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どもりに関して、あなたに伝えることが私の使命。 級のシェア。

どんなに落ち着いて喋っても、どんなにゆっくり喋っても特定の言葉が言えず、その後ひどく息苦しくなります。
深呼吸をしないと倒れてしまいそうなくらい呼吸が苦しくなります。

その度に、何度も涙をこぼしそうになりました。

私は現在30歳ですが、物心のつく4、5歳くらいから、改善する25歳までの約20年間、この問題と共に生きてきました。

周りの人間と明らかに違うので、自分は何か原因不明の奇病に侵されているんだと、言語に関する障害を持つ身体障害者なんだと、そう信じるようになっていました。

           

それにしても、おかしいと思いませんか?

身体的なトレーニングで改善させようとしている指導者がいる一方で、精神病を抑えるための薬や、心の病を治すためのセラピーや催眠療法が吃音を改善するのに有効だとされている現実…

そもそも、あなたは、吃音の原因は何だと思いますか?やっぱり、身体的なところに原因があると思いますか?

『言葉が出ない』という現象だけを見れば、身体的な問題だと思うのは無理もないし、身体原因説を提唱している専門家も多いので、あなたがそれを信じていてもおかしくはないと思います。

でも、ちょっと考えてみて下さい。

吃音者であるあなたならわかると思いますが、たとえば、ほんの数分前まで人前でどうしても発することができなかった特定の言葉が、一人になった途端問題なく言えるようになってしまうという不思議な性質が吃音にはあります。

でも、だからといって、一人の時では絶対にどもらないのかというとそんな事はなく、「一人だとどもらない」を意識した途端に、一人の空間でもどもるようになってしまう事も…

また、基本的に”歌”や”お経”でどもる事はありません(ごく稀に例外はありますが)。

これが吃音なのです。

果たしてこれは、身体的な問題でしょうか?

吃音の症状だけでみるとイマイチしっくりこないと思うのですが、たとえば、「人前では目がほとんど見えないけれど、一人になった途端に視力が1.5に回復するんです」なんて言う人がいたら、あなたはどう思いますか?

人前ではほとんど歩く事ができず普段は車椅子に座っているのに、一人になった途端立ち上がり、歩き、走り、ダンスまで披露する。こんな人がいたとしたら、あなたはどう思いますか?

このような人たちを見てもなお、あなたは身体的なところに原因があると思いますか?思わないですよね。どう見ても心の問題だと思うはずです。

結論ですが、吃音の原因は身体的なところにはありません。

そして、これは信じられない話かもしれませんが、むしろ発語に関するトレーニングを続ければ続けるほど、実は自ら吃音を強化していることになるのです。

           

現在吃音を改善するために使われている主な方法を3つほど紹介させてください。

一つは、発語気管のトレーニングです。

腹式呼吸法を習得するためのトレーニングや、特殊な器具や機械を使った、横隔膜の動きを矯正するトレーニング、口の形や動きを矯正するためのマウスピースを使ったトレーニング等々、つまり身体の発語気管を鍛えるためのトレーニングということになります。

これらは、「吃音は身体的なところに原因がある」ということを前提とした考え方です。

しかし、私はこれまでに、150人以上の、こうしたトレーニングを行ってきた吃音者と接する機会がありましたが、改善できたという人に未だ出会ったことがありません。私自身も過去、こういったトレーニングは一通りは行いましたが、なんら改善つながるものではありませんでした。

「トレーニングをすればするほど、これまでどもらなかった言葉までどもりだして怖くなってやめてしまった」という話は何人からも聞きましたが…

後から詳しくお話するのですが、こういったトレーニングで吃音を治そうとしている事自体、全く的外れというか、間違った考え方です。

むしろ、こういった行為が吃音を益々強化させている事実に、殆どの人は気付いてすらいない現状です…

           

二つ目は、「SSRI」という薬です。

これは最近流行している薬で、飲むと脳の興奮や緊張が抑えられ、普段よりもどもらずにしゃべることができるという、一見優れモノです。私も試した事があります。

他には、男性の早漏防止に使っている人も見られますが、これは本来、うつ病やパニック障害、強迫性障害などの精神病による症状を抑えるためのものとして開発された薬なんですね。

これは病院で処方してもらうことができますし、インターネットなどで調べれば、1箱5千円~1万円くらいで買う事もできます。

この話を聞いて「ちょっと試してみようかな…」と思った場合、ちょっと冷静になってくださいね。

まず、お試し程度で買える金額だとは言っても、ずっと使い続けなければいけないし、そもそもこれは薬です。今後どんな副作用があるかわかりません。報告によれば、吐き気や嘔吐、下痢や食欲減退などの副作用が認められているようです。

また、「薬に頼ってしまった…」という罪悪感はずっと残りますし、そのうち、薬なしでは生活ができなくなってしまう可能性も十分に考えられます。

           

三つ目は、セラピーや催眠療法です。

心理セラピストや催眠療法士による専門的なカウンセリングを受ける事によって、症状の改善を図ろうという話なのですが、この試みは間違ってはいないと思います。これによって、改善した人の話もちらほら聞きますので。

しかし、これにはたくさんの問題があります。

まず、カウンセリングを受ける事自体わずらわしい、という問題です。たった一度のカウンセリングで改善できるわけはなく、わざわざ、何度も足を運ぶ必要があるのです。

さらに、対面指導のため、どうしても費用が高額になってしまうということも問題ですし、何より一番の問題は、指導者自身が吃音改善経験者ではない場合がほとんどだということです。

非吃音者には理解し難い吃音の奇異な性質や、それに伴う苦しみを知らない人間に、改善指導ができるわけはないのです。

人口の1%、つまり100人に1人といわれる吃音者の中でも、ごく稀に見る改善経験者による正しい指導を受けられる確率を考えると、ちょっと現実的ではありません。

           

「吃音(どもり)が改善される}とは一体どんな ”感覚 ”なのか?

