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夜カフェ営業〈MoonTime🌛〉に学ぶこと。僕の学びをこぼします。

ブログたるものを持つことにしてみた。

最近のことをただただまとめるだけのブログになりそうだけれど、最近の僕が取り入れたこと、思ったことを話の中心にして書いていくから、学びも少しはシェアされるかもしれない。僕と同じような頑張る気持ちになれるかもしれない。
まぁ、とりあえずこのまま書いてみよう。
みんなはそのまま読んでみよう。5分もあれば記事自体は読み終えられる。

人生メンタルが9割。

「あなたは、今座っている椅子の幅がずっと続いた道を歩けますか?」−歩けると思うはず。失敗するイメージすら思い浮かべない。
「その道が、地上100mにあったら歩けますか?」−急に歩けなくなると思う。
問われているパフォーマンスは同じなのに、失敗するイメージを持っただけで、足がガックガクになるんだ。
人生のパフォーマンスは、メンタルがほとんどなのだ。

という動画を見たよ。気になる人は見てみてね。

MoonTimeの学び。− チャージ料金について考える。−

月に数回だけ行う〈MoonTime🌛〉席数は8席だけど、時間制限はないので最後までゆっくりしていて大丈夫。とても良いので、ぜひ来てみてね。
毎月、新たな試みをしながら実験を積み重ねているムーンタイムは、毎度気づくことがあって楽しい。
夜カフェだけど、チャージ料金を設定したくて、〈¥300〉としている。その代わりに、自分の中で最近ハマっている料理や焼き菓子を食事利用かカフェ利用かに合わせて提供している。いわゆるお通しです。
なので、このチャージ料金の意味合いは、席代ではなく「必ずこの一品を食べて欲しい。」そしてそれが「ちゃんと美味しい。このお店信頼できる」につなげるため。

Moon Time

お通しだけは、サボっちゃいけない。(他もサボっちゃいけない。)

よくお通しをサボってるお店があるけれど、(こんな言い方は良くない。効率良く出すためにしてる策だ。)ゲストが一番最初に見て食べてくれるものだからね、しかも全員が食べるもの。美味しければメニューを眺める気分が変わる。気分が良くなれば、迷った一品は「せっかくだから食べよう!」に変わるかもしれないし、ドリンクだって一杯増えるかもしれない。何より、「来てよかった!連れてきてくれてありがとう!」が生まれる。
だから、そこだけはサボっちゃいけないんだ。
最近、僕が提供していたのは〈ホタルイカのから揚げ(フリット状の)とフルーツトマトに美味しいお塩とエストラゴンという香草を酢漬けしたものを少し散らしたトマトサラダ〉、カフェ利用の方には〈ココナッツとコーヒー、隠し味にきな粉や黒糖を使った焼き菓子〉これが意外に好評でこの前は「持ち帰り用に詰めて欲しい!」っていう方もいたくらい。(ここだけの話サービスで少し詰めてあげたよ。袋に、ドライのユーカリの葉っぱを留めてあげたりして。)
ここでホタルイカのから揚げから気づくことがある。(後述)

緻密な作戦を深めるのだ。

ご来店いただいてから、まずは白湯(パイタンじゃないよ)を届ける。
手も温めるけど、胃のなかを温めてあげることは優しい食事に繋がっている。僕が好きなお店では時々〈あたたかいスープ〉がお通しで出てくる。なんて素晴らしいんだと感じる。じわーっと体があたたまって優しい気分で尚且つ美味しんだから、もう来てよかったと思えるわけだ。

話が逸れるけれど、迷うであろうドリンクメニューの一番上に「白湯¥0(パイタンじゃないよ)」と書いてあり、次のちゃんとしたメニューからはゲストの気分を守るように丁寧に書いてある。
ただ、この「パイタンじゃないよ」にも意味がある。
たとえば彼女と一緒にきた男の子は、彼女をエスコートできた方が良い。なるべく恥をかかせないように、それどころかポイントが付くように設計してあげた方が良い。
ドリンクが多かったり難しく感じて迷う時には、この「パイタンじゃないよ」を指差して2人で少し和んでくれたら良いんだ。オーダー率0%のこの〈白湯 ¥0〉は意外なところで活躍してくれたりする。

