マガジンのカバー画像

自己啓発コラム

5
運営しているクリエイター

記事一覧

自己啓発コラム #5

2020年現在、僕には、売れていない芸人が抱える限界の借金があります。
いえ、限界を遥か超えています。
お借りしてるのは、芸人の先輩、バイト先の上司、お仕事で知り合った方、人生の恩人、そして吉本興業です。
早急に返せる当てのない自分に貸して下さった皆様には本当に感謝していますし、一刻も早く返済出来る様に日々動いています。
なぜ多額の借金をしてしまったのか?今なら理由が解るのですが、平たく言うと

もっとみる

自己啓発コラム #4

僕は2010年に仕事をトバしました。
「当日、現場に行けなかった」という最悪の事態です。
「仕事をトチる=遅刻」が最悪だとされている芸人にとって、そのさらに上の凶悪なる愚行です。
熊本での営業だったのですが、東京の自宅から普通に電車に乗り、空港に普通に着き、受付で「手荷物検査締め切りました〜」と普通に搭乗を拒否されたのです。
僕のスマホの時計では確かに手荷物検査締め切り5分前だったのですが、空港の

もっとみる

自己啓発コラム #3

ここ10年ほぼ仕事が無い自分にも、日本に数人だけ熱烈な「ファン」の方がいます。
皆様は僕のお笑いを好きでいて下さり、お金と時間を割いて舞台を観に来て下さり、その上で忖度の無い厳しい意見を下さいます。
それが本当に有り難く、心から感謝しています。
ですが、それとは別に、迷惑な「ファンまがい」もいます。
それは、街で偶然見掛けただけの、ただ中山功太という芸人を薄っすら知っていただけの「自称ファン」です

もっとみる

自己啓発コラム #1

20代の頃、運良くテレビで一流芸能人の方とお仕事させていただく機会がありました。僕はそこで数多くの失敗を繰り返したのです。
舘ひろしさんと柴田恭平さんに取材をさせていただいた時の事です。映画の舞台挨拶の合間にお時間をいただいたにも関わらず、僕は「タメ口・グラサン・アフロヘア」という異常なキャラクターでインタビューに挑みました。無名芸人を朝の情報番組に出す為に、恩人の作家さんが考えて下さった大切なキ

もっとみる

自己啓発コラム #2

僕は2010年に大阪から東京へ引っ越して来て、僅か9ヶ月で、本業で生活が出来なくなりました。芸人でよくある「お笑いでメシが食えない」状態です。
当時の僕は仕事がなくて暇なので、朝9時45分にパチンコ屋に並びます。我ながら憎らしいのですが、生まれ持った強運でパチンコに勝ちます。店を出るともう夕方でお腹が空いています。仕事がなくても腹は減るもので、つけ麺を3玉食べます。1玉も3玉も同料金なので3玉平ら

もっとみる