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自営業と家系の歴史

うちは、父で3代目の材木屋だった。

明治生まれの、おおじいさんが創業した。

とても貧乏で、お金持ちの敷地の古屋に
住んでいたそうな。

そこから、そのお金持ちの旦那様から
お金を借りて、材木屋で生計を立てていた。
映画館を作った事があるらしい。
戦争の時は、炊事場担当で
戦地へ行く事は無かった。

その息子のおじいさんは、
何もしない人だったらしい。

そのせいで、じいさんが連帯保証した
借金2000万余を父の代で払わなくては
ならなく、必死で働いたみたいだ。

私が生まれる前に亡くなったから、
おじいさんには、会った事はない。

最近思ったこと。

家系の因縁ってあるのかな。

わたしの兄が、
今年の2月に不慮の事故にあった。
仕事中に、3メートルの高さから落ちた。

下半身付随で、一生車椅子になった。
お見舞いに行ったが、変わらず、
元気そうだった。

先月退院して、お嫁さんと新しい新居で
暮らしている。

その"家系の因縁"なのだが、
私の住んでいる実家は、兄名義になっていて、
両親と祖母、わたし4人が暮らしている。
25年たった家のローンは、
私含め、両親と3人で払っている。

今回の事故で、家のローンが無くなるかも
しれないという話で、そうゆう世の中の
仕組みがあるらしい。

実際、まだ審査中となっているが。

親の借金を子供が払わなくては、
いけないって何とも悲しい事だなと。

うちの父は、一人っ子で高校卒業後
大阪で就職したらしいが、その件があって
実家に戻って、材木屋と独学で建築の勉強
をして、家を設計していた。


酒飲みで、癇癪もち、怒鳴り声が、家の外でも聞こえるくらい。

じいさんに借金背負わせて、
実の子に同じ思いさせるのも、どうなのかなと。

境遇が境遇だから、必死で働いてきて、
そんな考える余裕も無かったのかと思う。

私は、独身だけど、結婚に
理想を、作りすぎてしまっている
かもしれない。。🥲🌀


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