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売るのが怖いのは、お客さんの”前提条件”が欠けているから。


こんにちは。中野あすかです!


私はフリーランスとして働いているのですが、現在は企業さんからお仕事をいただくという働き方ではなく、自分の商品(コーチングセッション)を個人のお客様に買っていただくことで稼ぐという、意外と珍しいタイプの働き方をしています。

個人対個人の取引で生計を立てている、ってやつですね。


この「自分の商品を売る」という活動につきものなのが、商談(セールス)です。


私の場合はセッションがやや高額帯かつ長期のお付き合いになるということもあり、ここからクレカ決済したら買えるよん👌という販売形態はとっていません。


ビジネスにおいても心地よい人間関係を重視する私にとって、商談というものはめちゃめちゃ大事な場。

高額な商品だからこそ、しっかりお客さんと対話をして、お互いにお互いの相性を吟味して、そこに違和感がないか?ふたりの期待値が合っているか?対話の波長が合うか?などを確認しています。



だけど、個人対個人の商談は、とある条件が揃っていないとめちゃくちゃ疲弊する場でもあります。



私は、そのとある条件を起業後早い段階で知ることができたため、「疲弊するセールス」をそれほど経験せずにクライアントさんに出会うことができるようになりました。

そして今では、「疲弊するセールス」が起こりえない事業スタイルを確立しています。



今このnoteを読んでくれているあなたが、「疲弊するセールス」ばかり続けているのなら、もうそれは手放した方がいい。


今日は、営業経験ゼロ・起業経験ゼロ・嫌われる勇気ゼロだった私が、根性論一切なしでセールスを楽しめるようになった話をしていきたいと思います。




「営業が苦手なんです」



今回この話を書こうと思ったのは、クライアントさんから「営業が苦手なんですよね」というお話を聞いたのがきっかけです。


そのクライアントさんは、(多分私が想像つかないレベルの)超優秀なトップセールスマンなんです。トップセールスマンなのに、当の本人はセールスが苦手という。


「苦手なのに売れてしまう」という才能のおかげで、会社からの期待と圧にとっても苦しんできたんだろうなといつも思います。

トップセールスの人でさえ、こんなに苦しむのが営業というものです。私は正直びっくりしました。



そのクライアントさんは、「特に初対面の人との商談が本当に苦手で・・」と話をしてくれました。

これは売れないだろうな、興味ないだろうな、という相手の態度に耐えられなくなってしまう。その場に同僚が同行していればその空気は分散されるように感じるけど、一人での商談は、すべての空気を受け取ってしまうんです、と仰っていました。



分かるなあ。

「断られるのが分かってしまう空気」って、怖いですよね。


私自身も、「断られる」ということに多分異常なほどの恐怖心を抱いています。

文系の就活の求人7割くらいを占める営業職にひとつも応募をしなかったし、転職活動でも営業職を志望したことは一度もありませんでした。


否定されたくない。
拒否されたくない。
あしらわれたくない。

嫌われたくない。



そう、嫌われたくないのです。




営業の教科書を読んでも、営業の研修を受けても。「なるほど、分からん。」



「売るのが怖い」という悩みを持っている人のほとんどは、自分のスキルの足りなさがどうこうとかよりも、「相手に嫌われるのが怖い」という感情のほうが大きいと思うんです。



多くの営業職向けの書籍では、

「断られることと嫌われることはイコールではない、とにかく売れ」

とか

「断られる勇気を持ちましょう」

とか

「とにかくお客さんと仲良くなりましょう」


そんなことが書いてあります。



私自身も、フリーランスになってはじめて自分の商品を売る(=セールスをしていかないといけない)という課題に直面した時、どうにかしなきゃ!と、営業に関するビジネス本を読み漁りました。



読み漁った結果は、

「なるほど、分からん★」


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いつもは付箋とマーカーでベタベタなビジネス本。

しかし、セールス関連の本だけは、綺麗な状態で読み終わってしまうのです。


おそらく、自分の中で商談やセールスという行為があまりに「断られる」とか「嫌われる」とかのイメージと結びつきすぎていて、今さらその理論を覆すことが出来なかったのだと思います。


某外資系生命保険会社のトップセールスマンの営業研修を受けたこともあるのですが、出来の悪い私は「・・・?」となってしまいました。

(ごめんなさい)




「もう自分のことを●●になってくれてる人に売ればいいんじゃね。」説



なぜこんなに、売るのが怖いんだろうか。


売りたいのに、
売らないと稼げないのに。
どうしてこんなに、売るのが怖いのだろう。

なぜ目の前はこんなにも不安定で、グラグラしているのだろう。


ぐるぐると考えていたとき、私はあることに気が付きました。


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