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【自分】の【文体】を振り返ってみる(第1回)

 いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。中村尚裕です。

 私、【自分】の【文体】に関しては『【小説】の【文体】としては【特殊】な【構成】を有している』という【自覚】を持っております。
 【類似例】が【存在】するか否かはまた別として、私の【文体】には私なりに【独自】の【経緯】が【存在】するのは【事実】でして。

 場合によっては私の【文体】に【ご興味】を表明して下さる方がおいでになる――と【実感】しますところもあり、『どこをどう通ったら、こういう【方向性】を得るに至ったのか』というものを書き留めておくのも一興であろう、などと考えてもみるところです。

 そんなわけで、私の【文体】に関する【経緯】、よろしければお付き合い下さいませ。

 ◇

 さて私、【文体】には相応に【こだわり】を持つクチです。

 この辺りには【好み】などの【個性】もあれば【主義主張】もあり、早い話が【正解】なるものは【存在しない】――と【認識】しておりますが。
 【硬い】とか【柔らかい】とかの【評】もよく見かけますが、その一点にしたところで【判断基準】は人それぞれ。よって【優劣】を決めたい人などが、【論点】の噛み合わないまま語り合っている場面も少なくないようです。

 そんな中で。
 【文体】に関しても、私が個人的に掲げている【主義】というものは、一つならず【存在】します。

・【作者】は“【客観】の主”であれ
・【文章】は、【音の並び】としても【評価】され得る
・【文章】においても、【カメラ・ワーク】は【有効】であり【価値】たり得る
・句点『。』や読点『、』による【区切り】は、“【時間】の【経過表現】”として【有効】

 ……などなど。

 ただしもちろん、【主義主張】には各人の【個性】即ち【多様性】が反映されるもの。【唯一絶対】などというものが【存在】するとは、私は考えておりません。もちろん【主義主張】を反映する上での【完成度】はありましょうから、この点については【模索】のしどころと【認識】してはおります。

 さて私の場合、【文体】に【こだわり】を持つに至った【背景】というものが、もちろん【存在】するわけです。

・元々から【遅読】で、“【音】も含めての【読み心地】”にも楽しみを見出していた
・“【音】としての【文章】”としては、【落語】や【講談】、【詩】などに親しんだ【影響】が大きいと思われる
・『青の騎士ベルゼルガ物語/はま まさのり先生』の【文体】で、『【脳内】に【擬似体験】を構築する』という【可能性】を垣間見た【経験】がある。ここから“(【映像】を含め)【擬似体験】を【観客】の【脳内】に構築する【文体】”について【模索】してきている
・元々“白けやすい【心理的側面】”を抱えており、【手前味噌】には基本的に【敏感】。これが『【自分】の中から来る【ツッコミ】に対して、耐え得る【表現】を【模索】する【動機】』として【機能】している

 ……などなど。

 こと“白けやすい【心理的側面】”(つまり【ツッコミ】)は【自作】において容赦なく【発動】するもので、私としてはこの【ツッコミ】をねじ伏せられる【工夫】というものを求める【傾向】が強くあります。一方で【他作】については『【他人】の【主義主張】が込められている』という【認識】があるからか、“楽しもうとする【心理】”が比較的優位ではありますね。

 で、【自分】で書くようになると【悩み】はもちろん尽きないもので。
 うち【文体】に関しては、例えば以下のようなものを抱えていたりしたわけです。

・【語り】(俗に言われる【地の文】)の語尾がパターン化しやすく、特に『~だ(だった)』、『~である(であった)』が【頻出】する。このため【文体】として【単調】に映りがち
・“日本語として【一般的】とされる【文章構成】”では、(【映像】を含む)【擬似体験】的な【脳内イメージ】が構築しにくい
・“【音】としての【文章】”の【完成度】を【追求】し始めると、さらに“【日本語】として【一般的】とされる【文章構成】”の【制約】が厳しく感じられる

 ……などなど。

 ◇

 さて、今回は一旦ここまで。

 これは人にもよるでしょうが、私は【自分】の【ツッコミ】は【無視】できない性分です。何しろ『“【自分】が白けないため”には【必要不可欠】』なものですから。

 となるともう【正面突破】、日和った【逃げ道】は自ら塞いでいくことに。
 もちろん【茨の道】ですが、【自分】が白けてしまうよりはマシというものです。【自分】に【嘘】は通じませんから。

 ということで次回は、この【悩み】にどう向き合ったか、その【方策】について。
 よろしくお付き合いのほどを。

 よろしければまたお付き合い下さいませ。

 それでは引き続き、よろしくお願いいたします。

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