約1年ぶりの日暮里特選落語会です。日暮里サニーホール、自宅から近いし出演者は大好きな師匠ばかりですし、私としてはとても嬉しい会です。
談幸師匠で茶の湯。本当に馬鹿馬鹿しい噺で大好きなネタ！「根岸の里」といえばこのサニーホールからもすぐ近く(鶯谷の方)ですので、いわばご当地ネタですね。続いて燕路師匠で質屋蔵。なんかこの噺って不思議ですよねぇ。登場人物はとても多いのになんか実態のない感じがします。小僧さんがこまっちゃくれて可愛い。今回は小文治師匠がお休みの為、談幸師匠がもう一席で片棒。軽いノリで談幸師匠に似合ってました。トリは吉窓師匠で一分茶番。寄席ですと「今年のおかるはオスだんべ～」と権助が二階から降ってくるところでサゲて短いのは良く聴きますが（権助芝居）サゲまでやると一分茶番になるわけですね。意外にも最後まで聴いたの始めてだったかも。私はいま義太夫のお稽古で「身売りの段」をやっていますが、一力茶屋の段の一つ前なので身近に感じられて面白かったです。吉窓師匠もお芝居好きなのでしょう、とても楽しそうにやっていらっしゃいました。

2021/10/21　日暮里サニーホール
日暮里特選落語会
ふくびき　狸札
談幸　茶の湯
燕路　質屋蔵
談幸　片棒
吉窓　一分茶番