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こどもの成長に追い付けない

当事者になるまでは分からないけど、世間一般に言われていることって、形が違うとか色が違うとか多少の差はあれどだいたい経験することになる。そんな風にできてると思う。

1年間の産休・育休を経て、めでたく区立保育園に内定し、大好きな我が子とゆるゆる過ごす平和な日々に別れを告げ、かつて生活の90%を占めていた社会という戦場に戻る。しかも平和ボケした戦闘力ぜろの頭で。そんな当事者が、わたしです。

同級生、同期、ご近所のママたち、既に「育休復帰」を経験した先輩たちがつぶさに教えてくれた色々なことの片鱗が、復帰わずか1.5週間で頭、いや首のあたりまで見えている。はやいだろ。

こどもの個性、育児の考え方、目指したい母親像、仕事への向き合い方、二人目三人目のこと、

あらゆることに皆悩みながら、それによって同じ状況になんてなり得ないけど、復帰1週間で有給2日も使ったよとか、始業と同時にお迎え電話きたよとか、お迎えいったら平熱ですありがとうございましたとか、いくら育休明けたってこの生活の全体をよーーーく見てみれば自分タイムで活動できるわけじゃありませんよねとか、

そういう思いはとっても近いんだろうなと思う。世間様が積み上げてきたものだもの。わたしは楽に、従って生きていたい。これからもどうせぶつかるのだから、ぶつかって出来たたんこぶに逐一くよくよしていたくない。そんな今日も8.5度でお迎えでした。くよくよしないよ!


それはそうとして、こどもの成長に追い付けないという話。

これも常々そうだったのだと思うけど、人間関係が変化していくのは、「母と子」も一緒だなぁと最近思う。こどもの環境は毎日恐ろしいほど変わっていって、急に視界がひらけたとか、腕で前に進めたとか、掴まって立ってみたらそれはもう景色が違うとか、できなかったことができるようになる喜び、不安は、母の環境変化なんて無いに等しいくらいの大きさなんだと思う。それなのにね。そんなことすら分かってあげられないときがある。母の器が小さくて。望んでもいない目まぐるしい成長を、こどもは不安なりにも受け入れて、取り入れて、こんなにも逞しく成長してるのに。

「こっちよりこっちが好きだな」とか
「今はこっちが食べたいな」とか
「ダメと言われたってスプーン落としたいな」とか

そんなことも、できない頃はとても楽しみでいたのに、いざそんな日がくると、自分の器の小ささにびびる。へこむ。これも、ズレというのだろうか。あなたに追い付けない分のズレ。これは人間関係にも大なり小なり関係あるんだろうなぁと、ふと、すごく、不安になった。

こどもは本当に大人が思っているよりも色んなことを見て、感じて、学んでいる。そしてこどもなりに頑張って、無理して、無理がからだにでたりして。

親であるわたしが、あなたに追い付けないよ。情けない気持ちのメモでした。

#職場復帰
#育休復帰
#保育園
#1歳児

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