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ナカさんの寄席日記 菊太楼の会

今年の2月の会から毎月来ている菊太楼の会@お江戸両国亭。コースもだいたい決まってきて、両国駅北側にある旧安田庭園を散策し、回向院にお参りして猫を撫で、老舗とし田さんで季節の和菓子を買って落語会へ、という流れになってます。両国、良い街ですね。国技館もありますし。

さて今月の菊太楼の会は奥様のツイートとメッセージによれば、弟子の菊一さんが出ない代わりに柳家さん福師匠がゲスト出演、菊太楼師匠は幾代餅と前座噺で元犬を演るという予定でした。ところが埼玉にお仕事に行っていた菊一さん、間に合っちゃいました!着物で駆け付けたそうです。義理堅いのかそれとも一席でも多く高座に上がりたいだけだったのか・・・まぁ真面目な菊一さんの事ですからその両方でしょう。ネタは出来心。どんどん上手になってますね!
さん福師匠。寄席でもたま~にしか拝見しない師匠。見た目は丸顔の優しそうなホンワカした雰囲気ですが、マクラはけっこう知的でシャープに感じました。やはり寄席と落語会では印象ぜんぜん違いますね。ネタは提灯屋。意外と聴かない噺ですね・・・小里ん師匠くらい?さん福師匠はちょっと珍しいネタ演る師匠なのでまた菊太楼の会にゲストで出て欲しいです。
菊一さんのせいで(笑)一席になってしまった菊太楼師匠。幾代餅。親方の優しさがとても良かったし、さっぱりした中にも菊太楼風味が少し入っていてい良い塩梅の人情噺になっていました。幾代太夫はもう少し気高さが感じられたら花魁の位の高さが出たかなとも思いました。全体的に菊太楼師匠の持ち味のテンポの良さと軽やかさのある良い幾代餅と思いました。
口演できなかった幻の元犬、いつか聴かせていただきたいですね!

5/22 お江戸両国亭
菊一 出来心
さん福 提灯屋
 仲入り
菊太楼 幾代餅


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