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頭の中にあるうちは、なんだって傑作

今クールのドラマは「記憶喪失もの」が多い。そんなジャンルはもともとないのだから、とてもめずらしいことだ。定番の医療ものや法廷ものだって3つあれば多いなと思ってしまう。それがジャンルとして確立されていない「記憶喪失もの」が3つある。まだそれぞれ1話しか観ていないが、『アンメット』がとてもいい。とても誠実なドラマでフジテレビらしくないけど、好きだな。昨日の記憶をなくす。というと『博士の愛した数式』と同じだ。この映画も好きだから、昨日の記憶をなくすという設定が好きなのかも。記憶喪失というと作り手としては都合がよくできそうなものだけど、昨日の記憶をなくしてしまうと、ドラマとしてはかなり慎重に、計算していかないとつじつまが合わなくなってしまう。まだ1話だし先の心配をしてもしょうがないけど、このドラマには期待してしまう。ま、3話くらいは観ないと、本当におもしろいと思えるかどうかはわかりませんけどね。

杉咲花さんがとてもカッコよくて、繊細だけど意思の強さを感じる声もすばらしい。素顔?も出されていて、それもまたカッコいい人だなと思った。批判?の声もあったみたいだけど、なにが?カッコいいですよ、ホント。『おちょやん』のほか共演も多い若葉竜也さんもハマり役で、おもしろい。

Tverでドラマはみられやすいのか、ドラマの枠は各局ふえている。そして、それぞれ力を入れている。『アンメット』を放送しているフジテレビは、映像に力を入れていることがわかる。ほとんどのフジテレビドラマが、めちゃくちゃキレイでカッコいい色調になっている。ここに書いたように『アンメット』では役者に注目しているけど、ぼくとしてはめずらしいと思う。やはり脚本がいちばん興味があって注目してしまう。ああだこうだと言いながら、どうせぼくは一次通過どまりですよと嘆く。どんなドラマだって放送されてる時点でとてもえらい。もっというと書き上げた時点でえらいのだ。頭にあるうちはどんな作品も傑作。頭の中の傑作よりも、原稿に書かれた駄作の方がすばらしい。だから書こうね。

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