見出し画像

プロになりたいなら、「プロ同士として接してくれる人」と付き合おう。

こんにちは!中野あすかです。


この記事では、自分の「先輩的存在」である人たちが、プロとして活動していきたいあなたの動きを妨げてしまうことがあるよ。ということをお話します。


正直なかなか言えないことだと思うし、きっとこれで困っている人がいるんじゃないかなと思って書こうと思いました。


これからビジネスを始めたいとか、これからプロとして活動したいと思っている人が、1日でも早く「かっこいいプロ」「頼りたくなるプロ」として見られるために。この記事を捧げます!



勉強中→プロとしての発信 への切替期の苦難


学んだスキルや取得した資格で、その道のプロになろうとしたとき。

最初はドキドキしながら、twitterやfacebook、noteなんかで「こんな仕事をしていきたいと思っています!」と宣言したりすることがあると思います。


かくいう私も、プロとして活動をすると決めてから、twitterやnote、ラジオなどで発信活動を活発的に始めました。


実はそれまでは、資格取得を目指す「勉強中アカウント」として、情報収集してます!無言フォロー失礼します!みたいな面を下げて、業界の色んな”先輩たち”をフォローしていました。

勉強期間が長い資格だったことや、どうしても試験勉強中は情報を集めたくなって、不安になってしまうんですよね。


ただ、そうこうしている中でもコーチングを受けたりして自分の中に大きな変化があり、「勉強中アカウントなんてやめて、さっさとプロとして食っていくぜい!」と一念発起をしました。


一念発起をした、のですが…


〈勉強中〉→〈プロとしての発信〉の”方向転換”って、
本当に勇気が必要で必要で…



「この発信、業界の先輩たちにどう思われるだろう。」
「ひよっこが偉そうに語るんじゃない、って思われてたらどうしよう。」


とか、色々考えちゃう訳なのです。


それに私なんて、資格取得前からプロとしてデビューしようとしていた訳で。


発信の方向性を「勉強中」から「プロ」に変えていったときは、同じ業界の人の目がかなり気になりました。Twitterのつぶやきも、noteの記事も、最初は毎日ビクビクしながら書いてたんですよね。




”アドバイスをもらう側”からの卒業


そんなこんなで、ビクビクしながらなんとかプロとしての生活を始めた私なのですが、本気を出す!と決めたときに、このスタートダッシュで意識したことがいくつかあります。


まず第一に、”後輩ポジションからの卒業”です。


プロとしてスタートするときって、twitterに限らずFacebookなんかでもそうだと思うのですが、ご丁寧に「公開アドバイス」をくれる先輩方がいます。


これがまた、複雑なんですよね…

もしあなたがプロとして活動をし始めたばかりであれば、もう感じ始めているかもしれませんし、まだプロとしての活動を始めていないのであれば、これから出会う経験かもしれません。


「クライアントさんに出会いたい」という時期というものは、プロとしての姿を見せなくてはいけません。頼りたくなるプロとして、あなたのことを認知してもらう必要があります。

そんなときに、”業界の先輩方”から、SNSのタイムラインという不特定多数の人たちに見られる場でアドバイスをいただく、ということは避けたいのですが、たまに出くわしてしまう訳です。



私自身、実際に活動を通じて

「うわ、これからプロとして活動していきたいのに、
そのアドバイスをここでしないでほしいのだが…!」

という経験が、実は何回かありました。


私が、アドバイスをさせる隙を与えてしまったんですよね。

非常に悔しかったし、迂闊だったと思いました。何の気なしに投稿したはずだったのに。

転職したばかりの会社で、商談のデビューをしたときに、お客様の前で先輩に怒られているような。そんな感覚に等しいかもしれません。



もちろん、「このYシャツについたシミ、どうやって取ればいいの?」というツイートに対して「重曹一択ですね!」みたいな、本業に全く関係のないつぶやきに対して有益な情報をくれるのは普通に嬉しいんですよ。


でも、私たちはこれからプロとして活動していく私たちのフェーズにいます。

お仕事における”先輩のありがたい公開アドバイス”は、
処刑に近いと思っていいです。


私たちは、360度、どこから見られても、プロであり続ける必要があります。そのためには、できるだけその「処刑」を避けなければなりません。



弱みを出すなということではありません。弱みを戦略的に出すことは必要な場面があります。ここで言いたいのは、弱みではなく、「隙」を与えてはいけないということ。


私もたくさん、発信で自分の弱みを出してきました。それでも、そこを突っ込まれないような「決意」をセットにしてきたし、過去の弱みであれば、その過去の苦しみを代謝した自分を見せています。




もし、これからプロとして活動したいのなら。

うっかりアドバイスをしたくなるような「隙」を与えないような発信を心掛けてみてください。もし、アドバイスをされたとしても、そのアドバイスを有難がらないプライドも持ってください。


”後輩ポジション”のままでは、いつまでも「頼れるプロ」になることは出来ません。



アドバイスをもらうなら個別のやりとりで。


ここで誤解してほしくないのは、困っていることを誰かに相談すること自体を否定している訳ではないということ!


一人で立ち止まる時間というのは、非常に勿体ないものと思いますし、相談業の立場からしても、ビジネスや仕事における相談は、是非積極的にしてほしいと思っています。


でも、もしあなたがプロとしての発信をすでにしている、もしくはこれからしたいのであれば、仕事の本筋に関わるアドバイスを、SNS上でもらうこと(聞きにいくこと)は辞めた方がいいと思います。


前述の通り、私たちは、360度、どこから見られてもプロであり続ける必要があるのです。ビジネスの「本筋」に関わることを、誰もが見える場で助言をもらっている場合、クライアントさんはあなたを頼りたいと思いません。


仮に、プロのカウンセラーが

「クライアントさんとのセッションが上手くいかない…どうすればいいと思いますか?」
「集客が上手くいかない…どうしよう…」

なんて、Twitter上で先輩にアドバイスを求めていたら、どう思いますか?


