供の頃、図工の時間にクレパスに入っている肌色のクレヨン使ったら先生にブチギレられた。

当時は「肌色って書いてあるのになんで使っちゃだめなんだろう」と不思議でしょうがなかったけれど、先生が伝えたかったことが今なら分かる。



私とあなたの肌の色は違う、それでいい。

こんな単純なことを、大人が頭であれこれ思索するからこんがらがってしまう。

この動画のようにツールだけを子供に託したら、大人達はただ黙って見ていればそれでいいんだと思う。

未来を作る子供たちを信じて。

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