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勝手に安心 オーラにゃんこシリーズ

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内臓王国内臓プリンスの
フッチー王子は
整体歴22年、今までの施術人数延べ約3万人。
その経験を活かし、内臓達の声を世にお伝えしています。

初めての方は
「内臓王国内臓プリンスフッチー王子って、だれ?」をお読みください。

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以前
「オーラのある猫」というnoteを書いたことがある。

そのにゃんこは私が出会った7年前は、ピッチピチに若くて尖ってプライドも高そうだった。
だいぶ穏やかになったけど、今も尚、世にも美しいオーラは健在でとても美しい普通の猫だ。

だけど、ここ最近、全く見かけなくて
私は、とてもとても心配していた。
毎年冬になると一旦見かけなくなり、春になると帰ってきたみたいな感じで、いつものマンションの下でいつものように日向ぼっこをしているのだけど・・・。
そのたんびに私はホッとしている。

だけど、今年は
もう、冬終わりましたけど?
春も終わりましたけど?
もう梅雨ですけど!

飼い猫でもないし、触ったことも声をかけたこともほとんどない。
オーラがありすぎてそのような行為ができずに小心者の私は、いつもそのにゃんこの生存を確認し数メートル離れたところから、ソッと見守ることしかできなかった。

あまりにもあらわれないそのにゃんこに対して、私は
「とうとうあいつも・・・」
と、最悪の事態を勝手に思い浮かべ少し寂しい気持ちになっていた。
「まっ、しょうがないよな。あのにゃんこもずっと外で生活してたぶん野良歴10年くらいたっているだろうから、そんなこともあるよね。」

・・・

それにしても
今年は、遅すぎやしないか。
全然帰ってこないじゃないのよ。
もしや、これは本当に・・・。

と、思っていた今日の午後
久しぶりに晴れてお天気がいいから、
お散歩しよーお!
と、思いマンションの外に出たら、
いるじゃないの。
あんた無事だったのね。
マンションの駐車場に気持ち良さそうに居眠りしているあのオーラにゃんこがいました。
毛並みが少し使い古したモップみたいに切れ切れにモコモコになっていたけど、変わりのない美しいオーラに美しく澄んだ目。
あんた、やっぱ素敵だわ。
と、私はまた距離を取りながら彼女(彼かもしれないが)を観察した。
あー、こうやってこのにゃんこが見れて本当に良かった。
あちらは、私のこと知らないかもしれないけど、あたしは、7年前からあんたをずっと見てるよ。
怖いかもしれないけど。

私は勝手に安心して、勝手に幸せな気持ちになりました。

オーラにゃんこよ、君は自由に生きているだけかもしれないけど、君のその自分らしく生きる姿が私を幸せにしてくれるよ。
ありがとう。

世の中って、きっとこんな感じで幸せな気持ちになったり、させたりしているのかな。
と、思いました。


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