なかもりコーラ

旧文系博士課程の学生

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最近の記事

アカデミアのボランティア活動

また、更新に数ヶ月の間が空いてしまいました。でもnoteでの投稿を続けたいと思います。 ご縁あって、新しい仕事を始めておりますが、今までの繋がりでアカデミア的な立場でのボランティア活動(論文執筆、国際学会の運営委員の業務、研究プロジェクトにおけるデータ分析支援)を継続しております。 アカデミアの活動の方は、副業ではなく、基本は無償のボランティアです。無償とはいえ、ボランティアの活動にはお金がかかりますし、「運営委員で〜に参加してね」とあらば、交通費は自費で捻出したりします

    • 卒業後 (旧文系博士課程の学生)

      思い起こせば、noteの日記を継続的につけるぞと決めていたのに、最後の投稿から3ヶ月も経過していました。日記に関わらず、勉強、運動、ダイエット、趣味の練習などの習慣も、一度離れ癖がついてしまうと、「よいしょ」っと重い腰をあげるのはとても難しいです。 無事に博論を提出し、先月無事に学位を授与したのですが、やはり卒業前の2 - 3ヶ月は、日記を定期的につけることができない状態でした。博論を提出し終えるまでは自分との戦いの面が大部分を占めており、好きな研究に専念・没頭させてもらっ

      • 就活でのメンタル管理 (文系博士課程)

        目の前のことに集中するべきだと思いながら、最近は就職のことを考えると動悸がおさまらない感じで、自分はまだまだメンタルが弱い(修行が足りていない)と思います。一晩中、あてもなく求人をググって夜を明かして、なんて無駄な時間を過ごしたんだ・・と罪悪感に苛まれたり。求人をググった結果、私なんて必要とされてないのかな・・とネガティブ思考に陥ったり。 就職活動では、最大限アピールしたにも関わらず、先方から「フラれる」とやはりいくらかダメージを受けてしまいます。(これは、仕事でも研究でも

        • 論文誌のカメラレディ提出(文系博士課程)

          こんにちは。前回の大幅改訂を経て、大変な思いをして出した論文のカメラレディ版を本日提出できました。(大幅改訂後、若干軽微な修正も入り、なんとか出版にこぎつけることになりました。) 「カメラレディ」というのは、論文誌が出版されるための最終版の原稿のことを言います。カメラレディが受け付けられると、その後の修正依頼は一切できません。 「カメラレディ」の一歩手前の段階では、論文誌の編集者が、私たちの原稿を論文誌のテンプレートに全てフォーマットしたもの(「プルーフ (proof)」

        アカデミアのボランティア活動

          博士の学位取得までのステップ (文系博士課程)

          「博士への長い道のり」というタイトルのホームページやブログを見ると、先人のお知恵がたくさん詰まった、興味深い内容を見ることができます。私もいつかひと段落したら、そういったタイトルの記事を書きたいと密かに憧れております。 自分の頭の中をスッキリさせるために、博士の学位取得までのステップをメモに残しておきます。なぜかというと、海外留学中で「自分が今どのステータス」なのかを説明する機会が多いので、ほとんどの大学で共通するステップを簡単にまとめてみました。 博士の学位を取得するに

          博士の学位取得までのステップ (文系博士課程)

          プレゼン恐怖症を克服したい (文系博士課程の悩み)

          中学校〜高校の受験期には、試験の二週間前から3時間睡眠で臨む!(ほぼ暗記!)みたいな無謀なことをやっていましたが、短期的にはテストの数字には効果があっても、長期的にはあんまり記憶に残ってなくて、もうちょっと計画的に勉強すればよかったなと思います。試験前の緊張状態でさらに自分を追い込むことで、「これだけ追い込んだら大丈夫だろう」みたいな、一種の安心感のためにやっていたような気もします。試験と同じように、就活の面接も、複数パターンの自己アピールを暗記していたような・・。(睡眠不足

          プレゼン恐怖症を克服したい (文系博士課程の悩み)

          自分の性格診断をしてみる (文系博士課程の気晴らし)

          仕事やプロジェクトで一緒になるメンバーとの、良好な人間関係やチームワークの構築は大切です。若気の至りで、私もいろいろ失敗したりして、「あの時の自分はこうすべきだったな」とか色々反省したりもします。あらゆる場面での人間観察(自分や他人を含めた人間の言動・行動・振る舞いなどの観察)はとても興味深く、色々と勉強にもなる一方で、とある一時の行いで自分や他人を理解したりはできないものだと思っています。極端にいえば、一時のミスや過失などで、他人に悪いレッテルを貼ったり、あとは他人の良い側

          自分の性格診断をしてみる (文系博士課程の気晴らし)

          自分の活動を可視化する (文系博士課程の留学)

          普段の自分の活動を可視化するっていうのはとても重要だなと思っています。どうしても調子良くない時、今日は眠いから・・・、今日は頭が痛いから・・・、とやるべきことを後回しにしてしまうことがあります。あと、やらなければいけない時に限って、家が埃っぽいのが気になる・・とか別のことがどうしょうもなく気になったり。。 こういう悪い癖をどうしたら良いか、前に一度調べてみたところ、「調子が悪くても毎日少しでもやる」ようにして、習慣化づけることが良いと、何かの記事に書いてあった気がします。後

          自分の活動を可視化する (文系博士課程の留学)

          ナチュラル英語を身につけたい (文系博士課程の留学)

