記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

大河ドラマ『光る君へ』感想

NHK大河ドラマ『光る君へ』始まりましたね。

紫式部と藤原道長の幼少期の記録がないから創作だというプレ情報だったけど、史実とうまく絡まっていて、観ていて緊張しぱなっし。

ストーリー中には源氏物語のエピソードを思わせるところもいくつかありましたね。きっとたくさんの布石が用意されているんだろうな。

脚本の大石静先生は平安時代はそれほどお得意ではないようなことを記事で読んだのですが、そのようなこと全然感じさせず、時代考証の倉本一宏先生の意見などもよく取り入れておいでなのでしょうか。
花山天皇の時代になれば、わかるかもとそこも楽しみです。



東三条殿、とても広くて綺麗でしたね。すごかった。

しかし、あの時代の内裏は、実は藤原兼家の兄藤原兼通が買った堀河邸だからもっとすごいんですよ。

劇中では、安倍晴明が大雨を予言していましたが、地震の方が大変でした。都のあちこちが倒壊。

貞観元年七月に地震で被災した円融天皇は、兼通が用意した堀河邸を里内裏、仮の御所にします。貞観2年には新内裏に戻るのですが、三年後天元三年にその内裏はまた焼失してしまいます。

そして、後の花山天皇春宮師貞親王は、お隣の閑院に、ここも兼通の屋敷で、ここに一時期住んでます。

兼通といえば、実の弟兼家との仲は険悪で、『大鏡』では最期に弟兼家から大将の職を剥奪し、いとこの頼忠に関白を譲って亡くなります。
史実では頼忠が関白になると、兼家の娘詮子と頼忠の娘遵子が入内しました。この頃、まだ中宮に兼通の娘藤原媓子がいたのですが、父という巨大な後ろ盾がいなくなり、いないような扱いだったようですね。
登場しなかったのは、物語がややこしくなるからでしょうか。

おさないまひろの家もセットもよくできてましたね。
ちょっと粗末すぎる気もしましたが…。

番組の特集で観たのですが、鴨川から庭に遣水をひいて、庭の竹で家具の一部や日用品を作る半自給自足(笑)それでも、ちゃんと中門もあって、多分侍所とかあって、部屋には本が積まれてて。

これが父藤原為時が出世するにつれて立派になっていくのでしょうか。
春宮に仕えることになりましたが、兼家にいいように利用されるのではないかと心配です。

まひろの母は道兼に殺されたというのに、泣き寝入りの最後だなんて。
ちやはがまひろに、父が任官したら弾くと約束していた琵琶もきっと聞けずじまいだったのでしょうね。


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?