少なくとも私は、その人のことをプロとして見ることができません。やっぱり私は、気丈としている人に頼りたいです。


プロとして生きていきたいなら、アドバイスは、「個別のやりとり」の中でもらいましょう。TwitterのDMでもいいと思います。もしくは、お金を払って相談しても良いと思います。とにかく、相談は、個別のやりとりでしましょう。


不安を思わず書きたくなる気持ちはよく分かりますが(私もやっちゃったことありますが)、私たちはプロなのです。プロになる人なのです!


つらい気持ちや、不安な気持ちは、クライアントさんから見えないところでしっかり整えていけばいいんですよー(^^)


画像3



あなたのことをプロとして接してくれるプロと交流しよう


ここまで書いてきたように、プロとして活動していく時には「人間関係」を重視した方が良いです。

私は、「自分のことを、一人のプロとして見てくれる人」としか付き合わないことを決めました。SNS上であっても、です。


あなたより先に資格やスキルを習得している人でも、自分より有名な人でも、あなたより何十個も歳が離れた人でも、あなたのことをきちんと「一人のプロ」として見てくれる人はいます。


自分のことをプロとして見てくれているかどうかは、少し言葉を交わすだけで、分かります。

プロ同士の言葉の交流には、お互いに対するリスペクトがあるのです。プロに対して、簡単に”アドバイス”なんて、できないのです。公の場であれば、なおさらです。



プロの世界には、上下関係はありません。

私のパートナーは職人ですが、彼は独立2年目にも関わらず、還暦オーバーのおじさまたちからリスペクトをされています。おじさまたちは、彼に野暮なアドバイスなんて、しないのです。彼を、プロとして見ているからです。


私たちが付き合うべきは、自分のことを「一人のプロ」だと思ってくれる人。お互いに対するリスペクトを持っている人。


いつまでも自分のことを、後輩扱いしてくる人とは、距離をおいてもいいと思います。そして、自分自身が、変にへりくだって「後輩ポジション」を作り出さないことが大事です。



プロは、プロにアドバイスをしない。するのは情報のシェアだけ。


本物のプロは、プロにアドバイスをしません。

何かを思っても、「その人のお客さんになるかもしれない人」がいる面前で、とやかく言うのは野暮な行為!ほんとに!

たとえ過去の職場の後輩だとしても、恩師だとしても、手のことを一人のプロだと思っているのであれば、本来は相手の権威性を下げるようなことをするのはセンスがない行為です(´;ω;`)



私は、プロがプロに「教える」唯一の場面は、情報のシェアだけだと思っています。


「今、こんなのがトレンドみたいですよ!○○さん、こうゆうのお好きかと思って。」
「こんなの見つけちゃったんですけど、使えたりします?」
「○○さんの投稿を見て、○○社がこんなサービスを展開し始めたのを思い出しました!宜しければ。」


会社員時代、メッセンジャーやslackでこんなやりとりをよくしていましたが、本当にこういったやりとりは気持ちがよかったです。イラっとすることもなく、素直に受け取りたくなります。

プロはプロに、アドバイスをしません。するのは、「情報のシェア」です。


画像2


クライアントさんは、あなたのことを「プロ」として見ているから。


既存のクライアントさんや、将来あなたのクライアントさんになる方は、私たちのことを「プロ」として見ています。

だからこそ、私たちは360度、どこから見てもプロとして見られるよう発信をしていかなくてはならないのです。それが出来るから、プロなのかもしれません。


勉強中という立場から、プロとして発信を始める「切替期」には、ぜひここに敏感になってください。


もし、今あなたの周りに先輩風を吹かせてくるような人がいればその人から離れる必要があるかもしれないし、アドバイスをさせる「隙」をたくさん作ってしまってきたのなら、環境を一新することも選択肢に入れていいと思います。SNSのアカウントをつくり直すのも、結構オススメです。


私は、プロとして活動を始めたい人の支援をしています。つまり、自分のしごとを自分でつくっていきたい人が私のクライアントさんになります。

ですが、私自身は、その人のことを「一人のプロ」として接します。私のクライアントさんにも将来、クライアントさんがつくからです。


だから、アドバイスを求められても個別のやりとりの中だけにするし、公開アドバイスなんて絶対にしません。コンサルタントは、クライアントさんに”助言”をすることが仕事です。自戒の意味でも、この記事を書きました。



あなたが1日でも早く、「かっこいいプロ」「頼りたくなるプロ」として見られるために。プロとの付き合い方を、一度見直してみませんか。


<まとめ>

画像4



▼同じ内容について、ラジオで話しました!


▼プロの対人支援者として活動したい人に向けて発信をしています。


👉 》公式LINEに登録する
✔登録者限定メッセージを不定期で配信中。もっと私のことを知りたい人のための場所。たまに手書きの手紙も届きます。


🌟中野あすかとは

月曜日が辛くない生き方を一緒に作る28歳のコーチ。
仕事が大好きすぎて頑張ってきたけど組織活動が苦手で社会不適合が大加速。大絶望の末に「対話」に出会い、裸足のままフリーランスになる。
「勇気づけの対話」を常に考えています。
文章を書くこと、本を読むこと、音楽を聴くことが好き。岡村靖幸ファン。
成功よりも幸せを優先できるようになった人🐧

🌻Twitter
🌻stand.fm(ラジオ配信)
🌻公式LINE(限定コンテンツ配信中)

この「サポート」って機能、なんなのか知らなかったのですが、どうやらチップ的なものらしいです。いただいたら、新しい本とちょっと美味しいお米を買う資金にしようかなと思います!