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ナカさんの寄席日記 第17回古今亭志ん陽独演会

1/24の養源寺の会が中止になった(緊急事態宣言の為)ので、ちょっと久々の志ん陽師匠の会でした。いつも受付では奥様の「たばちゃん」ことキャスターの田畑めぐみさんが明るく出迎えてくださいます。千駄木に引っ越してきたばかりの頃はよく東京ケーブルネットワーク見てたので「たばちゃん」にはとても親しみがあります。

志ん陽師匠のお弟子さん、松ぼっくりさんで「狸札」。ちょっと変わったサゲで??と思っていたら、志ん陽師匠が高座にあがり「あのサゲ、アタシが考えたんです(笑)」との事。狸札ってコレというオチがないですからね、志ん陽師匠が考えて松ぼっくりさんにやれって言ったそうです。ウケたかどうかは・・・ビミョーでしたが(笑)松ぼっくりさん上手になりました。
「松ぼっくりが『志ん陽の一番弟子で・・・』って言ってたけど、まだアタシんとこにはヤツしかいませんからね、一番弟子っていう必要ないでしょう・・・」と師匠。はやく二番、三番と弟子入りが増えると良いですね。これからの古今亭を背負っていく師匠だと思うので一門の繁栄を願います!

志ん陽師匠で「天狗裁き」。みんなが夢の話を聞きたくて焦れて泣いたり怒ったりするのが楽しい。プクプクのほっぺにエクボ、布袋様のようなお腹。志ん陽師匠の「ちょっと困り顔」ってプーっとして可愛らしいです。寄席の踊りも披露してくださりました。大きな体でも切れがあって粋な踊りです。

仲入り後は「のめる」。今日は一番これが面白かったかな。上手い人がサラっと短めの噺で笑わせてくれる、ってイイですよね~。
最期に「崇徳院」。くどくない感じで良かったです。何軒も床屋に入り髭当たりすぎて顔がヒリヒリする~っていうのが可笑しかった。

古今亭志ん朝の直系の最期のお弟子さんである志ん陽師匠。更なる活躍を願っています。寄席のトリも増えて欲しいな~ 応援しています!
最近師匠のお宅へ予約の電話すると松ぼっくりさんが出るのにもようやく慣れてきました☎ 最初の頃は若い男の声が出るのでビックリしたものです。

2021/2/6 北とぴあペガサスホール
第17回古今亭志ん陽独演会
松ぼっくり 狸札
志ん陽 天狗裁き
 仲入り
志ん陽 のめる
志ん陽 崇徳院

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