その天国にお友達はいるかい?【日記】
昨晩のこと、5歳の娘が突然「天国に行きたいなぁ」と言った。こちらはもちろん驚いたが娘がどういった意味合いで発したのかは分からない。
幼稚園で知ったのか、絵本で知ったのかもわからない。
天国は死を連想させる言葉である。
小さな身体から発せられたその幼い声はあまりにも現実味を帯びなかった。
縁起でもないからやめなさいと言おうとしたが、なぜかその言葉は口をついて出てこなかった。理由はわからないが、娘が死という存在を自分の身に照らし合わせた初めての言葉だったので無碍に叱るのはなんだか違うように感じたのだ。
かわりに私から出た言葉は「その天国にお友達はいるかい?」だった。
娘は首を横に振った。
「だったらずっと遠くの存在だ。まだ行かなくても大丈夫だね」と私は続けた。
娘は首を縦にしてうなずいた。
◇◇◇
その後枕元で10分程 娘と“しりとり遊び”をした。
そのうちに目をこするようになり、
やがて娘は寝息をたてた。
かわいい寝顔だ。
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ここのコメントを目にしてくれてるってことは最後まで読んでくれたってことですよね、きっと。 とっても嬉しいし ありがたいことだなー