見出し画像

ナカさんの寄席日記 29 寄席を彩る女性たち

昔の寄席といえば「オジサンの演芸」みたいなイメージがあるかと思います。ハッキリ言います、いまは全然違います!ドラマ「落語心中」や「落語ディーパー」などで落語人気高まり、お客さんも女性が多く、また高座に上がる噺家さんも女性がどんどん増えています!東京の噺家さんが約600人とするとその20分の1、30人程度いらっしゃるようです。女性噺家百花繚乱の時代に突入!美人な女性前座さんが高座返しに出てきただけで「待ってました!」なんて声がかかっちゃうのもまた寄席らしくて微笑ましい。女性噺家の活躍も目覚ましいですが、色物のお美しい姐さん方も高座に彩りを添えてくださいます。まずはベテラン、俗曲の柳家小菊師匠。艶っぽい都々逸で男性はウットリ。。。浮世節の二代目立花家橘之助師匠は粋でカッコよくて三味線の腕前もお見事!若手ですと太神楽の鏡味味千代さんはなんとOLから転身という異例の経歴。三味線音曲の桂小すみさんはウィーン留学経験もあり、ミュージカルナンバーから長唄まで素晴らしい歌唱を聴かせてくださいます!
女性の色物さんの美しい着物姿で高座が一段と華やぎます♪そんな寄席の楽しみ方もいかがでしょうか。ぜひ足をお運びくださいね~    

◎江戸のラヴソング 柳家小菊・ひきがたり寄席のうた/ソニー/SICL‐148


2019.10

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?