中島中

ネット国民の代表です  小説&エッセイ

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マガジン

  • 恐怖小説 美熟女

    LOVE

最近の記事

笑点

『笑点』に出たくて仕方のない男が、 「こん平で〜す。私の鞄にはまだ若干の余裕がございます。プレゼント下さい。チャンラ〜ン!」  と混雑する駅構内で吠えた。注意する人には小便をかけて、「チャンラ〜ン!!」 と大声でわめき散らかした。  ハゲてる白人が歩いているので包丁で腹を刺して、「落語がわからない奴は駄目だ」と笑うのだった。 『笑点』 にこん平が出なくなってから、この男は明るくなり、こういう風になった。  

    • 人殺しワクチンとうとう中止

       外人で不良のジャン・クソシンが誰かに怒られて、腹いせに殺人ワクチンを蔓延させようとした。ある日、古本屋に出向いて河野三郎に話しかけ、河野三郎はしゃくれアゴで急に早口になって、 「テイクイットイージー!!私の英語は、最低ですか?」  とクソシンに殴りかかった。クソシンは注射器片手に河野三郎と向き合い、腕に殺人ワクチンを注入しようと狙っていた。汗を飛び散らせて放つ河野三郎のパンチは、すべて空振りに終わった。 「あれ?!変だな??お、おい!俺はどうなる!!」   河野三郎はそう言

      • 七千円野郎

         彼にはプライドがない。そんな彼がどこかのホテルに呼び出されてクソをする映像を撮られるハメになり、彼はクソの為に朝飯を食った。  ホテル前に小太りで清潔イメージの男が薄笑いを浮かべて、彼を待っていた。彼はこの男が関係者と見て、挨拶した。 「おはようございます。今日はよろしくお願いします」  「よろしく」  男が挨拶を返して、二人でホテルに入り、彼はカメラの前でクソを始めた。  彼は七千円もらえるはずだったが、もらえなかった。

        • 元気が来たネットテレビ

           いや〜オイラもすっかり人気者になっちゃって、教祖になっちゃって、全然面白くない人になったのよね、と男は首をかしげた。  弟子がロールスロイスで迎えに来たので、オイラもそろそろ気合入れるようにしないとやばいのよね、と後部座席のソファーに深々と座ってキレ始めたから大変。  ロールスロイスは爆発して、崖下にスローモーションで転がり落ちて大破した。  テレビに出て、酒を飲んで暴れて帰った。

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        • 恐怖小説 美熟女
          3本

        記事

          「脱糞だ」をパクるな河野珍郎

           誰かに言われて明暗製菓の社長が毒入りワクチンを生産して、悪いゼニ儲けを企んでいる。  明暗製菓の本社は都心にあり、毒入りワクチン工場は放射能まみれの田舎に建っている  政治家も極悪企業とグルになり、シノギを展開していく。  そんな最低最悪の守銭奴連中に、今日、天罰が下った。  明暗製菓と太いパイプで繋がる河野珍郎がセフィーロを運転して、ある大豪邸を訪れたのは午前五時だった。  珍郎は大豪邸を囲む大きな堀を見て、吹き出した。  そして舌を出し、 「ジャンケン、ポン」  と独り

          「脱糞だ」をパクるな河野珍郎

          タテコーさん

           中学三年生のタテコーは卓球部の休日練習があるので、体育館に向かった。こだわりの改造自転車にまたがって、ローリング走行で御機嫌にハンドルを振る。ロックを口ずさみつつ、川沿いの遊歩道を過ぎて、体育館が見えてきた。一所懸命練習するぞ!!とタテコーは思った。  更衣室で体操着に着替えていると、卓球部の部員が数人で入ってきて、 「おいタテコー。なぜ、てめえは坊主頭が伸びきってるんだよ!!」  と、タテコーにカマシ上げた。  タテコーがボケ面のままで、返答せずに黙ってると、一人がタテコ

          タテコーさん

          女子アナ大虐殺

           人に厳しく、自分に甘く、人間誰しも自分が可愛く、人は憎たらしく殺したい。そんな考え方がイヤになった女子アナが某宗教の本部玄関から出てきて、自分の人生を改めて振り返り、とても充実していたと感じる。  女子アナは友達がひとりもおらず、淋しい人間だった。  女子アナは、色々と考えながら交差点を渡った。  女子アナの後をつけて歩く極悪視聴者が、女子アナの気を引きたくて灯油を頭からかぶって火をつけた。自らの小便で消そうとしたが、どうもうまくいかなかった。  極悪視聴者は、そのまま焼身

          女子アナ大虐殺

          パチスロ半グレ隊 池ちゃん

           池ヶ谷終一こと池ちゃんが彼女の岩神弘恵というおばさんとパチンコ『ハムウェイ』に現れたのは午後四時頃だった。池ちゃんが最高のテクニックで急カーブを曲がって、ここにたどり着いた。口をとがらせて「思ったよりも早く着いたな」と言って屁をこく池ちゃんを横目におばさんはシートベルトを外し、車を出た。  「今日は絶対に『かがみもちRUSH』に突入したい!オホホ………」とおばさんは言い放った。  おばさんは仁王立ちで池ちゃんが降りてくるのを待った。しかし、池ちゃんが出てこない。  十二分後

