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あなたの「ニッチ市場」を見つける方法

皆さん、こんにちは。中村です。
今回は「ニッチ」について書こうと思います。

メジャーじゃなくて「ニッチ」。
マジョリティー じゃなくて マイノリティー。
ビッグ じゃなくて スモール。

コレを読んだらあなたも「多い・少ない」ではなくて
「濃い・薄い」という目線でビジネスを考えることができるかもしれません。

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ここで言う「ニッチ」とは

さて、皆さんは「ニッチ」というと何を想像するでしょうか。
少数? 珍しい? 変わってる?

よくニッチに変わって表現される言葉としては「マニアック」とか「マイノリティー」などがありますね。

一般的にいうと、ニッチとは「小さい規模の市場・マーケット」を言うことが多いのですが、ここでいう「ニッチ」は少しだけ違う視点で考えています。

インターネット上でいう「ロングテール・キーワード」を想像してもらうとわかりやすいかもしれません。(余計にわかりにくいかもしれませんけど ^^;)

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ロングテールはSEO用語ですが、具体的な複数のキーワードをクロスさせて 
見込み客を絞り込む 長めのキーワードのことを言います。

反対に 非常に興味を持つ人の多いキーワード、
これをビックワードと言いますが、

例えば、
「ダイエット」というキーワードはビックワードなわけです。

Googleで「ダイエット」と検索すると、企業の広告が 相当な数 出てきます。
検索する人が多いということは そこに「巨大なマーケット」があるということなので、資金力のある企業はそこを取りにいくわけですね。

そのビックな領域に「個人」が入ろうとしても埋もれやすいのは当然です。
だから、「より自分の商品やサービスを絞り込んで」対策を打つ必要があるわけです。

大手とバッティングしないようにという意味もありますが、そもそも絞り込むこと・・・それをセグメントと言いますが、
セグメントすることで、見込み客と「より近い位置にいくこと」が狙いなわけです。

具体的に言うと、ロングテール・キーワードというのは、
「ダイエット サプリメント 埼玉」
のように、スペースを挟んで複数の具体的なキーワードをクロスさせることです。

ここでいう「ニッチ市場」というのは、この考え方に近いと言えます。

ニッチ化はどうやるのか

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インターネット上には 日本だけで数千万人が常に存在します。
その多くの人すべてが「あなたの情報を見る可能性がある」ということですが、ビックワードには すでに テレビやYoutubeなどの 映像メディアなどで活躍している「オピニオンリーダー」がいます。

そこに今から入っていくのは、すでに「大きな差」がある中で 遅れてスタートするようなものですね。
例えるなら、スタート地点が80mくらい離れている 100m走のようなものです。

では具体的に「ニッチ化」をどうやるのか。

「ニッチ化」の例を言いましょう。
あなたのビジネスが、例えば「エステティシャン」だとします。
「エステの施術をする仕事」ですね。
関連するビックワードは「エステ」の他に「ダイエット・痩身」「美肌」「リラクセーション」などでしょうか。まあここは仮なので仮説として そうとしましょう。

その人の「ニッチ」はどこになるでしょうか。
例えば 「エステ 美肌 ニキビ解消 家でできる方法」としてみます。
4段階のロングテールですね。

そのロングテールには何が見えてくるでしょうか。
エステティシャンなんだけど、いろんな施術がある中で、美肌に特化したスペシャリストで、さらにその中でも「ニキビ解消」の分野において知識や経験を持っています。
そしてその対策を、「自宅でできるようにするノウハウ」をもった専門家ですね。

これこそが「ニッチ」であり、ライバルが少ないにもかかわらず、その悩みを解決したい人からすると「絶対に話しを聞きたい専門家」だと認知されやすくなるのです。

ただの 「エステティシャン」と
「ニキビ解消を自宅でできるようにする専門家のエステティシャン」。

市場・マーケットの大きさで考えれば、当然 ただの「エステティシャン」が大きいでしょう。こちらの方がビッグなわけです。

しかし、エステティシャンは日本だけでもかなりの数がいます。
つまりライバルが多い。

そしてエステに行く人は、「エステに行くこと」が目的なはずはなく、
「エステに行くことで得られる自分の問題解決」がなされるかどうかが重要ですよね。
その悩みが解決されるのなら、エステじゃなくてもサプリでもブルブル震える運動器具でもいいわけです。

あなたのニッチを考えてみよう。

その業界の中で自分が「どのジャンルの、どんなニッチ分野の専門家であるのか」。
それを考えて設定することで、「より自分の知りたい情報に近い専門家」となるわけです。
今回の例でいうと、私は本当に何でもできてしまうエステティシャンなんです!という人もいるでしょう。
もちろんオールマイティーな問題解決ができるスペシャリストとして売り出すことがいけないというわけではありません。

ただ私が言いたいのは、優秀なスペシャリストであってもそれを明確に求める人がいないのなら、その優秀さに価値はないと言わざるを得ないということです。
「価値」とは「それを必要とする人の数」。そう、数の論理です。

だとすると、人の悩みを直接的に解決できるスペシャリストであるべきだと思いません?
「1週間でニキビを撲滅させます」とか、「1ヶ月でウエスト-3cmを実現します」という具体的に人が抱く問題・課題に直接的であるべきだと、私は思うのです。

現代というこの超情報化時代。いろんな情報がスマホを通して毎日毎日たくさん入ってきます。
でも人の悩みは変わりません。売り手とすると情報化時代は厄介ですが、
買い手(見込み客)の悩みはいつも変わりません。
そしてそれを「解決できる」もの、
解決できるサービス、
解決できるエキスパートが、
これからの時代に最も求められるのだと私は思います。

あなたの「ニッチ」を設定して、専門家としてのビジネス設計をしてみたらどうでしょうか。

今回はこの辺で。
ではまた!

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