見出し画像

自分のメディアをつくる方法。

皆さん、こんにちは。
今週から数日間を 在宅ワークにしまして 
のんびりと自宅で過ごしている中村です。

今日は「自分メディア」というテーマについて書いていこうと思いますが、
そもそも「メディアって何?」というところを知りたい方もいるでしょう。
そこから書かないと内容がまとめにくい感じがするので 
まずはそこから。

今日も お時間がありましたらどうぞお付き合いください。


メディアって何?

メディア」は 「情報を仲介する媒体」を表す用語なのですが、もともとは「マスメディア」のことを主にメディアと呼んでいたのですね。
というよりも「マスメディア」以外の「メディア」と呼べるものが無かったんだろうと思うわけです。
マスメディアが何なのかはわかると思いますが、改めて言うと
いわゆる「4大マスメディア」と言われる、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌のことです。

ネットがない時代は、大きい会社はマスメディアを使って商品をバンバンとCMで流して告知したりPRしたのです(まあ今もそうですが)。
では中小企業や地方企業や個人商店はどうしたのかというと、
その会社のある地域に看板を立てたりチラシを入れたり、地域密着でして宣伝するのが基本。中には無理してでもテレビCMや全国誌に広告掲載などをしていたのですね。
大手と地域中小企業。その会社の規模や業種によって宣伝の方法がまったく違う時代だったというわけです。

そこでインターネットという文明の力が登場。
そこから何十年も経って、5Gの時代が全国に広がろうとしている。
今やインターネットによって、やり方次第では マスメディア以上の効果 を低費用で打ち出せる時代になったのですね。

そこで現代の「メディア」。それはおおかた「ウェブメディア」ということになります。インターネットを使って配信される情報を発信したり媒介したりする発信媒体。それがウェブメディア。
現代はまさに「ウェブメディアの時代」だと言えるでしょう。

それは、小さい会社が大きい会社と同じ土俵に立ったとも言えるのですね。


乗っかるのではなく、乗っける。

ウェブメディアが何なのかは分かったところで、
それでもそれは「自分が掲載してもらうもの」と捉えている人も多いことでしょう。
例えば、誰かが立ち上げて盛り上がっているWEBメディアを眺めて
「そこに連載記事を書きたいな」と「乗っかろう」とするわけですね。

確かにテレビなどのマスメディアにはお金を払って「乗っかる」しか方法がなかったので、もう「メディア」と聞いただけで「お金を払って乗っかるもの」「無料で乗っかれたら儲けもん」という「思い込み」ができてしまうのでしょう。(※ プレスリリースは別です)

今日私がお話ししたい内容は、
誰かが作ったメディアに「乗っかること」ではありません。
自分でその「メディア」を作って、誰かを「乗っける」側に立つということですね。メディア側に立って自分から情報を発信していくというものです。
言い換えれば、自分が自分のメディアの編集長になりましょう。ということなのです。

まずはその メディアは乗っかるものだという「思い込み」を打つ破るマインドが必要です。実際に個人(法人ではなく)でメディアを立ち上げて、そのメディアからの流入で300万円以上 / 月 稼いでいる人を私は何人も知っているし、そのうちの何件かにも関わっています。


誰でもメディアを立ち上げることができます。

私たちには「自分メディア研究会」という秘密の会(笑)があって、
自社メディア・自分メディアの成功法則をノウハウ化したり、成功事例を研究したりコツレベルを共有したりしています。
もう4ヶ月目になりますが、まったくの素人さん11名が 自分メディアを立ち上げるところまで来ています。

なぜWEB素人の皆さんがたった3ヶ月で自分メディアを立ち上げることができたのか。

それは「メディア」に乗っかるという考えを捨てて、自らメディアを立ち上げようというマインドを自分の中でつくりあげたことからはじまった結果でもあるのですね。


自分メディアのメリットと考え方

実はメディアにもいろんな種類があるのですが、その中でも
例えば「オウンドメディア」というメディアがあります。

オウンドメディアは、あるジャンルの情報やノウハウを蓄積していく自社(自分)保有のWEBコンテンツサイトです。
つまりWEBサイトです。

「自分のホームページ」と「オウンドメディア」は何が違うのかというと、
「ホームページ」は、自社(自分)のサービスやポリシー、理念、求人情報などを開示するためのWEBサイトであるということ。
目的は「会社や商品・サービスを知ってもらうこと」です。
「この会社はどんな会社かな」「この会社はどんなサービスがあるのかな」という客観的な目線で第三者が訪問するためのものですね。

