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男人生

 道端で、指くわえて歩いているオーバーオールの男の子がいて、側溝に危うく落ちそうになった。
 男の子は自分の危険性に気づいておらず、堂々と足場の悪い道を歩き続ける。別に、何とも感じない。
「あっ、犬のフンが落ちてる!」
 その男の子はフンを手でつかむと、遠くに投げた。飛距離は恐ろしいほど伸びて、『エリート』に当たった。
 いつも笑みを浮かべている『エリート』は、犬のフンが臭いので涙目をふいた。男の子は屁をこいて、笑いながら草むらに消えた。
 

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