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ナカさんの寄席日記 1 寄席の色物について

新連載です。テレビやアニメで今、空前のブーム、落語。じっくりホール落語会で長講を味わうのも良いですが、気楽にブラッと寄席に入ってボーっと落語を楽しむ、というのもまたオツです。寄席は飲食OKですので弁当つまみながらビール、なんて楽しみも。落語ももちろんお楽しみですが、寄席に出てくる色物芸人さん達も魅力的で、ギター漫談のペペ桜井、手品のアサダ二世のようにユルく笑える芸人さんが好きです。太神楽は浅草演芸ホールなんかですと寄席初体験のお客さんが多いので、皆さんキャーキャー興奮してます。「寄席の吉右衛門」鏡味仙三郎社中の土瓶の曲芸、口でくわえたお撥の上で土瓶がクルクル回るのはミラクルですね。翁家和助さんの土瓶もすごいけど。一番好きな色物さんは紙切りの林家正楽師匠。体をユラユラ動かしながらお題を頂いてあっという間に白い紙を切り抜いて作品にしちゃう芸は天才的です!先日はお題が「ピコ太郎」でしたが、それはもう見事なピコ太郎が切り抜かれました(笑)一昨年、一番リクエストが多かったのが「五郎丸」だそうです。正楽師匠、時事ネタの仕込はいつでもバッチリです。

★正楽三代 寄席紙切り百年/新倉典生 (著) 
あ、寄席が好きすぎて色物さんの話で終わってしまいました。次回こそは落語の話を・・・・ではまた!

2017.2

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