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香川旅行記② 四国霊場第75番札所善通寺

引き続き、香川旅行記②をお送りさせていただきます。

四国八十八ヶ所霊場第75番札所善通寺に参拝してきました!

善通寺

善通寺

善通寺ってどこのこと?

と思った方。
善通寺こそは、あの弘法大師空海の生誕地なのです!

本年、令和5年は弘法大師空海の生誕1250年。

ということは、1250年前、こちらの善通寺にて、我が日本が誇る天才・空海さまがお生まれになられたわけです!

総本山善通寺は、善通寺派の高野山の金剛峯寺京都の東寺とともに、大師三大霊跡のひとつ、と呼ばれています。

広大な境内は、総面積約45000平方メートルに及びます。
なんと、東京ドームと同じくらいの面積だそうです。
実際に入ってみると、確かにかなり広々としたイメージ。

善通寺境内

伽藍(がらん)」と称される東院、「誕生院」と称される西院の東西ニ院に分かれています。
東院は、唐から帰国した弘法大師が建立した、いわゆる当時の善通寺
西院は、なんと弘法大師が生まれ育った邸宅だそうです!

御影堂(西院)/国登録文化財

御影堂(西院)

御影堂のある誕生院は、弘法大師空海の生まれた佐伯家の邸宅跡に建てられた寺院だそうです。

つまり、弘法大師のご自宅跡ですね!

御影(みえ)とは、祖師・そのお姿を意味し、真言宗では弘法大師空海のことを指します。

御影堂奥殿には、秘仏・瞬目大師(めひきだいし)がお祀りされているそうです。

御影堂に続く回廊には、空海さまにまつわる絵が沢山飾られていました!

内陣(引用:公式サイト)
御影堂へ続く回廊
回廊に飾られた空海の絵



産湯井(西院)

産湯井(引用:公式サイト)

弘法大師が誕生された際に用いられた産湯の井戸だそうです!

お生まれになった井戸が、1250年後も皆さんに紹介され続けるって、凄いことですね。

(写真は撮り忘れたので、公式より失礼します)

五重塔/国重要文化財

五重塔


善通寺の五重塔は、香川に現存する五重塔の中で最も古く建てられたもので、国の重要文化財です。
国内の木造塔の中では東寺興福寺に続いて3番目の高さを誇っています。

金堂(東院)/国重要文化財

金堂

善通寺本堂となる金堂は、伽藍(東院)の中央にあります。

金堂内には、善通寺の本尊・薬師如来像がお祀りされています。

薬師如来とは、古来より医薬の仏として、病気平癒などを祈られてきた存在です。

仁王門/国登録文化財

仁王門


仁王門の正面左右には金剛力士像(仁王像)が建ち、お寺を護っています。
門自体は明治22年の再建ですが、仁王像は1370年(南北朝時代)に作られたものだそうです!

仁王門の後ろには、大きなわらじがありまして、こちらもまた迫力がありました。

仁王門・裏


弘法大師空海とは?

引用:wikipedia

みなさんご存知かと思いますが、あらためましてご紹介。

弘法大師空海は、平安時代初期に実在したお坊様で、真言宗の開祖

御影堂前 空海像

御影堂前には、幼き頃の弘法大師像がありました。

空海さまは幼名を真魚といい、出家前のお名前は佐伯真魚です。

真魚さまは、幼い頃から神童と名高く、ご両親が「貴物(とおもの)」と呼ぶほど大切に育てられたそうです。

唐に留学した際には、師匠の恵果和尚から密教の奥義を伝授されました。

外国人の師匠から、才能を見抜かれ、秘技を伝授されるほど信頼されるとは!

とても優秀で、人格的にも宗教的にも立派な方だったことが分かります。

帰国後は、真言宗の開祖となり、金剛峯寺などを創建。

同時に、能書家(嵯峨天皇・橘逸勢らと共に三筆の1人)であり、土木建築知識などあらゆる分野に秀でた天才です。

空海さまについてはまた今度、改めて取り上げたいと思います。

次回も、香川旅行記をお楽しみに☆



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