兼家倒れる

なんだか義懐が、花山天皇の威を盾に好き放題やっているように見えてきた今回、いかがだったでしょうか。

「陣定は中止」そんなことあるのか？
いくら権力欲にみちたおじさまたちでも、あるべき政治のやりかたをむちゃくちゃにされるのはゆるせなかったとみえます。

でも、兼家は倒れてしまった。恐れていた忯子の祟りによって。

今まで、怨霊への恐怖はあったものの、怨霊が具現化することはなかったのに。しかも、怨霊を宿した女の強いこと。
これには、道隆すらビビる。

胡散臭いですね。安倍晴明の腹もわからない。

わからないと言えば、道兼の行動も。

道兼は為時を使って、花山天皇に近づこうとしているのでしょうか。
それとも兼家の策謀？

道兼がどうして、花山天皇に出家の供に選ばれたのか不思議なんですよね。
嫌いな人とは出家なんて無理でしょう？

さて、為時邸に押しかけてきた道兼。
もてなすために自ら琵琶を弾くまひろ。その琵琶は大好きだった母の琵琶。
でも、まひろは道兼が母の仇だとは決して言いませんでした。

言ってもどうにもならないなら、もはや気にしない。
つらい、辛すぎる。子ども同士が未来に結婚するのに…

直秀捕らえられる

一方で、道長の弟になった直秀は、盗みにしくじり捕らえられてしまいました。直秀は何かしら、道長に協力するようになるとは思っているんですが、友情を育んでいくことは叶わないのでしょうか。
権力を登りつめていく道長を、阿ることなく冷静に見ていく存在にもなるのか。それとも、彼も権力争いに組み込まれて・・・。