          私にとっては初めての6ヶ月の留学生活ですが、今はZoom、Google Meetなどの音声・ビデオ通話があるので、日本で離れた家族と話せるので、なんだか離れているような気がしません。コロナ禍は大変な時期でしたが、一方でデジタル化が加速して、こういった音声・ビデオ通話ソフトウェアの恩恵も受けることができたという側面もあります。これがあるのとないのでは、ホームシックにかかる度合いが変わってくるのではないかなと思います。 私が幼稚園の頃も、父がアメリカに何年か出向していたこともあ

          ナチュラル英語を身につけたい (文系博士課程の留学)

          大幅改訂(メジャーリビジョン)提出 (文系博士課程の怒涛の日々)

          ようやく1ヶ月取り組んだ大幅改訂の原稿を出すことができました。本当に大変でした。毎回思うのですが、本来の締切の1日前に、提出するポータルサイトで「提出する」ボタンを押すまでをやっておくことをお勧めします。Wordで書いている原稿を書いている方は問題ないかもしれないのですが、LaTeXで原稿を書いている人は、「提出するポータルサイト」上でコンパイル(処理)してPDF化するので、エラーが出てしまうと、めちゃくちゃ焦るからです。 本来の締切ギリギリで、このようなエラー出てしまうこ

          大幅改訂(メジャーリビジョン)提出 (文系博士課程の怒涛の日々)

          大学のノベルティグッズ探し (文系博士課程の留学)

          どうやら心理学ラボのメンバー等はおそらく、みなさん実家に帰ってしまったようで・・、なんかもう本格的に誰も来ないモードに突入(日本でいうお盆みたいなもんかな)。ラボは鍵が閉まっているので(個人が申請して管理することもできるのですが、毎回先生にメール書かないといけないっぽいので面倒)、夏休み中も常時開いているお隣の文化ラボの方でお世話になっています。 ところが、なんと、文化ラボでは司書さんが常駐してくれており、共用のiMacも自由に使ってよいとのことで、結構テンションがあがりま

          大学のノベルティグッズ探し (文系博士課程の留学)

          留学で教養学部に来てみて1ヶ月 (文系博士課程の留学)

          コロナによりリモートワークが浸透したりして、家での作業の方が集中できて捗ったりします。ここ2週間程は論文修正で「直るか直らないかの瀬戸際」だったので、家での作業がほとんどでした。今は大学としては夏休み期間中で、ほとんどキャンパスには大学院生しかいないのですが、週に3日は必ず研究室に顔を出して、なんとか自分のプレゼンスを示すようにしています。研究室では、コ・ワーキングスペースなので、気が散ったりもしますが、いい気分転換にもなります。(実は、留学で教養学部に属させてもらって1ヶ月

          留学で教養学部に来てみて1ヶ月 (文系博士課程の留学)

          大幅改訂(メジャーリビジョン) (文系博士課程の怒涛の日々)

          ここ2週間、査読中だった論文の結果が返ってきて「大幅改訂(メジャーリビジョン)」だったので、怒涛の勢いで原稿を修正したり、レスポンスレターを書いたりしていました。大量のコメント(20個以上)を頂戴し、コメントを一つ一つしらみ潰しに対応していくという作業の始まりです。指導教員に言わせると「よし、ここからが腕の見せどころ!」となるようです。(タフだなぁ) 大幅改訂をもらった時に、一番問題になるのが「再実験」を求められているかどうか?ということです。コメントを何度も何度も見返し、

          大幅改訂(メジャーリビジョン) (文系博士課程の怒涛の日々)

          博士号は「足の裏の米粒」なのか (文系博士課程の独り言)

          博士号は、「足の裏の米粒である」という言葉はよく耳にする言葉ですね。「取らないと気持ち悪いけど、取っても食えない」みたいな。あとは、「運転免許証」のようなもので、博士号は取らないと研究を継続させるようなアカデミアのポストを得がたいので、そのように表現されていることも見たことがあります。運転免許証の方は何となくそうかなって思うのですが、実際の博士課程の苦労を知っていると、私は「足の裏の米粒」は博士号を取得した偉い先生方の謙遜のような表現であるような気がしています。 私はどちら

          博士号は「足の裏の米粒」なのか (文系博士課程の独り言)

          アンケートのセンチメント分析 (文系博士課程の遊び)

          好きなサービスのアンケートなどは「とっても良かった!」を伝えるために割と協力していたりします。とあるピザ屋さんが大好きなのですが、毎回オンラインで注文するときに、カジュアルに「I love XXX pizza!」とか「XXX is the best!」とかコメントで表現していたら、とある日にめちゃくちゃ丁寧なお礼のメールが来たことがあり、嬉しかったです。あと、Googleレビューで、コメントが役に立った!と評価されたりするのも嬉しいですね。 また、自分と同じサービスを受けて

          アンケートのセンチメント分析 (文系博士課程の遊び)

          バイトや職歴、キャリアのこと (文系博士課程の場合)

          博士課程の前半では、とりあえず条件を満たすこと(いわゆる論文誌(ジャーナル)での掲載が2本以上)で懸命に研究をするのですが、後半になって卒業も考えれるような状況になってくると、大事なことを忘れていることに気づきます。(すでにキャリアを築かれている社会人博士とか論文博士ではなく、これは課程博士で学業や研究に専念できる環境の人に限る話なのですが) 「あれ・・、博士の学位を取得した後って、どうするんだっけ・・・?」 私が不器用なだけなのかもしれないですが、研究に専念する(条件を

          バイトや職歴、キャリアのこと (文系博士課程の場合)