連なり方が鯛のようなフォルムをかたち作る、小さな岩の島がある。先端の穴がちょうど目のようであり、タイミングと見る角度が合えば日の出が穴に重なり、さながら金目鯛である。

車で横を通過したので朝日の金目鯛を拝むことは叶わなかった。もし道沿いの岸壁に立って体を屈めたり顔を傾けたり背中を向けて股のぞきなどしたら、ちょうど朝日を穴に入れられたかもしれない。

車で通過したときはそういう類いの人はいなかったが、羽目を外した観光客は得てして何かとやらかしがちだ。僕はそうならないよう気を付けたいものだ。

このように記事にすることで「寝た子を起こ」し、股のぞきをしている人を突いてみようなど考える人は、まあいない。僕のSNSの影響力ではね。

自己責任でお願いしますよ。
ほんとにまったくだ。