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2020/12/27週のエンタメコンテンツ

書籍「Weの市民革命」佐久間裕美子

 アメリカ大統領選について少し調べたり、Netflixオリジナルの社会はドキュメンタリー「レボリューション」をみるうちに、アメリカの今についてもっと詳しく知りたいと思った。そんなときに佐久間さんの新刊が出ると知り、なるべくAmazonでは買いたくなかったので錦糸町のくまざわ書店で購入。

 発売ギリギリまで筆をとっていたんだろうと思うぐらいリアルタイムな内容で、特にミレ二アル世代とZ世代の話やエシカルの話は興味深い。自分は一応ミレ二アル世代なんだけど、環境や社会のことを十分に考えながら日々の消費行動の選択をとっているか?このまま欲望の通りに生き続けた先、老いていった先に孫世代に誇れる地球はあるのか?大きな問いを投げかけられた。

 最後の「革命は起きるものではなく、起こすものだ」という一文が力強い。自分が口にするもの、身に着けるものがどこから来てどのように作られ自分の元にたどり着いたのか、その工程を知ることも大切だろうと思いつつもなかなか難しい。ただこういった先進的な活動をしている人たちのSNSや本から、最新情報をアップデートして少しずつでも行動に移したい。

本「NO RULES」リード・ヘイスティングス

 会社の役員に勧められて読んだ(私は平社員)。日経の書評で「経営者が読むべき一冊」と紹介されたそうだけど、まさにそうなんだろう。

 今年の5月の自粛期間に同僚に「愛の不時着は観たほうがいい」と言われてなんとなく加入したネットフリックス。愛の不時着はハマりすぎて3回繰り返し観た。あまりにも圧倒的に面白いコンテンツを量産しているように素人目にも見えたので、一体どんな会社なのか、どんな組織だったらあんなに面白いものを生み出し続けられるんだろうと気になっていた。その答えはこの本に書いてある。

 序盤に出てくるフィードバックの重要性、実りあるフィードバック文化を根付かせるための土壌づくり、上司が部下を「管理」せずに最大限の能力を発揮できる仕組みづくりは、なんというかすぐには真似できないけど、一流はこうやって仕事しているんだというのが刺激にはなる。すべての選択は「ネットフリックスのためになるのか、そうじゃないのか」に徹底されていることがよく分かった。
頻繁に出てくる「能力密度」という言葉の定義が気になるところ。英語だとなんというのだろう?

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