ドリンクメニュー1
ドリンクメニュー2

着席後に、お通しを揚げる。

揚げ時間は大して長くないけれど、お待たせしてしまう。けれど絶対に事前に揚げておいた冷たい揚げ物は出してはいけない。お皿に盛り付けておいて、冷蔵庫に入れておくスタイルのキンキンのお皿のお通しはもっと出してはいけない。お皿から指先に伝わる5度の冷たさなんて、夏でも不快な冷たさだよ。(これは僕のお店の考え。)
効率の良さよりも美味しさや感度に合わせた提供が優先に考えているから、お待たせすることにはなる。
けれど、どちらが不満を生みやすいかを考えたり、自分がユーザーだったらどちらが不満かははっきりしているので、この提供方法で速度を上げる策を考える方が賢明である。

おっと、危ない。白湯を運んだ時に聞きそびれてはいけない。

「今日は、お食事のご予定ですか?」と聞かなければ、お通しが決められない。まさかホタルイカのから揚げを出してカフェ利用なんてあり得ないからだ。さらに続けるのは「今日、お通しにホタルイカとトマトを用意してるのですが、お好きですか?」が必要だ。
好きじゃないものを無理やり食べさせて、お金を頂いてるチャージは最悪だ。
時々、お酒だけのオーダーの方がいる。その場合には「お腹は空いてますか?少しおつまみをおつくりしましょうか?」と聞く。
「おつまみを出しましょうか?」ではなく、「おつくりしましょうか?」がポイント。「あなたのためにつくりますよ」の想いを言葉に託そう。
さて、文章を打って気づいたことは、「今日は、お食事のご予定ですか?「今日、お通しには〜〜」「今日」気になりますね、、僕がしているのはMoonTimeです。次回からは「今夜は、〜〜」に変えましょう。
世界観や感度を守る言葉を選ばなければ。

次回からは、もう少しお酒のメニューを充実させよう。

ゴールデンウィーク期間は、特にお酒のオーダーがあった。それまでお酒のオーダーは滅多になかったから難しいのかなと思ってたけれど、シチュエーションが噛み合えば需要はあるのだと認識できた。
あとは、ここで飲みたいと思わせられるかどうか。
僕のMoonTimeでは、可愛くて、それなりに良いグラスを使う。柏崎では見かけないグラスもあるだろうと思う。
ソフトドリンクでも〈ピッコロ〉や〈フランス〉、アルコールには〈バンビ〉を使ったりする。
ドリンクメニューの文字たちに名前負けしないようにしないとね。

〈フランス〉
〈ピッコロ〉
〈バンビ〉

グラスはさておき、カクテルを練習しなければいけない。
少し前に実際のBarで6日間にわたる講習を終えました。基礎技術は理解はした。あとは練習だ。回数をこなすしかない。となれば、お家Barでひとり黙々と練習するのみ。
この数ヶ月でお家Barはかなり成長した。誰に振舞うわけでもないけれど、シェイカーだって振る。Barのマスターのシェイカーを振る姿を見ていて僕が着目したのは手首の動きと脇からの腕全体の動き。手首は縦だけの動きではなくドアノブを回す時のような動きをしている。そして腕はリズム良く「わかちこ」みたいな動きをしている。
手首を振ってる時に、腕がそういう風に動いていれば良いわけだ。練習しよう。
写真は〈ダージリンクーラー〉紅茶のお酒で女性にも人気が出そう。これは紅茶リキュールとフランボワーズリキュール、レモンジュースをシェイクしてグラスに注いだ後で、ジンジャーエールを注ぎ足す(ビルドと呼ぶ)工程があって、練習にはちょうど良いカクテルでもある。
ちなみにグラスは〈モンツァ〉っていうグラス。お店では今は使ってないけど。あとは、シンプルだけど、エルダーフラワーリキュールのトニック割もなかなか良い香りで美味しいってことがこのBarでわかった。

お家Bar

さて、僕は料理の腕前の話は何もしていない。
けれど、山ほど気を配ることがあるわけだ。したとすればホタルイカのから揚げが美味しいってことを教えたくらい。
そうだ、それ以外の9割のこと、気分をつくり、感度を守る緻密な作戦でゲストに「来てよかった!連れてきてありがとう!」を言ってもらうことができるわけだ。
まだまだ学びは尽きないから、また書けそうだよ。
当たり前の気づきの羅列かもしれないけれど、いろんな視点を持つことは学びに繋がるわけだ。

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