瞑想か迷走か
一つの感情に的を絞り、その感情にまつわる記憶をひとつずつ、ひとつずつ、紐といていく。
やっと最後かも、、、と思ってページを開くとまた深いところにページが残っていた。
特に最後であることを願っているわけでもないが、最後じゃないのかよとツッコミながらまたページをめくる。
横から割って入りかける違う感情と混同しないように、そこは少し集中しながら、より深ーく、ふかーくめくっていく。
最後からひとつ前のページを無事めくる。
次が最後のページであることがわかっていながら、最後のページが現れてこない。
暗闇のようなモヤのような空間で全てがかき消されている。
このモヤが晴れていたら、ページもバッチリ見えるだろう。
そしてそのページは全ての感情が根っこで繋がっていることまでもわかっている。
これがわかれば仙人にでもなれそうな気さえするのになーと思いながら、珍しく素直にここで諦める。
自分にはページを見るなんぞ早過ぎることもわかっているのだ。
仙人になれるっていう考え自体がまだ甘いのが潜在意識で判断出来たのだろうか、、、
いや、少し違う。
今ページが見つかったら、違う意味で早過ぎる気がしたからだ。
自分はまだまだ成長するべきだし、苦労するべきだし、学ぶことが沢山ある、という気がした。
さて、これ自体がインナーチャイルドの最後の抵抗なのか?
それとも宿命の歯止めか?
こればかりは死ぬまでに答えが出るのかすらわからん。
とりあえず気持ち良いのでもう一度チャレンジしてみよう。
瞑想と夢の狭間のおはなし。
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