では「オウンドメディア」はどうかというと、
例えばこの「アマノ食堂」のオウンドメディアを見てほしいのですが、

スクリーンショット 2021-08-26 14.34.34

アマノ食堂さんの紹介もあるし、どう見てもアマノ食堂さんが運営しているということはわかるのだけど、
それでもその内容は「読者が知りたい情報」に特化している点があるのがおわかりでしょうか。
「何かを買う場所」「ビジネスの匂い」は無くて、その情報に興味・関心がある人がチェックしたくなるWEBサイト。それがWEBメディアであり、オウンドメディアというわけです。(少し簡潔に言いすぎた気もしますが、そんなニュアンスを感じ取ってください)考え方は 専門誌と同じ ですね。

※ 専門誌例 _ TARZAN

スクリーンショット 2021-08-26 14.41.43

それではアマノ食堂さんに話を戻しますが
このアマノ食堂さんのオウンドメディアを見てみると、
「旬の食材」「道具とレシピ」「常連さんコラム」「お客さん対談」「季節の特集」というようなカテゴライズがあって、
例えば「道具とレシピ」のページに行くと、いろんな「読者が知りたい情報」が満載なわけです。

画像1

ブログと何が違うのかということをよく聞かれるのですが、
ブログとの圧倒的な違いは
「書き手の主張」ではなく、
読み手の関心事」を記事化 して蓄積させている点ですね。
ホントに考え方は月刊の専門誌と同じです。「読み物」だということが中心にあるWebサイト。それがメディアサイトです。
だからサイトいっぱいにそれらの情報を盛りだくさんにしていくサイト設計があるということですね。

作り方が違うのですね。ホームページとWEBメディアとでは。
でもそれはまあ当然とも言えます。目的と目線がこんなにも違うのですから作る上での「設計」は違うに決まってるというわけですね。


いったいWEBメディアの目的と戦略は何?

WEBメディアの目的はシンプルです。
自分の扱っている商品やサービスに関心がある人をたくさん集めることです。簡単にいうと「見込み客をそのメディアに集合させる」ということですね。

てがき-2

例えば「ペットが大好きで、いつもペットショップに行きたいと思っている人」。たくさんいますよね。私もその一人です。
そしてあなたが仮に「ペットにまつわる商品やサービスを扱っている」としましょう。
Facebook広告やInstagram広告などを使ってターゲットを絞って広告を打つという手もあるでしょう。SNSという多くの人が入ってくる媒体を使って自分のビジネスを訴求することはできます。

しかしこのWEBメディアの考え方は少し違っていて、
「自力でペットに興味のある人を集めよう」というものですね。そしてそこに集まってきた人に、自分のメディアの中で費用を使わずに自分の商品の宣伝できる。それがWEBメディアの目的そのものです。

あなたがもし頑張って無料登録者10,000名のWEBメディアをつくったとしたら、その10,000名に自分の商品を宣伝することは「無料」で「しかも興味・関心の深い人(有力な見込み客)だけ」に届けられるというわけです。

それがWEBメディアの目的。そしてそれは、自社の商品に関心を持つ「見込み客」を集めることに他ならないのです。


つくる前の「設計」が重要になる

画像2

↑ これは「企業用オウンドメディア」の設計シートですが、
例えばフリーランスが”売り物を宣伝する”目的ではない場合は少しだけ違ってきますね。アフィリエイトなどが目的の場合もありますからね。
それでも まあ大方この手順に近い形で「設計」をしていくことにはなるでしょう。

フリーランスさんの場合などは、それに興味・関心のある人をたくさん集めて、アフィリエイトやECに流し込むパターンもあります。
どちらにしても「読み手にとって価値のある情報やノウハウ」を開示していくことで広がりを見せることには変わりありません。

ホームページのように自己PR型であれば「自分にあるもの」を形付けていけばいいと思うけど、WEBメディアについては「読者が読みたい、知りたい」という切り口から「設計」していく必要があるということですね。


デザインよりも「見やすさ重視」

WEBサイトとデザインの関係性は、実はとても重要です。
ただ、重要と言ったのは カッコいい とか かわいい というような「見た目」だけの話ではなく、何を売り物にしているか。それをどのポジショニングで扱っているのかによって適合させる必要があるということです。

