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第13話 なぜ日本の司法は、こんな不条理がまかり通るのか。

今まで見てきたように、日本の司法は多くの不条理を抱えている。とても公正・正義とは思えない。

なぜ、こんなことが許されるのか。

私は、結局は、日本国民の多くが、

「悪いのはお前なんだから、何をされても文句は言えないだろ、嫌なら悪いことしなければいいんだ」

そう思っているからに違いない。

私は犯罪者といえども、何をされてもいいとは思わないが。その通りだと認めよう。しかし、

検察が起訴した100人が100人とも本当に犯罪者なら、良い。

が、その中に、たった一人でも善良な市民が含まれていることがあるから問題なのである。

そのたった一人を見つけ出すのが、司法の役割ではないのか。

そうでなければ、司法などいらない。検察が悪い奴を捕まえてそれで終わりである。

私は、これだけ言っているのに、まだ日本の司法の正当性を唱える人たちを見ると、ほんとうに哀れに思う。「この刃がいつ自分に向くとも知らずに。。。」

郵便不正事件では、主任検事による証拠の改ざんが行われた。当然逮捕、起訴、有罪となったが、この問題が組織全体に及ぶことを恐れた検察は、この主任検事の上司にあたる検事を犯人隠避で起訴し、すべての責任を押し付けたのである。いわゆる「トカゲのしっぽ切り」である。

今まで、さまざまなストーリーを書き、犯罪者を追求してきた人間が一瞬にして逆の立場になり、犯罪者として追求されることになった。ミイラ取りがミイラになったのだ。

この上司検事は、昨日まで敵であった弁護士を伴い、記者会見を行った。そして怒りを込めて言った。

「検察のストーリーにはのらない」

哀れだね~。







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