昨夜見た夢を書く。

小便をしたい。
漏らしそうという程ではないが、可及的速やかにトイレに行きたい。夢の中で小便をしたくて、実際世界でも小便をしたい、この入れ子構造。

一般に、小便をする夢・漏らす夢を見たら、目覚めても同じように出している、と言われる。夢の中で小便を出したら実際世界でも出している、というやつだ。

窓の外の明け方の薄明かりが硝子窓からカーテンの隙間を通って僅かに見えている。

確かに小便の夢の中では、絶妙にトイレに行きたい状態で、でも、幸いなことに寝小便はまだしてない。

できるだけ長く、冬の未明はお布団で過ごしたいので、実際に小便が出そうでも出てない状態でぬくぬくと逡巡。

逡巡しながらどれくらいの時間が経ったろう。数分か。数十分か。それとも数時間か。

その間、実際世界での尿意と膀胱が徐々にバースト寸前。

実際世界で起きあがってトイレに直行すれば済むのだが、面倒だ。

一時の面倒から目を背ける代わりに大きな代償を払うのか？それはダメだ。

なんて、考えながら結局トイレに起き出さずにうつろうつろ。
またREM睡眠(夢を見る時の睡眠様式)に入る。

お？
どうやらまたイチからだ。

小便の夢の中では、絶妙にトイレに行きたい状態で、でも、幸いなことに寝小便はまだしてない。

できるだけ長く、冬の未明はお布団で過ごしたいので、実際に小便が出そうでも出てない状態でぬくぬくと逡巡。

逡巡しながらどれくらいの時間が経ったろう。数分か。数十分か。それとも数時間か。

その間、実際世界での尿意と膀胱が徐々にバースト寸前。

実際世界で起きあがってトイレに直行すれば済むのだが、面倒だ。

一時の面倒から目を背ける代わりに大きな代償を払うのか？それはダメだ。

なんて、考えながら結局トイレに起き出さずにうつろうつろ。

またREM睡眠(夢を見る時の睡眠様式)に入る。

＊

トイレに起きて小便を出してしまえばそこでリセット。しかし、出さぬまま逡巡して未明の寝入りを繰り返していると、再び見る夢はさっきと同じ小便の夢。

幸いなことに、寝小便はしていないのだ。

はよトイレ行けよ。