【ミドル教員もマネージメント】長男長女はマネージャー適性が高いのか?

週末のspace対談はとても有意義だったのですが、「どうにもならない問題」に気が付いてしまい、正直凹んでしまいました。
それは、タイトルにもある通りですが、

「長男長女はマネージャー適性が高いのか?」

ということです。
これから探求していく命題ですので、何か答えがあるわけではありませんが、ご一読いただけるとマネージメントについての疑問点の説明にはなると思っています。

今回のポイントは以下の3つです。

1.マネージャーの役割
2.長男長女の特性
3.今後の課題

1.マネージャーの役割

対談で多くの方が、隙間を埋める、くっつける、と言葉の表現は違えど「人と人とをつなげる」ことがミドル教員の役割だと話してくれました。

もちろん、言い出せば役割はたくさんありますが、重要なのが「人と人とをつなげる」ことで間違いはないでしょう。
担任と子ども達もだけでなく、管理職と職員を、ベテランと若手を繋ぐのが、マネージャーの役割と言えます。

現状では、業務の多忙により、他の人達に関わる時間が作れない先生が多いと思います。

対談の中で「そもそも、その隙間を見れるようになったのはいつなのか?」と質問すると、「子どもの頃から見ていた。長男だったから」との答えを聞いて愕然としました。

それは、私も同じであり、無自覚に身に付けてきた技術は、誰かに伝える事が難しい。
無自覚だからこそ、技術として習得していないから、言語化して伝える事が困難なのです。

2.長男長女の特性

長男長女は、弟や妹の面倒を見ることを強制されるケースが多いです。
親だけでなく、親戚だけでなく、長男長女である、と伝えた関わる人全てから、理想の長男長女像を押し付けられます。

それはネガティブなことだけではないのですが、人格形成としてとても大きな影響があります。

私自身長男で、長男だから、と関わる人達に言われてきましたし、年下の子の面倒を見るのが「フツーの事」でした。

振り返ると、学生の頃の友人は「長男長女」ばかりで、末っ子の友人には誰もが寛容に関わっていたな、と。
仕事でも、やはり長男長女の人の方が、周りが見えて面倒見が良かったですね。

長男長女であっても、もちろんそうでなくても、他者から誰かの面倒を見る事を強要され従ってきた、という経験が、大人になって「人と人との隙間が見えるようになる」のではないか?との考えに至りました。

もうですね、絶望的な気付き、でした。
その人の特性でもなく、主体的に身に付けてきた技術でもなく、後天的に他者から強要されてきた習慣が、「人を観るスキル」なのだとしたら、これからどう伝えていけばいいのか?と、あまりの困難さに頭がクラクラしました。

3.今後の課題

とは言え、嘆いていても何も始まりません。

「人と人の隙間に気付き、隙間を埋める。」

ミドル教員がこの技術を身に付けなければ、職員室で先生方の笑顔を増やすことはできないでしょう。それは、いじめがなくならない、と同義語ですから、なんと化する必要があります。

そのために、まずは言語化が必要です。
私自身が、無自覚に、無意識で習慣化してしまっている「長男長女の特性」を自覚的に言語化して、体系立てていきます。
そうする事で、長男長女の特性を技術として伝える事ができますからね。

さらに、Twitterのspace対談で、色々な方の話を聴いていきます。
多面的、多角的に捉えることで、技術としての精度を上げていきます。

並行して、今行なっているクローズドのオンライン勉強会でも反映して、伝えていく実践も繰り返して、探求していきます。

「なぜ自分と同じように、人を観ることができないのか?」


実は、前から私の中で抱えていた命題だったのですが、その答えがあまりにも想定外で絶望感でいっぱいです。
ですが、言語化されたから、あとは探求し続けるだけですからね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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