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心の観察と書物の関係

常に書物を手元に置くようになったのは
ここ数年の話。

週末になれば小さな満たされない気持ちを抱きしめて図書館へ向かい、大好物のホットドックをカフェでむしゃりながら(偏愛)、言葉を仕入れて心を観察する______

これが私の趣味です笑

そんなわけで、ざざざっとハイライト!

愛するということ

エーリッヒ・フロム / 鈴木 晶=訳

「生まれながらにして愛することができる人はいない」「愛は技術であり、練習と努力が必要だ」と説く、実践的な愛の哲学本。

本書と出会うまでは、愛すること、愛されることは
トレードオフ(= 両立できない)の関係性にあると思っていました。

つまり、愛することに尽くす人と、愛されることに喜びを感じる人のバランスで世は成り立っていると思っていたのです。

「愛するよりも、愛された方が幸せだよね」といった束ねられた愛の雰囲気に怠けていただけかもしれませんが。

とりわけ、愛することは10人いたら10通りあるだろうし、10年あればさらに10通りあるかもしれません。
だからこそ、1日でも早く愛について考えたほうがいいよぉ(🗣️)と心から思います。

それでも、本当の愛の全てを知るためには
人生一回だけでは足りないでしょうし、
どこまでいっても自己満足なのだと
微笑んでいられる強さも必要かもです。

怠けず愛していきます。

自分の構造 / 逃げの心理と言い訳の理論

加藤 諦三 

逃げない自分、自立した自分、機嫌がいい自分…といった、自我の基盤を強くする生き方が記されたガイド本です。

自力でリーチできないところを論理的に紐解いてくれるので、誰も傷つけずに、そっと思考だけ近寄ってくる心地よさがありました。

いきなりゼロにできるほど私たちは単純じゃないので、自分の良し悪しまるっと構造から受け止めていくしかないみたいです。

何度でも読み返していいよ、どこに持ち運んでもいいよ、と言わんばかりの四六判なのも嬉しい!

ひまわりは枯れてこそ実を結ぶ

堀 文子

私は音楽を聴いているようなリズムで言葉が落ちてくるエッセイが大好きです。

ぐっとするメッセージが綴られた堀文子さんのこちらの書物は、時にはこうあるべきから視点を移して、社会に逆らうことの強さをみせてくれます。

私たちは本当に有難いことに、
「あなたの進むべき方向はこっちだよ」と教えてくれる先人や情報や書物に恵まれていると思っています。

が、きっと正しい方向なんて本当は存在していなくて、全方位ある可能性の中から私が進む方向だけが未来だと信じ続ける強さが必要なのかも。

迷わず進め!と背中をトントンしてくれる____
本の向こう側にいらっしゃる堀さんの満ち満ちたエネルギーに浸りたい時にどうぞです。

是非とも!な供たち3選でした ☺︎

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