例えば、高級腕時計を扱っている店のサイトがペライチで簡単に作られていたら買います? 
それではイオンの仮設店舗でロレックスが売っているようなものです。商品が良くても誰も買わないでしょう。そもそも本物かどうか疑わしいと感じるはずです。
私はペライチがどうとかを言いたいのではありません。
「売り物」と「売る場所」の話をしているのです。

WEBメディアは月刊専門誌のように、読み物として構成されていなければなりません。したがって、見やすさとページビューの速さが重要です。
デザイン性は「個性を出すため」だけに意味がありますが、個性を出しすぎて「見にくい」ものになってしまったら意味がありません。
シンプルで、そして見やすくちょっと個性がある。そんなデザインが成功しやすいWEBメディアだと言えるでしょう。

実際にファッションや美容系の人気メディアというジャンルは、そのサイトの個性も重要な要素になっていきますね。斬新さではなくて個性。そこが鍵ですね。

※  ↓  人気があるファッション・美容系WEBメディア例 「4MEEE」



私たちがつくったWordpressテーマ

これをWordpressでやっちゃおう!ということで、
以前私たちはWordpressのオリジナルテーマ「The MEDIA」を自社制作したのです。非売品でクライアントに配布するためのものですが、
コンセプトは「初心者でも作れるイージーで効果的なWordpressテーマ(テンプレート)です。
販売しているわけではないので このテーマの紹介はちょっと関係ないと思われるかもしれませんが、そこにはいろんなスパイスを効かせているのでお時間があったらdemoをぜひ見てみてくださいね。
(画像をクリックするとデモサイトにいきます)

画像3

画像4

フルサイズのメインヘッダーと、まるでポスターのような縦型の「ポスタースライダー」。ここはコンテンツのピックアップでもいいし、自社商品の紹介にもバックナンバーなど 自由に使えます。

画像5

画像6

テンプレ型でこんなコンテンツ露出が可能なテーマ。それが魅力のテーマなんですね。私たちの「こうしたい、ああしたい」がいっぱい詰まった作品なのです。


メディアを組み立てれば、ビジネスは必ず成り立つ。

かの ダンケネディは「メディアを制するものはビジネスを制する」と言いました。
彼の言うメディアとは、メルマガも含めた「見込み客の行動に影響を与えるもの全て」ということですが、今日私が紹介したのは「その中のひとつ」に過ぎないのかもしれませんね。

インターネットの世界で「誰かに何かを販売する」ということは、
そこには「信頼関係」が必要なわけです。人は知らない人から物を買うことを躊躇するのですね。「この人(店)はどんな人か」「信頼できる人なのか」と考える時間が必ずあるのです。

例えば、あなたがとても興味のある商品を広告で偶然に見たとしましょう。
興味が大きければスクショしたりはするかもしれません。でもその瞬間に「買い物カゴに入れて決済する」ということはないはずです。余程のことがない限り「その行動はない」と知るべきです。

でも自分が「信頼できる」と思っている人がメルマガで「興味のあるもの」を販売開始したと知ったら、それはその場で買う可能性があるということでもあります。

そのインターネット上での「関係性」を深めるのが「メディア」です。
「そのメディアに何度も訪れている」という経験がその関係性をつくっていくのですね。そしてそこにこそ ビジネスの可能性 が生まれてくるのだと思います。


まとめ

自分メディアとは何か。
それは「お客様にメッセージを届ける方法」です。
メッセージを届けることでその方との「関係性」を繋げていく。そのために大きな影響力を持っているのが「メディア」です。

そしてメディアは、
商品を売り込むための道具ではありません。その人が知りたいであろう情報を伝え、面白いと思うであろう企画や見たいと思うであろう画像や動画をアップしていく中で、その人との関係性を繋げていくのです。

その「関係性」とは、
あなたが商品を売り込まなくても、紹介するだけで買ってもらえるようになるための鍵です。アップセル商品が売れるようになる、とても大きな鍵です。

自分のメディアを立ち上げるなんて、そんな大それた事はできないだろうと思っている方も多いでしょう。
もちろん感覚だけで成功できるモンじゃありません。ノウハウが必要です。

だから私は研究するし、学ぶのです。
誰かの役に立つこと、誰かの役に立っていることを願って
勇気を持って立ち上がる人を応援したいと、
そんなことをいつも思っているのです。



それでは今日はこのへんで。
またお会いしましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?