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〖 すぶり〗という言葉をなくしてしまおう

野球の練習で、昔から行われている、1人で簡単に出来る練習の1つ〖 すぶり〗。野球人生で1番やるであろう練習メニュー。この〖 すぶり〗という練習は、単純作業のようにみえて、一人一人違った意識で行われる為、じつはとても奥深い練習方法である。


すぶりをするときに、どういった目的ですぶりをしていますか?
いつものすぶりが、決まった目標回数をこなすことが目的になってないですか?
最終目的は試合で打てるようになるため!


すぶりには、目的によっていくつか種類がある!
* 実戦をイメージするすぶり
* スイングスピードを速くするタメのすぶり
* 動的ストレッチ
* コースを意識しながらのすぶり
* スイングをチェックするすぶりetc…

いろんなティーバッティングの種類があるのと同じで、いろんなすぶりの種類がある。


みなさんは、いままでどういったすぶりをしてきましたか?ただすぶりをしようと思うだけだと、ただ回数をこなすだけになってしまいます。
ちゃんと質の高いすぶりをしなくてはいけない!・・・というより

そもそも【すぶりをする】という言葉だけではハッキリとした目的がわかりにくいのでは?


いろんな種類のすぶりがあって、どれも大事な練習方法。それらを【すぶりをする】という表現だけでまとめてしまうと、明確な目的がない、質の低い練習になってしまう。
もちろん、しっかり意識してすぶりをしている人もいると思います。けど、より意識を高めて練習するためには、【すぶりをする】ではなく、ハッキリとした名前をつけて練習することが大事!


1. イメージスイング(実戦スイング)
2. スイングチェック(スイングの確認)
3. スイングトレーニング(筋トレスイング)


1. イメージスイング(実戦スイング)
実際にピッチャーが投げてくるのをイメージしながらスイングする練習。
しっかりとタイミングをとって打つポイントを明確にする。
コース別でスイングをするのも良し!
練習例、秋山翔吾選手のすぶり
「9分割したストライクゾーンをそれぞれ10回ずつとプラス10回で1日100スイングしていました」
この練習を極めるとピッチャーが投げてくるボールが見えるようになってきます!そして打った打球も見えるようになります(笑)
集中力がとても重要!
バッティングセンターに行くより効率が良くなるかも?


2.スイングチェック(スイングの確認)
自分がどういったフォームでスイングをしているかを確認をする練習。
鏡や動画で自分の動きを確認する。悪いくせ等をなおす練習。
うまい人との違いがわかればベスト!
練習例・・・片手スイング、逆手スイング、
スロースイングetc…


3.スイングトレーニング(筋トレ)
速いスイング、強いスイングを身につけることを目的とした練習。
この練習方法は回数をこなす事も大切
そして、今よりも速い(強い)スイングを身につけたいと思う気持ちが大事!
体全体を使えてることを意識する。使えてないところがあったら、そこだけを鍛えるようにスイングするのも良い!
練習例・・・連続スイング、片手スイング、片足スイングetc…


理想的なすぶりの練習方法は
* 実戦をイメージして
* 正しいスイングで
* 思い切り振り続ける
→ただ、このすべてを一気に完璧にこなすのは、なかなか難しい
目的ごとに1つずつこなしていく事が、上達への近道
イメージスイング→ミート力のアップ
スイングチェック→スランプ防止
スイングトレーニング→長打力アップ


ただ、どれか1つの練習だけが正しいというわけではない。かけ算!


バットに当てないといけないし
強い打球を打たないとヒットにならないし
すぐ調子が悪くなってしまってもいけない


だから


【すぶり】という言葉だけでは物足りない!
【すぶり】という言葉をなくしてしまおう!


最終目的は試合で打てるようになる!
これだけは忘れないで練習してください!

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