「なかまさ」という人の、これまでの、これからの話【前編】
先日、24歳の誕生日を迎えました。
これまでを振り返ってみると、僕は、僕のやりたいことをやりたいようにやってきました。その中で、いろんなコミュニティに顔を出し、自分の視野を広げようと、自分のあるべき姿を模索してきました。いろんな人との出会い、いろんなめぐり合わせを大事に、生きてきたつもりです。
そして、これからも、いろんなご縁でいろんな機会に巡り合うだろうと思います。ただ、いろんなコミュニティに行っていると、本当の自分が見えなくなっていく怖さを感じるんです。
「僕は本当は何をやりたくてここにいるんだ?」
だからこそ、誕生日を迎えたこのタイミングで、ちょっと立ち止まって僕の過去、これまでやってきたことを棚卸しします。
「未来は過去の延長線上にある」とは言いますが、これまでの自分を深堀りすると、自分が何をやりたいのか見えてくる。だから、この作業を大事にしていきます。
「なかまさ」という人の、これまでの話
ここで自分の年表を作ってみたので見てほしいです。
僕を構成している、過去の体験をまとめてみました。実はこういう自分史を見てもらうのって、初めてかもしれないな。
それぞれどういう出来事だったか、書こうと思えばいくらでも書けるのだけれど、ここで着目したいのは、
今の自分は、3つの肩書から構成されている、ということ。
なので、最初の自己紹介のときには、いつも相手に合わせて肩書を取っ替え引っ替えしています。ただ、それが煩わしいなと思ったり、一つの肩書にかけられるエネルギーが分散してしまう弊害もあって、どう生きればいいかもやもやしてます。この三つ又を一本の線にしたいと思っていたり。その話の続きは、後編で書くことにします。
ここでは、それぞれの肩書について少し掘り下げて書いてみます。
1.映像クリエイターとしての自分
中学、高校、大学と、常に何かしらの映像を作っていた。もともと映像で飯食いたくて上京してきて、ひたすら勉強して、「一番没頭できることは何?」って聞かれたら間違いなく「映像作ってるとき!」だと思っていた。
でも、会社に入ってライスワークとして映像を作るのは違う。
身近にいる熱を持った人と、「こいつすげえ、こいつの熱を映像で表現してぇな」と思った人と、その熱を共有して、映像にして広めたい。
自分のBeの肩書である、「熱を持った人の伴走者」というのは、この想いから来ている。
2.AIエンジニアとしての自分
Doの肩書は、とある理系の大学院に通う修士1年で、ディープラーニングを使った画像認識の研究をしている。
きっかけは、AIベンチャー企業でアルバイトをさせてもらえることになったことで、もう1年ほどお世話になっている。
映像を作っているときほどではないが、新しい技術について議論するのは楽しいと思うし、今はこの肩書が主な収入源になっている。
3.「自分のものさしで生きる」ことを、いろんな人に広げたい自分
多分、今年の2月に流れたあるニュースを聞かなければ、この肩書は生まれなかったと思う。
そのニュースとは、母校の高校3年生が、受験に悩んで自殺をした、というもの。
お亡くなりになった生徒にご冥福をお祈りいたします。
そして、自分も同じ境遇だったからか、それだけ、理不尽だと思ったし、悔しいと思った。
今の僕がそうなように、第一志望の大学に入れなくても、やりたいことはいくらでもやれる。「いい大学に入れなきゃ人生負け組」なんて絶対にないし、自分を押し殺す必要もない。だからこそ、「絶対に救えた」と思った。
ただ、ここで一つ立ち止まって考えるべきことがある。
普段は感情の起伏が穏やかな僕が、名前も顔も知らない、まして会ったこともない生徒に対して、なぜここまで感情があらわになったのか。
なぜここまで、他人事と思えないのか。
なぜ、彼のことを看過できなかったのか。
この答えは、きっと過去の自分に収斂していくんじゃないだろうか。
僕も当時、自分を押し殺して生きていた。盲目的に社会のものさしを押し付けられ、苦しかった、辛かった。もがいてみたけどうまくいかなかった。
伝わるかどうかわからないけど、例えるなら、いきなり海に突き飛ばされて、水中でもがいて、沈んで溺れそうになっているのに、誰も手を差し伸べてくれないような孤独な感覚。
今まで蓋をしていた、そんな過去の自分を、彼に重ね合わせていたから。そんな過去の自分を、今の自分なら救えるって思ったから。だから似たような境遇の人を見ると、見ていられなくなって、なにか力になれることがあればしてあげたいって思ってしまうんだろうな。
そんな想いで、今はかくれ架BASEでイベントを開かせていただいたり、いろんなコミュニティに参加しています。
この記事は[前編]ということで、過去の自分にフォーカスを当てて、「なかまさ」という人の人となりについて書いてみました。今何やっているのか、これから何をするかについては、[後編]で書いていきます。
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