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日々忙しい研究者がコスパ良く論文を書くためのTips 文献検索・管理編

この記事はこんな人に読んでほしい

  • 論文をどんどん書いていきたいが,仕事が忙しくて中々時間が取れない方

  • Elicit, perplexityなどの便利ツールの存在は知っているが,それを実際にどう応用すればいいかいまいちピンと来ていない方

  • AIを搭載した便利ツールをもっと知りたい方

  • 症例報告やレポートを書くにあたって参考文献を探したいけど,探し方が分からない,時間をあまりかけずパパッと済ませたい方.

はじめに

はじめまして!中島 誉也(twitterアカウント)と申します.
この記事をご覧いただきありがとうございます.

私は現在,麻酔科大学院に博士課程として通いながら医師をしております.
医学生から,統計学や疫学,AIに興味を持ち業務の合間合間にコツコツと研究をおこなっています.

さて,この記事を見ていただいている方の多くは,おそらく医療従事者の方が多いかと思います.
そして,「臨床研究をドシドシやって,論文を書いていきたい!!」という熱いパッションをお持ちなのではないかと思います.
しかし,私含め若手の頃というのは,仕事があまりにも忙しく,研究を始めるために文献検索もして統計解析もして論文も英語で書く,なんてそんな暇ないよ...という悩みを持たれている方も多くいらっしゃるのではないかと思います.
かくいう私も,現在進行形で四苦八苦しながら論文を書いております...

しかし幸運なことに,ここ近年のAIの進歩は凄まじく,ChatGPTDeepLなどのように,使い方さえ知っていれば,研究効率が爆上がりするようなツールがどんどん出てきています.

けれども,twitter上ではこんな便利なツールが出てきた!といった情報はごろごろ転がっていますが,それを研究発案の段階から論文執筆に至るまでの一連の流れにどう使っていけるのか,についてまとめた記事というのは中々見つからないと思います.

そこで,今回twitterやyoutubeで紹介されているツールを一通り使い方とともにまとめてみました.

これから私が紹介するツールを使いこなすことさえできれば,例えば,文献検索の時間を大幅に短縮することだって簡単にできますし,英語での執筆に困ることもなくなる,といっても過言ではありません!!

それでは早速やっていきましょう!

⚠️ 注意事項 ⚠️

  • この記事では,Pubmedでの検索方法や論文の書き方のコツなどについては触れません.

  • Pubmedでの検索方法についておすすめできるのは,

    • 重見先生の執筆された書籍

  • 論文の書き方についておすすめできるのは,

    • 後藤先生康永先生の執筆された書籍


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