気が付くと私は、吃音を全く気にしない生活を送るようになっていました。

(この「気が付くと」という部分と「気にしない」という部分が、かなり重要なポイントです)

「治す」や「改善する」という表現も、本当は適切な言葉ではないと思っています。

どちらかというと、「忘れる」とか「立ち直る」と言った方がしっくりきます。

吃音という問題の本質を理解してくるとわかるのですが、吃音は、治そうと思ってある日突然治るような、そういった性質の問題ではありません。

知らないうちにどもる頻度が減り、そして気が付いたら治っているのです。治っているというか、気にならないのです。

吃音なんて「どうでもいい」という感覚です。

もっと言えば、どもってもいいし、どもらなくてもいい、全く無関心な状態。

例えるなら、失恋の痛みを忘れていくような、あの感覚に似てないこともないです。

「失恋して凄く辛かったことは覚えている。あの女以外見えていなかったし、別れるなんてありえないと思ってた。でも今はもう何とも思わない。辛いとも悲しいとも思わない。あの頃は若かった、大変だった、でも今は元気でいてくれたらそれでいいや」

この感覚です。

           

吃音は治すのではなく、打ち勝つのでもなく、吃音の方から勝手に去っていくのです。
本当にいつの間にか去っているので、最初は気が付きません。

なので、大変言いにくいのですが、正直そこに「感動」はないです。

           

吃音の正体は、“人間の認識システム”です。

この”人間の認識システム”が、「どもり」という症状を引き起こしているのです。

           

たとえば、今あなたに欲しい車があったとして、街を走行していたり歩いていたりすると、やたらその欲しい車が目につくような経験がありませんか?ベンツが欲しいと思った瞬間に街中ベンツだらけに見えるようになった、というあれです。

別に車じゃなくても、時計でも携帯電話でもラーメンでも何でもいいのですが、何かを欲しいと思った途端、テレビのCMや、雑誌の表紙、街頭のポスターなどでやたら目にするようなったという経験があると思います。

吃音というのは、簡単に言うとこういう現象です。

「肩こり」という言葉を知った途端肩こりになってしまった、という話は有名ですが、吃音も原理は同じです。

「私は吃音だ」「私はどもる」「私は言葉に障害を持っている」という認識が、結果的に脳に「どもれ」という命令を送り、そして現実にどもりを引き越していたのです。

先にどもりという現象があって、「私はどもりだ」と後から思っているわけではありません。「私はどもりだ」という認識が先にあって、その後に”どもり”という現象が待っているのです。

           

立ち向かえば立ち向かうほど、闘おうとすれば闘おうとするほど、認識の力は強くなり、吃音は強化されていきます。

わざと逃げてみてください。

「苦手な言葉こそ逃げずに言わなければならない」
「苦手な言葉から逃げたままだと気持ち悪い。後から自分に返ってきそうだ」

などと考えずに、あえて、わざと逃げてみるんです。

言えない言葉は言わない、言えなくても自分の中で言い直さない、「この言葉言えるかな?」などとイチイチ呟いてみて確認したりしない。

これを徹底し、迷わず逃げてください。

           

吃音を改善する唯一の方法とは、

悪い形で定着してしまった”認識”をぶち壊し、それに代わる新しい認識を、あなたの”脳に直接インストール”し直すことです。

           

この方法を上手く使えば、吃音だけでなく、潜在意識に内在した”いらない認識”を面白いように”書き換える”事ができます。

たとえば、「毎朝早起きしたい」とあなたが思っているとします。でも、朝になるとどうしても、何ともいえない感情が邪魔をしてベッドから起き上がるのを妨げてしまいます。

これは、ただ単に「朝に弱い」というだけの話ではなく、多くの場合、頭の中に「朝ギリギリまで寝ておくことが自分にとっての喜びだ」という認識がインストールされているためです。その自分でも気付いていない”認識”が早起きという行動を妨げているのです。

「禁煙したくても出来ない」という人は世の中には沢山いますが、これも同じ原理で、この人たちの中には「何事も煙草があってはじめて、100%楽しむ事ができる」という認識があり、これが在る限り、いくら頭の中で禁煙したいと思っていたとしてもどうしても上手くいきません。

このような、自分にとって非合理的な認識を意図的に書き換える事ができれば、何かを達成することなど、ウソのように簡単にできてしまいます。

言い方を変えると、自分自身を、理想的な自分に変化させることが自由にできるようになるのです。

これを吃音に活かす事こそが、私の改善メソッドなのです。

           

しゃべることに対する一切の恐怖から解放されます。

電話が鳴ってもイチイチ心臓の鼓動が早くなるようなことはありませんし、初対面の人とでも気軽に話したい話をすることができるようになります。

学校の面接や仕事の面接、異性との交流や職場での人間関係も、これまでとは考えられないほど上手くいくようになります。

「挨拶もできないやつ」とか「変な人」などの陰口を叩かれる事もなくなります。

今までは、24時間365日、「上手くしゃべれるだろうか」「またどもったらどうしよう」と、言葉の事ばかり考えていたため集中力をとられ、また、他の大切な、本当に考えるべき事に頭がまわならなかったと思います。

でもこれからは、言葉のことを気にすることなく生活できるため、あなた本来の能力が十分に発揮され、記憶力や集中力は数倍にアップするはずです。https://kkeeii.link/douga/domori/#00.


ボーダーです。 プロダクトローンチの手法にハマりまくってました。 ・「ネット=支援の場」という意識を浸透させる「クラウドファンディングアフィリエイトページ」やってます。 ・ストリートパフォーマンスで人とやりあう活力をつける教室やってます。