          パチスロ半グレ隊 池ちゃん

          反体制小説 龍の勢い

           二年に一度の割合で、とある町に人が集まる。昼から夜まで打ち上げ花火を楽しみ、普段はのどかな田舎町が、その日は地元の人も含めて、大勢の人でにぎわいを見せる。  トモキという小学五年生が、七段ギヤの自転車に乗って颯爽と小学校前に現れた。少し遅れて、同級生のマンパチ達が姿を見せた。  今日は十人ほど集まる予定だが、黙って待っていてもつまらないので、缶蹴りを始めるかとトモキが言った。  拾ってきた空き缶を片手に、トモキ達は近くの神社に向かった。トモキ達のクラスでは、缶蹴りが流行って

          反体制小説 龍の勢い

          河野くそ太郎=END

           政治家の糞太郎とサシで話すチャンスを坂上は実現させた。坂上は指定された議員会館の一室に出向いた。ドアをノックすると、糞太郎はすでに待ち構えており、椅子に深々と座り、「よろしく」と言った。メガネの奥で自信に満ちた目が輝いている。「今日はよろしくお願いします。聞きたい事は全て質問します」と坂上はクギを刺した。  坂上は糞太郎を指差し、問いつめた。  糞太郎はアゴを動かし始めた。 「俺は絶対に悪くない。誰かに聞いてみろ。誰かって誰?いや……特定の人物じゃなくて、誰かさん、だよ。分

          河野くそ太郎=END

          小泉鈍一郎帝国の敗戦

           ある日、機関車トーマスの顔が、見覚えのない顔に思えた。その顔は性犯罪者の印象で、若い頃に強姦を繰り返して、その事実を実力者の母親に揉み消してもらって、後々政治家になって汚名を残しそうな顔だった。 「おい!あの顔を見ろ!!あれは小泉鈍一郎だ!!」  中学生がトーマスの顔を指差し、私もそう言われてみれば、このムッツリ顔は小泉鈍一郎に似ていると感じた。  トーマスが人をはねた。はね飛ばされた人は怒って列車に乗り込み、車掌に詰め寄ったが、車掌は笑いながら泣き続けた。

          小泉鈍一郎帝国の敗戦

          ダサ男

           成田スケユウがオシャレな伊達メガネをかけて、パンツを脱いでグローバル会議に出かけた。グローバル会議と言っても、飯を食ってウィスキーに酔い、善人の悪口を言いまくる馬鹿の寄り合いで、最初のうちは仏頂面でチビリチビリと酒をなめて場を観察していたスケユウが、やおら立ち上がり、 「いいからバケツを持って来い!!早くしろ、早く!!」  と絶叫した。静まりかえったが、構わずスケユウは大声を上げて言いたいことを言い続けた。  言葉と言葉の間に、舌打ちをかましたり屁をこいたり、バケツを振り回

          チン棒以下の総理大臣

           私は、決して不正を許しません。  某国の総理大臣Qが、まなじりを決してこう言い切った。  薄毛でもあるQは、自分の頭部を照らすライトが気になっていた。光の当たり具合によって、地肌が見えるのを気にしていた。  Qは野党議員の追及に疲れ果て、とうとう国会の最中にパンツを脱いでセンズリを始めた。右手でチン棒をしごいて、左手にエロ写真集を持ち、歯を食いしばって射精しそうでしなかった。  業を煮やした野党議員の一人がVHSのエロビデオをQに投げつけて、Qの額を割った。流血したQは、顔

          チン棒以下の総理大臣

          アホ&うどん

           お笑いの松木仁志が、哀しげな顔をして楽屋に戻ってきた。松木はうどんを食べたくて、マネージャーに注文して、疲れているのか横になった。  7分後、うどんの出前があらわれて、隣室のロンドンブーツ893号のあっちゃんに熱々うどんを頭からぶっかけて、殴り殺した。あっちゃんの鼻の穴からうどんが入りこみ、目から抜けていった。

          アホ&うどん

          政治が悪い

           政治に関心のない人は、他人がリンゴに見えたり、建物がぶどうに見えたりしている。、それでも、その人はそれなりに楽しい日々を送り、笑ったりするけど、笑顔は歪んでいる。   フリスピーが飛んだ。その人には、バナナとスイカが飛んでる風に見えた。

          政治が悪い

          空気拷問

           ………俺は、やましい事などない。俺は、良い事もしていない。する気もない。その結果として、報われない人生を過ごしている。別に、それで構わない、本当に…………。  三日後、俺はテレビに出て有名人となり、年収が六億円になった。  ある日の朝、俺は何が何だかわからなくなり、某駅前の空き地で叫び声を上げた。  俺の前を、上品そうな老婆が黙って通り過ぎた。  オイラ達のようなテレビの人気者は、苦しくても、がんばって、がんばっている。

          空気拷問